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時間管理よりも重要なこと 後半戦

はい

では早速後半戦をスタートさせていきます。

・1日3食ではなく、1日5食
3食をどかっと食べるのではなく、必要なときに必要な量だけ食べるようにします。もちろん、朝、昼、夜と食事をするのですが、それぞれの量を減らし、食事の間に軽いものを口に入れるようにします。

・GI値(グリセミック・インデックス)
GI値が高い食べ物は、一気にエネルギー源になるものの、すぐに消費してしまいます。逆に低いものはエネルギーの持続力があります。もちろんオススメなのはGI値が低い食べ物です。
こちらがGI値の参考になります。
http://www7.plala.or.jp/pon31/gi.html

・水を1日2リットル取ること
人間がとるべき水の量は、1日2リットルだそうです。実際試してみるとわかりますが、これを飲もうとすると結構な量です。ほとんどの人は喉が渇いたという状態にならない限り、水を飲むことがありません。普通に生活しているだけだと500ミリくらいしか飲まないでしょう。しかし、この喉が渇いたという感覚は、体が水を欲している状態とはあまり関係がないそうです。つまり、喉が渇いたときにだけ水を飲んでいては、まったく量が足りないということです。昔の人たちは水をそのまま飲む以外に、フルーツや野菜から水分を摂っていました。しかし現在ではほとんどが加工品であるために、食べ物からだけでは、充分な水が摂取できないのです。

2. 情動のエネルギー
情動とは感情とも言い表すことが出来ます。情動のエネルギーを消費するのは、ネガティブな情動です。怒り、自信喪失、不安、短気、批判的、これらのネガティブな情動はもっともエネルギーを消費するものだということです。

ただし、これらの情動は全て排除できるものではないため、相反する情動を受け入れることが必要だといいます。これは自制心と自由奔放さ、情熱的な気持ちと冷静な気持ち、注意深さと大胆さのように正反対となる感情のバランスを取ることです。エネルギーを無駄に消費してしまうのは、これらのどちらかの感情に偏りすぎてしまっているときです。

3. 頭脳のエネルギー
頭脳のエネルギーは、目の前にある仕事に集中することに役立ちます。頭脳のエネルギーでもっとも重要なのは、定期的な休息を与えるということです。私たちは肉体には休息が必要なことを感覚で知っていますが、頭脳にも休息が必要だとは思っていないことがほとんどです。しかし、頭脳は人体が消費する酸素の25%を使うといわれているほど、エネルギー消費の激しい器官なのです。

頭脳に休息が必要な実例として典型的なのは、創造力です。「ダ・ヴィンチになる 創造的能力を開発する7つの法則」という書籍には、“とびきりのアイデアを思いついたとき、あなたはどこにいましたか?”という質問を数千人に投げかけた答えが載っているそうです。一番多かった答えは、“シャワーを浴びていた”、“散歩をしていた”などであり、“仕事中だった”と答えた人はゼロに等しかったそうです。

これは脳が緊張感に覆われた状態だと、創造力が圧倒的に低下するということを示しています。逆に睡眠をとる、運動をするなど、脳の休息をとることによって、創造力が活性化されます。

4. 精神のエネルギー
精神のエネルギーはもっとも理解しにくいものかも知れませんが、もっとも重要なエネルギーとされています。精神のエネルギーを管理するために重要なことは、自分が一番大事に思う価値基準を理解することです。自分が何に価値を置いているのかは、以下のような質問に答えることによって知ることが出来ます。

・今、あなたは人生の終わりを迎えているとします。あなたが人生で学んだもっとも大事なこと(子供たちに伝えたいこと)を3つ挙げてください。また、なぜその3つを大事だと思うのか理由を挙げてください。

・あなたが心から尊敬する人は誰ですか?その人について、もっとも素晴らしいと思う点を3つ挙げてください。

・自分のいいところを100%発揮しているときのあなたは、どんな人ですか?

・人生におけるあなたの真の姿が墓石に一文で刻み込まれるとしたら、あなたはどんな文章が刻まれることを期待しますか?


ここで得られた価値基準は、自分が自分のエネルギーをどこに注ぐのか?その行動の方向性を決定付けるものです。たとえば、約束を守ること、他人を気遣うこと、公平さ、ユーモア、正直さなどが価値基準になります。

さて、これらのエネルギーを理解したうえで、行動を起こしていくことになるわけですが、ここで重要なのが、“儀式”です。“儀式”とはあなたが最高のパフォーマンスを生み出すときに行う決まった行動のことです。

これもスポーツ選手を見てみるとわかるでしょう。よく言われるのは野球選手です。バッターボックスに立つとき、選手はそれぞれ自分オリジナルのちょっとした動作を行います。イチローであれば、バットを前に出し、袖をちょっと手繰り寄せる仕草などです。彼はこの儀式を行うことによって、エネルギーを管理しているのです。逆にエネルギーの管理が上手くいっていないときには、自然とその儀式が行われなくなるといいます。

私たちが起こしている行動のうち、本人が意識的に行っているのはわずか全体の5%に過ぎないそうです。逆に95%は無意識のうちに行っているか、外部からの要求に反応として引き起こされた行動であるのです。

ということは、私たちの人生の95%は無意識的な行動によって左右されてしまっているということです。ちょっと怖い感じがしませんか?いくらノウハウを学んでも、成功哲学を学んでも、そこから学んだことによって起こした行動は、全体の5%でしかないのです。いくら学んでも人生が変わらない人が多いのも頷けることでしょう。
続けて考えてみると、

無意識のうちの行っている行動(私たちはこれを習慣と呼んでいます。)の中に、いかにして目標に向かう行動を組み込むか?

がとても重要になってくるのです。

そしてそのきっかけになるのが“儀式”です。どんな儀式が有効なのかはその人によって異なります。トニーが生産性を上げるための儀式として例を挙げているのは、以下のようなことがあります。

・仕事は90分毎に休憩を取る

・通勤途中に1日の心の準備をする。その日におこなうことをポジティブなイメージでシミュレーションしておく

・毎日オフィスを午後6時半には出る

このような儀式は最初は実行が難しいかも知れませんが、意識して行うことによって、段々と無意識の状態で出来るようになっていきます。そして習慣化していき、最終的には、習慣的に生産性を上げることが出来るという理想の状態になっていくのです。

さて、なぜ今回このエネルギー管理をご紹介したかというと、私自身がこの手法によって大きな変化を得たからです。起業家にとって生産性が上がるということは、それだけ売上が立つスピードが速くなる=収入が増えることを意味します。ぜひあなたも独自の儀式を作って4つのエネルギーを上手く管理してみることをオススメします。

なお、このテーマについてより詳しく知りたい方は、トニーの書籍が翻訳されて出ていますのでそちらをご参照ください。タイトルは、「成功と幸せのための4つのエネルギー管理術―メンタル・タフネス」です。

ここまでとなりますが、肉体の進化というべき内容だったという印象です。
健康というのを、自分の体というものをしっかり整えておくことはビジネスマンである以上大事だし意識して生きていかないといけないと改めて考えさせられる内容となりました。

では!

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