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時間管理よりも重要なこと 前半戦

はい

今回も勉強になる、今でも活用している考えの元になってる記事をシェアしていこうと思います。

世の中には時間管理のノウハウはたくさん出ています。それだけ多くの人が時間管理の必要性を認識し、より効率的/効果的に時間を使いたいと考えているということになります。しかし、最近の海外のトレンドは、時間管理ではありません。時間を管理するだけでは解決できない問題が多数ありすぎるのです。

そこで必要とされるのが、エネルギー管理です。

エネルギーとは人間の行動の原動力となるもの。実はエネルギーを管理することが時間管理よりも重要だと考えられてきているのです。

エネルギー管理というと、摂取カロリーを管理して体調を整えることくらいしか思い浮かばないかも知れませんが、それだけではありません。エネルギーを理解し、活用することによって、以下のようなことが可能になるのです。

・より短い時間でより多くのことを達成できるようになる
・自分の本当にやりたいことが見つかる。
・朝気持ちよく起きることが出来、家に帰るときにも朝と同じくらい元気な状態でいられる。
・組織で働いているのであれば、組織全体が活性化し、業績向上につながる。

時間は誰しも有限なので、管理するには限度があります。しかしエネルギーは内から湧き出るものなので、無限に拡張させることが出来るのです。たとえばあなたが何かのプロジェクトを行っているとします。問題はあなたがそのプロジェクトにどれだけの時間を割くことが出来るかではなく、そのプロジェクトに割いた時間内で、いかに効果的な結果を出すかなのです。

これがどれだけ重要なことかは、あなた自身の生活を振り返ってみればわかるでしょう。誰しも暇で暇で時間が有り余っている人はいません。限られた時間の中でどれだけ多くのことを成し遂げるかが重要なのです。あなたが副業をしているのであれば、本業の空き時間にどれだけのことを出来るか?起業家や経営者であれば尚更やることがたくさんあるわけですから、自分にとって何がもっとも重要なのか、そしてそれをどうやって効果的に行うかがビジネスを左右します。

会社勤めしている方は、周りを見渡せばエネルギー管理を上手く行っている人と、そうでない人を直ぐに見つけることが出来るでしょう。上手く出来てない人は、毎日のように残業し、いつも疲れた表情をしている。一方上手く出来ている人は何でも短時間で終わらせることが出来、プライベートと仕事を両立させています。

エネルギー管理をよく理解するには、スポーツ選手を思い浮かべると良いかも知れません。スポーツ選手は何ヶ月も準備し、本番でその力を一気に爆発させます。本番で一番のパフォーマンスを発揮できるようにエネルギーを管理しているのです。

実はビジネスマンはスポーツ選手よりも過酷な状況に置かれているともいえるそうです。なぜならば、スポーツ選手は本番の数十秒やせいぜい数時間だけに最高のパフォーマンスを出せば良いわけですが、ビジネスマンは一日8時間、毎日最高のパフォーマンスを出すことが求められているからです。

だから本当はビジネスマンはスポーツ選手と同様に、エネルギー管理を学ぶ必要があります。今日はこのエネルギー管理の権威である、Tony Schwarz(トニー・シュワルツ)氏のFull Engagement(フルエンゲージメント)というコンセプトをご紹介しましょう。

トニーによると、フルエンゲージメントとは、

・朝は意欲に燃えて出社し、夕方には同じく幸せな気持ちで家庭を目指せること
・仕事と家庭の間にはっきりした境界線を引くことが出来ること
・何をするときでも夢中で没頭できること

このような状態を意味します。常にフルエンゲージメントの状態でいることができれば、同じ時間を使ったとしても、全く異なる結果が生まれてくるのです。


フルエンゲージメントのルール

ルール1 頭を切り替える
フルエンゲージメントの状態になるには、これまでの“長時間働き続けることが最高の結果をもたらす”という考え方を改める必要があります。以下は新しい考え方の例です。

時間の管理が大切 → エネルギーの管理が大切
ストレスは避けるほうがいい → ストレスがあってこそ成長できる
人生はマラソン → 人生は短距離走の繰り返し
休憩は時間の無駄 → 休憩は活力の元


ルール2. 4つのエネルギー
トニーによると、“エネルギーには肉体、情動(感情)、頭脳、精神の4つがあり、そのバランスを取らなければいけない。また、すべての土台になるのは肉体のエネルギーであり、もっとも重要なのは精神のエネルギーである。“のだそうです。エネルギーと聞いてぱっと思い浮かぶのは肉体のエネルギーですが、それをベースにして他のエネルギーのバランスをとらないといけません。


ルール3. 消費と回復
現代人のほとんどは、エネルギーを消費し続けることしかしていません。だから夜が近づくにつれて疲れきってきます。これはマラソン選手とスプリント選手の違いと似ています。マラソン選手は長時間にわたって少しずつエネルギーを消費させますが、スプリント選手は短時間でエネルギーの消費と回復を繰り返します。ビジネスにおいては、ほとんどの人がマラソン型のエネルギー管理をしていますが、実はスプリント型の方が長期的に高い結果を生み出すのです。

1. 肉体のエネルギー
肉体のエネルギーはすべてのエネルギーの土台になります。すなわちここが崩れるとすべてのエネルギーが発揮できないということです。肉体のエネルギーは単にカロリーをコントロールするだけではダメです。睡眠を良くとること(理想は7-8時間)、運動することなどもそうですが、もっとも重要なのは、食べることについてです。

・一日3食ではなく、一日5食
食べ物を消化することは、非常に多くのエネルギーを消費します。良くご飯を食べた後に眠くなることがありますが、これは消化にエネルギーを取られすぎているためです。本来仕事に費やすエネルギーを消化に取られてしまっているわけです。満腹のときや空腹のときには仕事に集中できないことはあなたも実感済みだと思います。だから常に高いエネルギーを発揮するには、なるべく消化の負荷を軽減しないといけません。

一般的な人の場合、最高のパフォーマンスを発揮できるのは、少し空腹を感じるくらいの状態だそうです。これには人類の歴史に基づいた理由があります。人類全体が狩猟民族だったときから近代に至るまで、私たちは飢餓の時代は経験したことがあるものの、飽食の時代は経験していないのです。だから人間の体は多少の飢餓には耐えうる構造になっているというわけです。しかし現在の日本は明らかに飽食の社会になっています。手を伸ばせばすぐに食べ物が見つかるのです。ということは、私たちは本来の体の構造にそぐわない状態で生きているということになります。だから私たち本来の能力を発揮するには、あえて食事の量を抑え、飢餓の状態を意識的に生み出す必要があるということです。

今回はここまでとして続きがまだありますのでまた次回展開していければと思います。

では!

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