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自分のギアを使った初めてのキャンプ | FIRST CAMP WITH MY GEAR

2021年の5月29-30日に行ったキャンプについてご紹介します。
タイトルにもある通り、今回は自身の道具を最低限揃えてから初となるキャンプでした。小学生の頃に行ったキャンプを除けば、2020年の10月に行ったキャンプが、大人になってからまともに行った唯一のキャンプでしたが、この時は殆どの道具を、キャンプに精通した友人が用意してくれたので、今回のキャンプが初心者としてのデビュー戦だと考えています

今回のキャンプの雰囲気をまとめた動画も、記事の一番下に貼っておりますので、よろしければそちらも併せてご覧ください。

フィールド情報

今回のフィールドは山梨県にある道志の森キャンプ場。道志川の支流である三ヶ頼川に沿ってフリーサイトが点在するキャンプ場で、川沿い以外にも林間のサイトや大きな人口の池のような“プール”のあるサイトもあり、夏に楽しめそうなフィールドでした。私たちは7人で川沿いにあるサイトをお借りしました。

都内を7:30頃に出発して、9:00頃に途中にあるスーパーオギノで買い物をし、10:00にキャンプ場に着くようなスケジュール感で向かうと、好きなサイトが選びやすそうだと言うことで向かっていましたが、途中で道を間違えたことで、到着が13:00前になってしまいました。しかしそれが幸いしたのか、ちょうど前日に宿泊されていた方々がフィールドを後にするタイミングと重なったことで、上手くいい場所に入れ違いで滑り込むことができました。

ちなみにスマホはdocomo回線を使用するiPhoneを使用していますが、基本的には圏外で、唯一管理棟の付近のみでWi-Fiを拾うことが出来ました。auやSoftbank回線の友人は普通にネットが使えていたようでした。

服装

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5月末でしたが夏の暑さとは無縁で過ごしやすい気候でした。基本は長袖で、暑くなったら半袖になれる組み合わせで、一番外に来る服の素材はコットン100%にする事で、焚き火の火の粉が飛んできても穴が開きにくいようにしています。雨も降らないとの事だったのでその辺も意識せず、以下のような組み合わせで臨みました。

・インナー

UNIQLOのエアリズムマイクロメッシュVネックT(半袖)を着用。汗が冷えると寒くなるので、メッシュ素材で速乾性を重視しました。

・トップス

こちらもUNIQLOのエアリズムコットンクルーネックT(半袖)。速乾性で選びました。

・アウター

LEVI’Sの507XXの復刻モデルです。これまで永らくLEVI’Sのデニム生地を作り続けていたコーンミルズ社のホワイトオーク工場が2017年に閉鎖になると聞いて、生地が変わってしまう前にと急いで購入したアイテムでした。(上記リンク先は恐らく生地変更後の新製品です。)


また、同時知ったばかりのカスタマイズサービス「Levi’s TAILOR SHOP」にお願いし、両胸の外から開け閉めしづらいボタンポケットに、裏地からアクセス出来るように切り目を入れ、内ポケット的な扱いができるようにしてもらいました。

すみません。LEVI’Sへの思い入れが出過ぎて少し脱線しましたね。

・パンツ

こちらもトップス同様LEVI’Sの501XX。1937年タイプの復刻モデルです。確か2007年頃、まだ大学生だった頃に購入した物で、こちらも先ほどの507XXと同じ頃にLevi’s TAILOR SHOPに持ち込み、太くて長すぎたシルエットを、テーパードがかったアングル丈にリサイズしてもらいました。

・ソックス

UNIQLOの50色ソックスの赤です。露出する部分なのでダメージ対策で激安ソックスを選んでいます。

・シューズ

CONVERSEのオールスター ライト WR SL OXです。レインシューズなので水だけでなく汚れにも強くて便利ですが、楚材が化学素材なので火に近づけないように注意です。溶けます。

今回は木の下で直射日光も無かったので、日中から夜までアウターを脱ぐ事もなく、同じ服装で過ごせました。就寝時は下着のみでシュラフに入っても十分な暖かさを感じたまま眠ることができました。


揃えた道具

事前にフェス用などで買い揃えていたものも含みますが、今回のキャンプに持参した主なキャンプ道具を、寝床周りと焚き火周りでそれぞれまとめて紹介します。

寝床周り
・テント

災害対策用に買っていたAIDFFの着るテントを使用しました。その名の通り、防水ジャケットとして着ることができる形状のテントで、難民の生活環境向上を目的として作られたそうで、売上の一部は難民の支援にドネーションされるのだとか。コンセプトやブランド姿勢は素晴らしいのですが、キャンプで使用するテントという点で言えば、173cmの自身が寝るには少し狭かったというのが正直な感想です。テントの中で対角線上に寝転がり、頭と足先がそれぞれちょうどテントの角に接するくらいのサイズ感でした。マットの上に置いたシュラフで寝ましたが、コットが置ける余裕はなかったです。ただ寝心地としては大きな不快感はありませんでした。

・ハンマー


テントを地面に固定する為のペグを打つハンマーは、軽量さを重視してMSRのステイクハンマーにしました。

・ペグ

軽いペグは地面の中にある大きな石などに当たると、硬さで負けて曲がってしまう事があるらしく、お薦めされた丈夫で安いエリッゼの鍛造ペグを使いました。

・シュラフ(寝袋)

着たまま歩けるコールマンのコルネットストレッチ2を買いました。スペック的にはこれで春夏秋の3シーズンいけるのだそう。5月末だったので、使用下限温度0℃以上のこのシュラフで余裕でした。

・マット

アマゾンの評価と価格のバランスでMoon Lenceのエアーマットを選びました。

・枕

ネットで評価の高かったSea to SummitのAerosプレミアムピローを買いましたが、頭にフィットしてかなり快適でした。

・ライト

ソーラーで充電できてかなり薄く折り畳めるCARRY THE SUNを、ベッドの中で就寝前に少し手元を照らすのに使用しました。

焚き火周り
・椅子

焚き火における座面の高さのベストが分からなかったので、調整のきくコールマンのツーウェイキャプテンチェアを持っていました。大きなテーブルのない、焚き火を囲むキャンプでは、低い方の高さ設定で丁度よく、座り心地も問題なかったのですが、収納サイズが大きいのが少し難点で、車を持っておらず、友人の車までハンドキャリーで向かわなければいけない私の場合は適していないなと感じました。

そこで極小サイズのHelinoxのタクティカルチェアミニを買いました。こちらはコンパクトで持ち運びはとても楽だったんですが、長時間座るにはきつかったです。

・コンロ

まだ焚き火台の購入までは至らず、手始めにコンパクトなガスコンロを手元に用意することにしました。SOTOのレギュレーターストーブ FUSION ST-330はコンパクトで持ち運びやすかったです。着火レバーの操作に若干コツがいるので、事前に自宅などで試しておくといいかもしれません。

・カトラリー

見た目とコンパクトさが魅力的なOutleryのカトラリーセットを用意しました。十徳ナイフのように持ち手部分からスプーン・フォークが飛び出るタイプのカトラリーを持っていたのですが、スプーンを使う際はフォークをしまい、フォークを使用する際はスプーンをしまうという使い方が煩わしかったので、全てが独立しているタイプがいいなと思いこれを選びました。

・クッカー(食器)

スノーピークのアルミパーソナルクッカーセットステンレス真空マグを買いました。軽くてコンパクトなクッカーも保温・保冷性の高い真空マグもよかったのですが、荷物をよりコンパクトにする“スタッキング(積重ねてコンパクトにする手法)”性を考えると、クッカーの中にマグがピッタリ入るという計算をしたくなります。上記組み合わせでも重なるのですが、マグの高さが高く、重ねたクッカーが浮いてしまうのが難点でした。

・コーヒーメーカー

自宅では豆から挽いてコーヒーを飲んでいるのですが、キャンプでもそれが出来る、なるべくコンパクトなアイテムを探したところ、マクロスのオールインワンコーヒーメーカーを見つけたので買って持っていきました。USB給電で充電しておくことで自動で豆が挽ける(しかも5段階の荒さ選択も可能)上、保温カップやフィルターもオールインワンでスタッキングされるコンパクト設計でとても便利でした。

・鉄板

とにかく“マイ肉”を焼いて食べたかったので、ダイソーのミニ鉄板を買って持っていきました。これはどの鉄板でも同じですが、買ったまま使えるわけではなく、シーズニングという、身体に悪い錆止めを洗い流して、代わりに油の膜を張って、食品を乗せられる状態でありつつ錆止め機能も持たせる作業が必要ですので、これも事前に自宅で準備しておくことが大切です。

「道具を最低限揃えてから初となるキャンプ」と言いはしましたが、焚き火台やナイフなど、揃っていない道具もまだまだこの時点では多いです。「実際に経験者と同行しない状態でキャンプを始める際に必要な道具が全て知りたいのに!」という方は、過去にまとめたこちら↓の記事でご確認ください。

やったこと

キャンプに行くまでは、キャンプ場でどう時間を過ごすのかの実感もあまりありませんでしたが、今回は以下のような事を楽しみました。

とにかく飲み食い

キャンプ中は常に椅子に座って何かを飲み食いしていたような気がします。自身の鉄板で肉も焼き続けていましたし、みんなで囲んでいるメインの焚き火でも、イカやアスパラを焼いたり、同行した友人2人がそれぞれ事前にスパイスから仕込んでくれたお手製カレー(激うま)を食べ比べたりと、とても贅沢な食事を楽しむことができました。

スイカ割り

スイカは砂浜で割るものだと思い込んでいましたが、キャンプでも楽しめるんですね。冷たい水の流れる川で冷やしたスイカを割って食べるという、夏っぽさ全開の遊びをしました。

シャボン玉

誰がどこから取り出したのかわかりませんが、気づいたら数人がシャボン玉を飛ばしまくっていました。バブリー。

シーシャ

シーシャを持参してきてくれた友人がいたので、日が暮れた後にみんなで回して吸いました。都心でやるような事でも、環境を変えて自然の中でやるというだけでも、また違った趣があるなと感じました。

マイ焚き火

全てを片付け、後は寝るだけ。という時間になってから、個々で自分の火を起こして育てる(大きくして燃やし続ける)という謎の時間が始まりました。私も自身でナイフと火打ち石を使って火を起こしてみたいという欲があったので、友人に教わりながら練習していました。燃える火を無言で見ていると瞑想に近いリラックス感がありました。

帰りの寄り道

キャンプの帰り道、近くの温泉で汚れと疲れを洗い流しました。自然の中でのサバイバル生活から、都会の文明生活に切り替える儀式的な感じがあり、かなり気持ちよかったです。道志の森キャンプ場の近くにあるより道の湯というところにお邪魔しましたが、設備も綺麗でかなりよかったです。

今回の様子を動画で

自分のギアを使った初めてのキャンプはこんな感じでした。noteでは細かい情報やギアの購入先などを紹介していますが、キャンプ当日の雰囲気は別途YouTubeで公開していますので、ぜひそちらもご覧いただければと思います。

それでは次のキャンプの紹介もお楽しみに。

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