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初心者による初心者の為のキャンプのはじめ方

はじめに

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元々潔癖気味で、日光の下で汗をかいたり土臭いことをするのは、大人になってからは避けてきた私ですが、コロナの影響もあり、都心を離れた場所でゆったりと過ごす趣味が流行り出した世間の潮流と同じくして、釣りやキャンプに行くようになりました。とはいえまだまだ駆け出しの初心者。基本的には超経験者のキャンパー友だちに誘ってもらい着いて行っているようなレベル感です。

その上で、基礎知識としてのキャンプの種類やそのはじめ方、必要な物などを、“自身はこうした”という体験を元にまとめました。物に関しては極力買ったものを全てリンク付きで紹介しているので、何を買えばいいかわからない人がそのまま真似できるようにしてあります。

基本スペック
・小学校の頃に親に連れられてキャンプに行った記憶がギリあるレベル
・都内で一人暮らし
・土日休み
・車なし
・普段料理をしないので調理スキル無し

現時点でのキャンプの経験・価値観
・2020年10月と2021年1月、5月の計3回
・自然の中でなるべく文明に頼らず過ごしたい
・一人より、知り合いと一緒に行きたいが、焚き火を一人で眺めるのも好き
・鉄板で肉を焼いて食べたい

キャンプの種類

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そもそもキャンプと一口に言えど、様々な種類があるようです。過ごし方や移動手段、人数や泊まる場所など様々な用意で分類されているので、切り口別にご紹介します。

泊まるか泊まらないか?

宿泊せずに日中に撤収するのがデイキャンプ。
夜を越す必要がないので、寝袋やテントなどの道具がなくても、ピクニック感覚で楽しめる入門編です。
それ以外のキャンプは全て宿泊ありのものになります。

一人か複数か?
完全に一人でキャンプをするのがソロキャンプ。
それ以外は複数人でのキャンプになります。

何に泊まるか?
キャンプの一般的なイメージとしては、基本的に自身で張ったテントに泊まるという状態を想像しますが、それに限りません。
元々常設されているテント状のものに泊まるものの総称がグランピング。
そのテント状のものの例として、ティピーと呼ばれる円柱状のインディアンテントや、丈夫で広さもあり、場合によっては家具も置かれたサファリテント、居住空間を兼ね備えたトレーラーハウスなどがあります。自前のテントが無くても出来るので、初心者連れや子供がいる家族などに向いていると思います。

またさらにハードルの低いものとして、コテージやバンガローに泊まるという手段もありますが、日本キャンプ協会の作っているキャンプインストラクター用テキストによると、

自然環境のもとで、必要最小限の装備で生活したり宿泊したり活動したりすることをキャンプと呼びます。

だそうなので、個人的にはここまでくるとキャンプではないのではと思っています。

何で行くか?
車でキャンプ場に乗り入れ、そのまま車の横にテントを設営して行うキャンプをオートキャンプ、バイクや自転車で最小限の荷物を持ってキャンプ場に行くものをツーリングキャンプと言います。もちろん電車でアクセス可能な場所もあります。

と、いくつかの一般的なキャンプの種類をご紹介しましたが、自身は主に複数で行くオートキャンプメインで、過去3回はそれぞれ、友人のテント、ティピー、自前のテントで夜を過ごしました。

何からはじめる?

これだけの種類があるキャンプの中で、自分はどれから始めたらいいんだろう?と思われるかもしれませんが、まずは自分がどこまで楽しめて、どこまで道具を買い揃える気があるかもわからないと思うので、ステップを踏むのがいいと思います。

1.デイキャンプにいってみる
まずはキャンプ経験のある友人とデイキャンプに行き、火を起こしたりバーベキューをしたり、水遊びをしたり、何もしなかったりで、自然の中で遊ぶことが自分にとって楽しいか確かめましょう。汚れるし虫も居るしエアコンも無いからキツいな。など感じるようであれば、グランピングの方が向いているのかもしれません。

2.リソースと相談する
デイキャンプも楽しめたし、テントでも全然寝れそうだなと感じても、道具を一式買うにはそれなりにお金もかかります。保管のために場所を取るものもあります。車を運転できるか、それができる友人がいないと中々行きづらいです。そうなるとやはりグランピングやデイキャンプなど、極力道具が少ないキャンプの方が向いているかもしれません。

3.オートキャンプにいってみる
ここまでのステップを経て、道具も揃えて夜を越してみよう!と思えた人は、まずはオートキャンプに行ってみましょう。必要な道具は次の項目で紹介します。

4.最適化していく
普通のキャンプに慣れてきたら、道具のサイズ・重量ダウンや、クオリティアップ。また、キャンプ場でする事のレベルアップ(サウナするなど)をしていきましょう。コンパクトを極めて行くとツーリングキャンプや登山をしてのキャンプに行き着くかもしれません。

私は今、過去3回の経験を経て、足りなかった物、大きすぎた物などをチューニングするという意味で、4の段階にいると思います。

最低限必要なもの

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夜を越すキャンプに行く際、キャンプ経験者と同行したとしても、最低限自分で用意する必要があるものをまとめました。

私は車を持っていないので、車を持っている友人、もしくはレンタカーを借りてくれた友人ピックアップしてもらう為に電車移動をする必要があることから、基本的に「バックパック+片手で持てる荷物一つ」に収めるようにしています。実際この項目で紹介する持ち物も、「私は〜を買いました」と買いているものは、クーラーボックス以外全て、バックパック一つに納める(もしくは外付けして)います。

ファッション・ボディケア
基本的に経験者が居ようと、自身で必ず用意する必要があるものです。

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・大きめのカバン
この項目で紹介している荷物をもって行くためのカバンです。基本的に両手の空くバックパックがいいと思います。いろんなサイトで見る限り、50-60Lくらいの容量があれば充分みたいです。

ちなみに私は非常用持ち出し袋を用意するために買っていた、ガチミリタリーのタスマニアンタイガーのTrooper Pack V2 Plus 50Lを使っています。モールシステムのおかげで道具や拡張バッグを外付けできるので便利です。モールシステムを拡張するアイテムはこちら。外付けした拡張バッグはこれこれこれを使っています。

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・椅子
ずっと立ってうろうろしたり、地面に直に座るのであればいいですが、座ってボーっとしたり、焚き火を囲んで座りながらひたすら飲み食いするキャンプでは椅子は重要なアイテムです。

はじめに高さが調整できるのが魅力でコールマンのツーウェイキャプテンチェアを買ったのですが、収納サイズが大きく、車を持っていない身としてはなかなか厳しいので、持ち運びに特化した極小サイズのHelinox(ヘリノックス)のタクティカルチェアミニを買いました。こちらはコンパクトで持ち運びはとても楽ですが、長時間座るにはきつかったので、同じくHelinoxのタクティカルチェアのLサイズを買いました。バックパックに外付けできるサイズで便利です。

・着替え、洗面用具
川に入る場合も、現地でシャワーを浴びる場合も、帰りに銭湯に寄る場合もあるので、予定に合わせて着替えや歯ブラシなどを用意しておきましょう。特に汗をかかなくても焚き火の近くに居ると必ず煙臭くなります。焚き火の近くにいると火の粉が飛んできて化学繊維の服につくと、穴が開く場合があるので、綿の服で行くと安心です。また、急な雨が降る可能性がある季節であれば、防水の雨具もあると、傘を刺さずに作業ができて便利です。

ちなみに私は焚き火用のウェアの中でも、中に着込むものを変えることで、季節を跨いで使用でき、且つ防水防汚性もあるNANGAのタキビフィールドアノラックパーカーが気になっています。

また、お風呂用のタオルはCocoonのマイクロファイバータオルが、コンパクトで吸水性も高くておすすめです。

・応急キット
自然の中で様々なものを運んだり、道具を使ったりするので、怪我をする可能性も考慮し、絆創膏や消毒液などがあるといいと思います。

必要なものが一式揃ったファーストエイドキットが売られているので、防災用も兼ねて持っておくと便利です。

・ゴミ袋
必ずゴミが出ます。また、自身のテントの近くに都合よくゴミ箱がないケースがほとんどなので、大きめのゴミ袋を持参しましょう。

テーブル機能も兼ねつつ、最大6種のゴミ袋をセッティングして分別できる便利なステルスエックスというアイテムがおすすめです。これを作っているDODというブランドはコスパのよいアイデアプロダクトが多いので良ければチェックしてみてください。

・虫除け、日焼け止め
夏に虫や日焼けが気になる人は必要です。どちらもスプレータイプが手も汚れず、楽かなと思います。

私はミーファの日焼け止めを使っています。見た目も良く、使いやすく、香りの種類も多いのでおすすめです。虫除けはパフェクトポーションのアウトドアボディースプレーを使っています。自然由来成分がメインなので身体にも優しいです。

・防寒具
夏でも夜や明け方にはかなり寒くなることが多いので、長袖の服やブランケットなど、ちょっとした体温調節ができるものも必要です。

・モバイルバッテリー
スマホやスマートウォッチ、カメラなど、電源が無いことも多いキャンプ場で、翌日も電子機器を使うのであれば必要分のバッテリーの準備が必要です。

万が一に備え、太陽光でも蓄電でき、懐中電灯にもなるモバイルバッテリーを私は買いました。

就寝
デイキャンプ以外のキャンプでは、徹夜をしない限りは夜寝られる環境を作らなければいけず、大きなテントや寝具一式を持っている友人がいればいいですが、そうでなければ自前での用意が必要です。

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・テント
雨や風、寒さや日差し、虫や人の目線から、身体や荷物を守ります。◯人用という表記は最低限の広さを表しているので、一つのテントを使う人数+1-2人用の広さのものを選ぶと、荷物などをおいても余裕を持って寝ることができます。また、テントに付属していない場合、テントの床面を地面の汚れや水分から守るグラウンドシートや、テントを地面に固定する杭(ペグ)が必要です。ペグを打つペグハンマーは。同行者がいれば使い回せばいいと思います。テントの設営も初めてやるには難しかったりするので、個人的には広げるだけで完成するタイプのテントが楽でいいのかなと思います。

私は災害時のことを危惧して自宅に置いていた、AIDFFの着るテントがあったので、先日キャンプで初めて使ってみたのですが、173㎝の標準体型の成人男性が寝るには狭かったので、先日新たにハンモックになるテントであるKAMMOK SANDA2.0を入手しました。ペグハンマーは軽量さを重視してMSRのステイクハンマーを、ペグは丈夫で安いエリッゼ鍛造ペグを買いました。

・寝袋(シュラフ)
夏でも夜や明け方は寒いので、これがないと寒さで寝られなくなります。実施する季節やキャンプ場の気候に合わせて、最適な温度設定のものを選びましょう。商品に記載された「限界使用温度」は死なない程度の下限値なので、「快適使用温度温度」を目安に選びましょう。快適使用温度がキャンプをする環境の最低気温より-5℃以下になっているものを選んでおくと安心です。

私は着たまま歩けるコールマンのコルネットストレッチ2を買いました。スペック的にはこれで春夏秋の3シーズン行けそうなのですが、真冬のキャンプに備えてNANGA(ナンガ)のオーロラライト750DXを購入予定です。

・マット
寝袋の下に敷いて地面からの冷気から守ったり、クッション性を高めます。

自身はアマゾンの評価と価格のバランスでMoon Lenceのエアーマットを買いましたが、コンパクト性を求め、KLYMITのイナーシャXを検討中です。

・枕
使わない人も居ますが、私はあった方が快適なので使用しています。

ネットで評価の高かったSea to SummitのAerosプレミアム枕を買いましたが、頭にフィットしてかなり快適でした。

・コット
簡易ベッドのようなものです。マット同様、地面からの冷気から守り、寝心地も
格段によくなります。マットだけあれば不要な方もいますが、荷物になることが
大きな問題でない場合は、あるとさらに快眠できます。

マットと同様の基準でアマゾンでMoon Lenceアウトドアベッドを買いました。

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・ライト、ランタン
光源の少ないキャンプ場では、基本的に居座る場所の明るさは自分たちで確保する必要があります。特にみんなで集まる焚き火台の周りなどは1000ルーメン以上の明るさがあるランタンを選びましょう。
また、夏のキャンプの場合、自分たちのいる場所から少し離したところに一番明るいライトを一つ置いておくことで、そちらに夜の虫を集中させ、自分たちの方に寄ってこないようにするというテクニックもあります。

私はソーラーで充電できてかなり薄く折り畳めるCARRY THE SUNをテントの中用に。モバイルバッテリーにもなり、小型で光量がめちゃくち強いCLAYMORE ULTRA3.0を焚き火周り用に買いました。カメラ用の三脚でも立てられるというのが売りみたいですが、三脚との相性もあるようだったので、コンパクトで安くて丈夫なAhoritaランタンスタンドを買いました。

あると更に楽しくなるもの

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キャンプ経験者の同行者がいれば持ってきてもらえるかもしれないが、そうでない場合に自身で用意して行く必要があるものです。
キャンプ場に行って何もせずに寝て帰るだけという人は少ないと思うので、より現地での時間を楽しむ為にも必要なものを、行動別にまとめてみました。

焚き火
同行する経験者が持っていることが多いですが、そうでない場合は自身で
準備した方がいいものです。

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・焚き火台
キャンパーのマナー違反(燃えカスを処理せず帰る、木の根や芝生にダメージを与えてしまう、ゴミを燃やす 等)が散見されている事から、最近のキャンプ場は直火(地面で直接薪を組んで焚き火すること)がNGな場所が多いので、焚き火台は必ず用意しましょう。薪がくべやすいサイズ(45センチ以上)、網や五徳が付いていて、充分な耐荷重性があるか(料理をする場合)、灰が処理しやすいか、コンパクトになるかなどが選ぶポイントになると思います。特にコンパクト性で有名なのはピコグリルでしょうか。

私は少し変わり種ですが、焚き火台より少ない燃料で燃焼効率の高いロケットストーブとういうカテゴリーのものの中でもずば抜けてコンパクトでデザインもいい、イスラエルメーカーのVIRE STOVE(バイヤーストーブ)というものを買いました。

・焚き火シート
焚き火台の下に敷くことで、熱や火の粉から地面を守ります。上記と同様に、芝生や枯葉の多い場所ではマストです。

私はネットで評価の高かったCARBABYのスパッタシートというものを買いました。シリカコートされており、濡れや汚れに強く、水で簡単に洗える上、シリコン加工なのでこの手の商品にありがちな、触ってチクチクするということもない所が気に入ってこれにしました。

・着火用具
ライターやマッチと着火剤があれば簡単に火がつきます。
逆に火がないと何も始まりません。

私はバーナー系の風に強い炎が出るSOTOのマイクロトーチ ACTIVEを買いました。ちなみにこのマイクロトーチはガスがなくなるとガスボンベからガスを補填できます。焚き火と別でSOTOのレギュレーターストーブ FUSION ST-330という、カセットコンロのコンパクト版のような物も使っているので、これに使っているガスボンベが併用できて便利です。ちなみにこのレギュレーターストーブを使う際は、遮熱板テーブルも併せて使うと、吹きこぼれなどからガスボンべを守れ、また簡易的なテーブルとしても使えるので便利です。

ちなみにブッシュクラフト(自然の中にあるものとナイフで色々賄うこと。キャンプではライターやマッチを使わずに火を起こすことを指すことが多い。)を楽しみたいなら、ナイフや麻紐、火打ち石を揃えるのもいいと思います。

私もこのロマンに憧れてナイフを買いました。
モーラナイフという、キャンプ界では王道のスウェーデン発のブランドの、ガーバーグ サバイバルキットを買いました。刃の金属が持ち手の芯まで入っているフルタングという形状なので薪割りもしやすく、ナイフのケースに火打ち石もついているので、まさに火起こしに最適なナイフです。
また、万が一天候が悪く火がつきにくい時の為に、全天候型の着火剤。UCOのスウィートファイヤーを買いました。

・耐熱グローブ
燃えている薪に触る際に熱から守ってくれたり、薪のトゲから守ったり、鍋つかみにしたりと、あると何かと便利です。

ネットで評価の高かったLOGOSのBBQ耐熱レザーグローブを買いました。

・火バサミ
燃えている薪の位置調整に使います。

料理
出来合いのものを持ってきて食べる場合や、経験者が調理器具を持っている場合は不要なものも多いですが、自身で担当したい場合に必要なものです。

・カトラリー
使い捨ての割り箸やスプーンもありますが、環境的にもムード的にも、何度も使えてコンパクトに収納できる、キャンプ用のカトラリーを用意しましょう。

私は見た目とコンパクトさに惹かれOutleryのカトラリーセットを買いました。

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・食器(クッカー)
お皿や器になったりお湯を沸かしたり簡単な料理をしたりするのに、様々なサイズがセットになったクッカーがあると便利です。

私はスノーピークのアルミパーソナルクッカーセットステンレス真空マグを買いました。また、コーヒーが好きなので、豆を引いてドリップするところまでできるマクロスのオールインワンコーヒーメーカー カフェラベルと沸騰したお湯を注ぐための、クッカーに後付けできる注ぎ口も買いました。

・テーブル
料理やそれをよそった皿、コップなどを置いておく際に必要です。地面においてもいいのですが、やはりあったほうが快適です。高さが用途にマッチし、丈夫で収納性が高いものがいいと思います。

私は椅子に座った状態でも屈まずちょうどいい高さでものが取れる、snowlineのキューブバックパッカーズテーブルを買いました。

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・ウォータージャグ
キャンプ場では、テントを張る場所から水場までの距離があることがほとんどです。ちょっと手を濯ぎたい。ちょっとお湯を沸かしたい。地面に落としたカトラリーの砂を洗い流したい。など、水を使いたくなる場面は意外と多い為、近くに簡易的に水場が持てると安心です。

水を使う料理をしっかり作ったりする場合でも、一人なら4L分くらいの水が貯められればOKなようです。また、ポリウレタン製は水にプラスチックの匂いがつくので避けた方がいいそう。私は複数人で行く前提で、10L入るSea to Summit ウォーターセルXを買いました。

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・クーラーボックス
生鮮食品や冷たい飲料を持ち運ぶなら必須になります。ハードタイプやソフトタイプがあり、サイズ展開もさまざまなので、用途に合わせて最適なものを選んでください。

私は釣りで使っているSHIMANOのスぺ―ザベイシス350キャスターをキャンプでも使用想定です。

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・ナイフ、包丁、まな板
現場で食材を切って調理するなら必要です。汚れたり濡れたりするので、切れ味はいけど濡れに弱いカーボンスチールより、初心者のうちは濡れに強いステンレススチールものを選ぶといいと思います。

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・鉄板、スキレット、ダッチオーブン 等
焚き火の火にかけられる丈夫な調理器具があると、火を使ったさまざまな料理ができます。

100均のミニ鉄板バーナーで一人焼肉をするのも楽しいですが、焼き上がる肉の質を加味して、均等に熱の通る分厚めの鉄板もあるといいです。私はベルモントの極厚鉄板を買いました。肉を焼くなら熱くなりにくいBoundless Voyageのチタントングもオススメです。また、コスパも評価もよかったニトリのスキレットも買いました。これら鉄製品は、購入時に塗られている錆止め剤を落とし、錆止め、焼き付き止めの油膜をつくるシーズニングという下準備が必要です。ちなみにスキレットを入れるケースに、セリアのベジタブルストッカーという麻袋を使っていましたが、麻のカスがバッグにつくのが嫌で、ユニフレームのケースを買いました。

・お酒
量を飲むわけでは無いですが、キャンプファイヤーを観ながらウィスキーを呑みたくて、バーゴのチタン製スキットルを買いました。スキットルには主にステンレス、チタン、ピューター(錫)、樹脂がありますが、ステンレスは金属の匂いがお酒に付いてしまいますし、ピューターはイオン効果でお酒の不純物を取り除き味をまろやかにしてくれますが柔らかく高価で、樹脂は趣がないので、軽くて丈夫で金属の味も付かないチタンを選びました。


・食洗道具
使った食器は油や焦付きまみれになるので、片付ける前、できれば寝る前に洗っておけると、翌日快適です。また、使った側から水につけておき、あとで一気に運ぶことができる携帯型のシンク、SEA TO SUMMIT ウルトラSIL キッチンシンクのようなものもあると便利です。

洗面台はあっても洗剤やスポンジなどがない場所もあるので事前に確認しておきましょう。合成洗剤が禁止で、成分が石鹸のもののみOKなキャンプ場もあるので、自然に配慮したarau. アラウ 台所用せっけんのようなものや重曹を選ぶといいでしょう。ちなみにシーズニングした鉄板を合成洗剤で洗ってしまうと、油の膜が取れるので、再度シーズニングが必要となります。洗った食器はコールマン ハンギングドライネット2のようなドライネットで乾かしましょう。

その他快適に過ごす道具自然環境の中で少しでも快適度を上げる為にあると便利なものです。

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・タープ
屋根代わりの布です。日光や急な雨から身体や焚き火を守ることができます。

・ストーブ
真冬のキャンプの防寒対策にあると便利です。ストーブにも石油ストーブと薪ストーブがあるので、自身の趣向に合わせて選ぶといいと思います。

最新情報

キャンプを始めたての自身が書いた記事ですので、経験を重ねるごとに感じたことや必要なものが変わっていくこともあります。

以降のキャンプは、雰囲気を伝えるための動画でYouTubeに、併せて、各動画撮影時のキャンプにおけるフィールド情報や、新たに購入したものなどは今後のnoteに更新していきますので、是非そちらもご覧下さい。

さいごに

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初心者なりに情報をまとめてみると、意外と必要なものが多くなり驚きました。ハードルも高くて萎縮してしまうかもしれませんが、「最低限必要なもの」でご紹介したものは、低価格帯のものを買えば5万程度で揃いますし、調理器具周りなどは(普段料理をされる方なら)家で使っているものがそのまま使えたり、逆にキャンプ用として買ったものが、災害時の非常用持ち出しアイテムとして兼用できたりもします。また、最近では100均各社がキャンプ用品に力を入れており、椅子やテーブル、クッカーや着火剤、鉄板なども揃ってしまいます。

お金の話が長くなりましたが、キャンプで培った経験や道具の使い方で身につけたサバイバルスキルは、いざというときに役立つ、お金以上の財産になると思うので、ぜひ経験値をあげるため、キャンプに挑戦してみてもらえると幸いです。

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