障害者雇用枠の大変さ。
どうも。アラフィフおばちゃんです。
私は一般企業の「障害者雇用枠」で働いているのですが、私が働いている会社だけではないとは思いますが、「障害者」の評判がすこぶる悪い。
今はだいぶマシになってきたけれど、入社した当初は「障害者は本当は採用したくないけど、本社が障害者の採用を進めているから仕方なく受け入れている」というようなことを直接言われるのは当たり前で、「なんでそんなにわがままなの?」とか「どこまで会社にやってもらいたいの?」なんてことも言われました。
「合理的配慮」という概念がないままに、管理者たちも障害者について何も知識をつけることなく、本社から言われた人数だけ採用していったことによる弊害というか・・・
「障害者枠」があると謳っておきながら、実際には中の人間たちは全く障害者に理解を示そうともしなければ、「採用してやってる」という目線でしか対応してもらえませんでした。
確かに、同じ障害者の私が言うのは良くないのかもしれませんが、「障害者雇用枠」での採用とはいえこの人はちょっと・・・と言う人が多かったのも事実です。
仕事ができないだけにとどまらず、社内の規則が守れない。会社のPCを私的に利用する等、確かに管理者が頭を抱えるような人たちもたくさんいるのも事実です。
PCで文字入力が出来ないのに入社してきた方とかもいましたね。
こういう方々は、一般企業での就労は難しいです。一般企業で働きたいと思ったら、PCスキルは最低限ないといけません。また電話対応が業務に含まれているかいないかに関わらず、勤怠の件で会社に電話をすることなども多いので最低限の電話対応のスキルも必要です。
私は一時期「就労支援」を受けていたことがあるのですが、私の通っていたところは、とりあえず「挨拶」だけを徹底的に仕込んでなんとなく第一印象を良くしておいて、一般企業に入り込ませるという手段を取っていて、「就労支援」から「定着支援」に移行する際に、会社側から「あの事業所は信用できないから他のところにしてもらいたい」と言われました。
※全国規模の就労支援所です。
まぁ、就労支援センターも実績のためだけに「はりぼて」の障害者を送り込むこともあり、そういうことが続くとどんどん「障害者雇用枠」で働いている人間の評価が落ちていきます。
私は今の会社で5年間かけてやっと健常の方と肩を並べられるスキルと信用を手に入れたのに、先日同じ部署にいる「障害者雇用枠」の方が就業時間中にパニックになったようで、突然椅子から転げ落ちて耳まで真っ赤にしてうなり始めたせいで、私のほうが影響を受けてしまい仕事に集中できなくなってしまいました。
本人は休憩室で休んだ後に、何事もなかったように戻ってきて違うジョブを与えられて結局最後まで働いたようですが。
私は、一般企業採用でそこまで自我を抑えきれない人を見たのが初めてだったので、物凄くショックを受けてしまい会社に行くことに恐怖を抱くようになってしまいました。
今は出勤前に安定剤が欠かせない状態です。今の仕事場を離れない限りこの状態は続くのだと思いますが、せっかく自分のスキルが認められるようになってきたので今の会社を辞めるのはもったいないと言う気持ちもありますし、暴れた人が居座って私が辞めるのもおかしな話なんじゃ・・・という気持ちもあります。
今の会社で得たスキルがあれば、他の会社に「障害者雇用枠」で応募してもおそらく採用されるとは思いますが、何故私が自己防衛のためにそこまでしなくてはいけないんだろう?
採用当時のたくさんの酷い言葉や、扱いに対して時に休職に追い込まれながらもここまで頑張ってきたのに。
なんだか、今までの頑張りが全て無駄になってしまったようですごくしんどいです。
障害者の敵が障害者って・・・健常の人からも結構きつく当たられることも多いのに、周りは敵ばかりです。
好きで障害者になったわけでもなく、ちゃんと周りに迷惑をかけないように定期的にカウンセリングを受けて、通院もし数え切れないほどの薬を服用して頑張ってるのにな・・・
切ないです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?