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千葉ロッテファンが、ベイスターズ・野球を通して”おうち時間”について考えてみた【Next Ball Park Meeting】

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横浜DeNAベイスターズが運営するコワーキングスペース・Creative Sports Lab主催のイベント『Next Ball Park Meeting - 野球を楽しむ #うちで過ごそう アイデア会議』に参加しました。

新型コロナウイルス感染症の影響により、今後が全く見通せない今。
野球を通し、自宅で出来ることはいったい何か?考えてみました。

私は、千葉ロッテファンです。
それもあって普段はパ・リーグの試合をよく見るのですが、現神奈川県在住であること、数年前ベイスターズで学生インターンに参加していたこともあり、ベイスターズの試合もよく観戦します。
ちなみに今永投手・伊藤光選手・柴田選手の大ファンだったり、お兄ちゃん(※千葉ロッテ・東妻投手)繋がりで、東妻選手は高校時代からファンだったりします。めっちゃ余談ですね。
そのご縁もあり、今回イベントに参加してみました。

それにしても、ベイスターズは毎度楽しい企画をしていらっしゃる。


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今、私たちが出来ていないこと


現在の状況下で、私たちが出来ていないことはなんでしょうか。

私が思いついたのは、
・現地観戦する臨場感
・時間、感動の共有
・大声を出して発散できる環境
・もはやスポーツがあることが日常
でした。

オープン戦から無観客試合が続き、スタジアム観戦からかなり遠ざかっている今、一番感じていることは「日常の喪失」です。

仕事を早く切り上げてスタジアムへ駆けつける。
帰りの電車で中継観戦しながら、退屈な通勤時間を有意義に。
残業を終えたら応援しているチームが勝っていて、ひとりガッツポーズ。
帰宅し、おうちで中継(ないしはスポーツニュース)をつまみに晩酌。

スポーツが好きな人は、きっと日々のルーティーンになっているはず。
私自身試合の中継予定に合わせて日々の予定を組み、スポーツを見るために毎日仕事を頑張り(仕事もスポーツ関係ではありますが)、という毎日でした。

特に私はスタジアムや練習場で写真を撮ることがライフワークのひとつですし、「現地に行けないと、生活リズムがこんなにも崩れるものか」と驚いています。


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今、私たちが出来ていること


逆に、今この状況だから出来ていること・ファンが享受出来ていることもあります。

このように厳しい状況下ではありますが、各チームはそれぞれ工夫して発信をしています。

YouTubeを活用し、練習の裏側に密着した動画を制作する球団。
Instagram等のSNSを活用し、ライブ配信や質問コーナーを開催する球団。

選手発信だと「熱男リレー」が野球以外のスポーツや著名人にまで波及しました。
他にも、この期間にファンと交流する手段を持とうと、個人のSNSを立ち上げた選手もいらっしゃいますね。
本当にありがたいことです。

今回このイベントを主宰したベイスターズでは、YouTubeで「突撃!ヤスアキマイク」と題し、山﨑康晃投手が選手にインタビューした動画を配信したり(めちゃくちゃ面白いので、シーズンが始まっても不定期でやってほしい)、公式サイトで選手のリレーコラムを配信したり。
STAY HOMEを呼びかける動画では、レギュラークラスの選手だけでなく新人選手も登場していますよね。

過去試合のプレイバック配信をしている球団もあります。

その中で、私が特にいいと感じたのが、千葉ロッテのYouTubeライブ配信です。

千葉ロッテマリーンズではMarines Watch Partyと題して、過去の試合をYouTube Liveで配信する取り組みをはじめました。

この配信、過去試合を流すだけではありません。

ライブと連動してTwitterハッシュタグの運用。
さらに放送途中で差し込まれる画面をスクリーンショットしてツイートすると抽選でサインボールが当たる!と至れり尽くせりな企画です。

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それに加え、放送する試合もファンの投票で決定します。
贔屓球団であることを差し引いても、かなりホスピタリティが高いなと思います。

TV放送で過去試合や特別番組の放送をやっている球団も複数ありますが、私はYouTubeでライブ配信することに大きなメリットを感じています。
それは、
・無料で誰でも視聴可能であること
・テレビを持っていなくても視聴できること
・アーカイブが残ること
です。

これをきっかけに試合を見てくれる人もいるかもしれませんし、アーカイブがあることによって今後興味を持った方が試合を見てくれるきっかけになるかもしれません。

また、視聴ハードルが低いため、多くのファンと「一緒に試合を見るワクワク感」の擬似体験が出来ています。

これは「今だからできること」ではないでしょうか。

そして、試合を見る楽しみをファン同士共有するだけではありません。
試合がない今、私の生活リズムを確保してくれているのが、このWatch Partyです。

週末は散歩がてら近くのコンビニでお酒とおつまみを仕入れ(もちろん空いている時間を狙って)、パソコンの前でYouTubeを点けて待機。
これが、試合のない期間新しいルーティーンになりました。

在宅勤務が長く続き、生活のメリハリがつかないため、私自身かなり曜日感覚がなくなってきています。
そんな状況のもと、毎週末のライブ配信で「週末が来た」と生活リズムを取り戻しています。

企画が動いたきっかけは「非常事態でシーズンが開幕出来ない」というマイナス要素ですが、チームの応援方法に新たな選択肢が増えたことは、むしろプラス要素なのではないでしょうか。

今は、何らかの形でこの特別な共有体験が今後も続いてくれたらいいのにな、と思っています。


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『うちで過ごす』アイデア


アイデア企画会議の中で、私が考えたことがいくつかあります。

本編中出ていた意見の中で、
・観戦仲間と同じ試合空間を共有できるサービス
・有料購入できるスタジアム座席特設カメラ映像の配信
など、無観客でデジタルだから可能なサービス提供はとても新しいなと思いました。

私が個人的に欲しいのは、
・オンラインボイスチャット観戦ルームの提供
・プレイバック配信と選手副音声
です。

オンラインゲームをやられる方たちのように、デジタル上で同じ観戦空間を共有できればいいな、と思います。
遠くにお住まいの家族・友人とも、野球観戦を通して交流を深められるのではないでしょうか。

また、プレイバック配信と同時に選手による副音声解説(もしくはSNSでのリアルタイム解説)があれば、生観戦とは違った楽しみ方が出来そうです。
シーズンが始まってしまうと試合を見ながら選手の声を聞ける機会はなくなってしまいますし、逆にこの状況を逆手に取ったファンとの交流が生まれたらいいのにな…と考えてみたり。
TVKでベイスターズの試合がプレイバック放送されていましたし、放送と同時に選手からのリアクションがあれば楽しそうです。


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これから、出来るようになってほしいこと


今回のイベントを通して感じたことは、「デジタルだから出来ること」の有効性です。

このイベントはYouTube Liveでの配信でしたが、本編のトーク中もチャット欄で参加者同士議論できたり、相手の発言タイミングをして誰かが一歩引くことなく意見を言い合っていました。
その場にいないからこそ、双方向型でトークを詰めていくことが可能だったのではないでしょうか。

だからこそ、今後もデジタル配信サービスと現地(ライブ)観戦が共存していってほしいなと思います。

地方在住の方、遠方にお住まいの方、海外にお住まいの方。
いろんなファンが、今までとは違う方法でチームを応援したり、こういったイベントに参加したり、ファンや選手と交流したりできる。
それだけで野球だけに止まらず、スポーツ全体が盛り上がっていけるのではないでしょうか。

もちろんスポーツをその場で観戦する魅力は私自身身に染みて感じていますし(今見に行けていない分、より強く…)、たくさんの人がスタジアムに足を運んでくれればいいな…と思う気持ちは同じです。
物理的に足を運べない今だからこそ、『運べないなりに出来ること』が増えてくれると、私も嬉しいです。


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まとめ


今回はイベントを通し、自宅で出来ること/出来たらいいなと思うことを考えました。

野球だけでなく、まちづくりやスポーツビジネスそのものまでファンを巻き込む企画を開催するなんて、やはりベイスターズのこういったファン参加型の取り組みは素晴らしいですね!

これを機に、「自宅で楽しむ」という選択肢や自宅で楽しむためのコンテンツが増えてくれるといいなと思います。

まずは早くこの状況が治まって、いつものように試合がある日常が早く戻ってきてくれますように!

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