国語「単元の言語活動」

これまで国語にはあまり興味がなかったのですが、ほぼ毎日授業があるということで少しですが学んでいるところです。
その中で特に気になっていたのが「単元の言語活動」です、できれば子どもが「~したい、やってみたい」という言語活動を構想したいと思っていましたが、なかなかその糸口を掴むことができずにいました。
そこで参考になった考えが、宍戸(2023)の「言語活動の設定の仕方2種」です。


①3次の言語活動の「ために」2次で学ぶ
②2次の学びを「生かして」3次の言語活動を行う

これまで自分の中ですっきりしなかったのは、①にあるように言語活動ありきで授業を考えていたからだと思いました。
そのため、授業が重苦しい展開になってしまうことがありました。
これからは②にあるように、単元途中で派生した言語活動を行うこともありだと感じます。

また、首藤(2023)が示す取り組みも言語活動を考え上では非常に参考になります。


プロジェクト単元
学習者の目的意識(ゴールのイメージ)が単元展開の核となる。
①目的を明確に意識し、
②目的達成を目指して(目的に照らして活動の適否を評価しながら)活動し、
③目的を達成して終わる。


翻作
①かえる翻作
②なぞる翻作

文学的表現であれ、説明的文章であれ、翻作法では、教材文をざっと一読したらすぐに、翻作活動に入る。その表現活動をする中で、素材にした文章を丁寧に読み直したり読み込んだりするのである。そうする過程で読みを深めるのである。

特に「プロジェクト単元」は様々な例が示してあり、言語活動の奥深さを知るきっかけになりました。
これから国語の授業を考える中で、積極的に取り組んでみたいです。

参考文献
宍戸寛昌(2023)「図解国語の授業デザイン」明治図書
首藤久義(2023)「国語を楽しく」東洋館出版社


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