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コモン・コアとは

コモン・コア(Common Core)とはアメリカの多くの州で用いられている、日本で言うところの学習指導要領のようなものです。
コモンコアには幼稚園から高校卒業までの学校教育における各学年での英語と数学の履修目標が定めてあります。またそれ以外の歴史、社会、理科などの教科に関しては6年生から高校卒業までの履修目標が定めてあります。
英語の授業には(1)リーディング、(2)ライティング、(3)スピーキング&リスニング、(4)言語の4つの評価基準が設けられています。

リーディング

コモン・コアのリーディングカリキュラムは学年が上がるにつれてより複雑な文章が読めるようになり、読解力も向上するようデザインされています。

ライティング

コモン・コアのライティングカリキュラムでは論文や説明文などのさまざまな形式のライティングを網羅します。

スピーキング&リスニング

コモン・コアではスピーキングとリスニングはセットで習得するものとしてカリキュラムが組まれていて、フォーマルなプレゼンテーションができるレベルを目指し、会話力と対人コミュニケーション能力を向上させるようデザインされています。

言語

コモン・コアの言語と呼ばれる部分ではボキャブラリーや文法を網羅します。

コモン・コアの目標

コモン・コアではこれら4つの分野でそれぞれ生徒の英語力を評価する基準を設定しており、これによりアメリカ合衆国内で住む場所による教育格差が生まれないようにすることを目標にして定められました。

どのレベルを目指したらいいのか?

驚かれるかもしれませんが、コモン・コアのカリキュラムで小学校2年生のレベルの英語力が4つの全ての分野でマスターできていれば、英語の基礎ができているといっても過言ではないでしょう。

小学校3年生のレベルがマスターできれば、日常生活での会話はもちろん、英語で書かれた一般向けの本を読んで理解することも容易く、ほぼネイティヴスピーカーの英語力を有しているいうことができると思います。

ですからまずはアメリカの小学校2年生レベル、そして3年生レベルを目標にしていくことをお勧めします。

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