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【俳句(その1)】「纏う布の色」

「春の宵身に纏う布も恋の色」

仏法でもっとも功徳のある行為の一つにお布施があります。

しかし、ただ金銀財宝を捧げる事ではありません。

お布施とは、布を施すと書いてあります。

今日の日本では、若い僧侶でも大僧正の様な豪華な袈裟を身に纏います。

ここから誇大表現を大袈裟(オオゲサ)と言うようになったのですが。

元々は全てを捨てた修行僧がボロ布を身に纏うのに、農民庶民が少しの布切れを差し上げたのです。

それをパンチワークの様に縫い合わせたのが衣の起源です。

その証に、今日の贅沢な金糸を使った五条・七条などの衣も、大小さまざまな布を継ぎ足した様式を残しています。

本来のお布施とは、財力のある人は勿論、財産を持たない人でも、誰でもが自分の能力に合わせて出来る功徳なんですよね(^^)

で、その「布」を纏うときのイメージと言葉。(関連記事を参照ください。)

そして、その時の色は何色なんだろうって考えて、ちょっと一句詠んでみたけど・・・・・・

【関連記事】
イメージと言葉
https://note.com/bax36410/n/n190d3696ee55

ん~

やっぱり、文字から色を見るの難しいぞ^^;

【参考図書】
「音に色が見える世界 「共感覚」とは何か」岩崎純一(著)(PHP新書)

共感覚というのをご存じでしょうか?

文字や音に色が見えたり、音に匂いや形が伴ったりする特殊な感覚のこと。

10万人に1人とも2万人に1人ともいわれ、圧倒的に女性が多いそうです。

音楽を聴くと、例えばこんな具合です。

前方に浮かんだ青緑色のボールが黄土色の直方体になり、背中をぐるりと回って群青色のカーテン状のゆらめきに変わる。

お菓子を食べるとその味は「ト長調の薄い黄色の味」。

人を見るだけで、その人に触れる感覚も得るという。

ト長調?

薄い黄色?

なんだってこんな不思議な感覚が起こるのだろう。

本書が実に衝撃的かつ独創的なのは、その謎を解くカギを科学にではなく、日本の古典文学の中に探していることです。

幼いころの著者は、日常の日本語に自分の感覚を正確に言い表す言葉がなく、もどかしい思いをしていたといいます。

だが古典に出会ったとき、そこにある言葉や表現がまさに共感覚にふさわしいものであることを発見したそうです。

風や女性の姿にうつろう色を重ねる、和歌などに繰り返し現れるそういう独特の表現は、比喩ではなくて、当時の人々が感じたそのままではなかったか?

文字の原義から色彩感覚、日欧の文化まで幅広く検証して、明治より前の日本人の多くは共感覚をもつこと、共感覚がなぜ存在するのかという核心までたどりつきます。

また、フランスの作曲家であるドビュッシーも「音楽は色彩とリズムを持つ時間とからできている」と言っていたしね。

そして、紫、赤、青、緑の4つの色の特徴を管弦楽で描いた「色彩交響曲」は、ブリスの出世作で、現代イギリス音楽史を語る上ではずすことのできない作品です。

特に、2つのフーガで頂点を築き、長調の主和音で強烈に終わる第4楽章は最高の面白さです。

ブリス「色彩交響曲」

これは偶然なのだろうか?

どの学問も提示しなかった日本人像。

古典の知識も科学の常識もがしゃん、ばりんと音を立てて姿を変える。

なんたる刺激。

ほうっとため息が出ます。

という事で、この句は、色のバリエーションが多すぎて決めかねるから、一旦、未完成ってことで^^;

例えば、みなさんには、恋の文字が何色に見えますか?^^

【おまけ】
EGO-WRAPPIN'「色彩のブルース」

昭和歌謡的なテイストにクラブ・ミュージックの要素などを取り入れたスタイルが印象的です。

濃厚かつ聴きやすい仕上がりとなっています。

【参考資料①】
布施というと「お寺や神社にお金を布施する」というイメージが強いかと思います。

しかし、布施の原語「ダーナ」は「自分の大切なモノを提供する」という意味があります。

お金も自分の財産という大切なモノですのでダーナですが、ダーナ出来るモノは、それ以外にも沢山あります。

「笑顔で接する事」や「優しい言葉をかける」というのも立派なダーナです。

「笑顔」も「優しい言葉」もみなさんの持つ大切な財産です。

また「電車で席を譲る」というのもダーナです。

“席に座る事が出来る”という大切な権利を提供しています。

また、ボランティア活動も大切な時間を提供していますので、ダーナです。

このように、ダーナとは、お金だけではなく、日常の「気遣い、気配り」が大切なダーナに繋がるという事になります。

【参考資料②】
みなさん一度は「功徳(くどく)」という言葉を聞いたことがあると思います。

「功徳を積む」「功徳を施す」などといいますが、この「功徳」も、もともとは仏教から来た言葉です。

仏教には「七仏通戒偈(しちぶつつうかいげ)」という偈文(げもん・経文で仏徳をたたえ、または教理を説く詩のこと)があります。

「七仏通戒偈」とは、七人の仏さまが人々に言い続けた言葉で、「悪いことをせず、良いことをしていきましょう。それが自分の心を清めますよ」という仏教の基本となる教えです。

仏教では、自分だけでなく、みんなの幸せを願いますから、「自分のためにも人のためにも良い行いをしましょう」ということです。

そして、良い行いの結果、そこに積まれるものが「功徳」です。

「良い行い」というのは、一見簡単なようですが、実はなかなかできないことなので、「七仏通戒偈」というように様々な仏さまが言い続けたのでした。

だからこそ、 それを実践しようと努力することが功徳を積むことにつながるのです。

この「良い行い」にはさまざまなことがありますが、例えば「無財(むざい)の七施(しちせ)」と呼ばれるものがあります。

”無財”というように”お金をかけずにできる”7つの布施行であり、ほんの少しのことでも周りの人を幸せにできる、という仏教の教えです。

1つめは「眼施(げんせ)」で、やさしい眼差しで相手を見つめること。

2つめは「和顔施(わがんせ)」、穏やかな笑顔で接すること。

3つめは「愛語施(あいごせ)」、愛情のある言葉で接すること。

4つめは「身施(しんせ)」、自分の身体を使って奉仕すること。

5つめは「心施(しんせ)」、人のために心を配ること。

6つめは「床座施(しょうざせ)」、席や場所を譲ること。

7つめは「房舎施(ぼうじゃせ)」、雨風をしのぐ場所を提供すること。

この7つを心がけて生活していけば良い行いとなり、功徳を積むことにつながります。

「床座施(しょうざせ)」は、電車で席を譲る、といったことが想像されるでしょう。

ときには「譲ったのに断られた」ということもあるかもしれません。

親切心で行ったことが報われず、逆に不快な顔をされてしまったりすると、複雑な気持ちになりますよね。

でも、相手には思いが届かなかったとしても、自分自身は良いことをしたわけですから、功徳は積まれます。

だから相手に対して怒ったりせず、「自分のために良い行いをしたのだ」と気持ちを切り替えましょう。

日々の中でこうした小さな良い行いをすれば、自分の心が豊かになっていきます。

それを実践し続ければ、周りの反応も変わってくるはずです。

【参考資料③】
紫色×黒
紫色と黒色を掛け合わせることによって、恋愛運アップが見込めます。

火の気をもつ紫と水の気をもつ黒は、恋愛において相性がいいとされています。

インスピレーションを高める紫と信頼感を高める黒の組み合わせは、相手との関係性を深めたい時におすすめのカラーです。

ドキドキ感のある情動的な感情ではなく、冷静に話し合える関係に発展させることができるでしょう。

紫色は女性らしさを引き出してくれるので、大切な日には黒色と紫色でコーディネートしていくと恋愛運が上がるかもしれません。

ぜひ試してみてください!


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