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【一筆】詩はうたに恋している ことばは音楽に恋している


澤村洋兵さん撮影

言葉は本当に言葉に過ぎなくて

実際の現実とは

なかなか関われないけど

言葉と言葉の組み合わせが

音楽の音符と音符の組み合わせみたいに

意味だけじゃなくて

何かある

そのかたちが

「かたち 自然が創り出す美しいパターン1」(ハヤカワ文庫 NF)フィリップ・ボール(著)林大(訳)

人を活かし

その流れが

「流れ 自然が創り出す美しいパターン2」(ハヤカワ文庫 NF)フィリップ・ボール(著)塩原通緒(訳)

人を癒やし

その枝分かれが

「枝分かれ 自然が創り出す美しいパターン3」(ハヤカワ文庫 NF)フィリップ・ボール(著)桃井緑美子(訳)

人と人とを繋ぐ

エネルギーみたいなもので

そういうものを

意識して

大切にして

言葉を紡いでいきたい ね(^^)



【詩はなくても生きていけるけれども 音楽はなくちゃ生きていけない】

「詩は歌に恋をする-DiVa BEST」DiVa+谷川俊太郎(アーティスト)

サラマンカホール主催公演「DiVa ~ 詩は歌に恋をする」予告映像



【だからからだ】

谷川俊太郎さんと覚和歌子さんとの、詩とからだのお話。

第1回 からだで知る世界。

いままでのタイトル
第2回 生きる源に近づいてきたよ。
第3回 からだの記憶のはじまりは。
第4回 子ども時代は暗黒時代。
第5回 なぜ妻が怒ったのか、わからなかった。
第6回 20代は、からだより、ぜんぜん頭。
第7回 ちゃんとからだとつきあいはじめる。
第8回 からだが目覚めていくかんじ。
第9回 他者のいのちとつながっている。
第10回 ミズ・マコモVSミスター・センコツ。
第11回 青空フリーク。
最終回 その人の言った内容よりも。

いつも何度でも(「青空1号」覚和歌子より)

千と千尋の神隠し「いつも何度でも」歌:ザ ブリーズ アドベンチャーズ

「対詩 2馬力」谷川俊太郎/覚和歌子(著)

「覚和歌子の詩による混声合唱曲集 等圧線 楽譜」覚和歌子(詩)信長貴富(作曲)



【せんはうたう】

「せんはうたう」谷川俊太郎(詩)望月通陽(絵)

谷川俊太郎さんの詩と望月通陽さんの線画を収めた作品集です。

谷川恵さんが、ひとりで始めた小さな出版社「ゆめある舎」の記念すべき最初の1冊。

「線の奏でる音色。
詩が紡ぐ音色。
ふたつが心で繋がって歌になるのを感じます。
そこからぷくぷく空想の種が生まれてくるのが楽しくて何度も何度も眺めては目を閉じています。」皆川明

「頁をひらくたび
いろんな風が吹いてくる
知らない遠くへ連れて行かれる」覚和歌子



【なぜ社会に音楽はあり続けるのだと思う?】



【京都と本と音楽のはなし】



【小さいことばを歌う場所】

「詩なんか知らないけど―糸井重里詩集」糸井重里(著)水内喜久雄(編)

「かんたんなコトバに乗って 空を飛ぶ。

かんたんなコトバが、ぼくを乗せて空を飛ぶ

かんたんなコトバが、雲にぶつかり溶けていく。

かんたんなコトバが、ぼくを乗せて消えてゆく。

かんたんなコトバが、ぼくを救いにくる。

がんばれかんたんなコトバ。

あとから来たかんたんなコトバは、あっさりと負けて、ぼくは空からおっこちた。」(これは、詩を書くことそのものを詩にしたものです)



【詩と音楽への旅】



【詩と音楽(交響詩)で旅する世界の国】

クラシックの器楽曲(※)には、大きく、

「絶対音楽」と、

「標題音楽」という、

二つの分類があります。

※歌が入らず、楽器だけで演奏される楽曲のこと。

「標題音楽」は、音によって風景、絵画、物語、心情などを表現する音楽です。

「絶対音楽」は、その反対にあるもので、ざっくり言うと、標題音楽にあたらないものが絶対音楽です。

絶対音楽の代表として挙げられるのがバッハで、『パッヘルベルのカノン』なんかもそうですね。

パッヘルベル:パッヘルベルのカノン

パッヘルべル:パッヘルベルのカノン(B. チルコットによる合唱とギター編「ばらの奇跡」)

さて、交響詩とは、標題音楽の中でも特に物語を表現する音楽。

作曲家によって明確に「交響詩○○」と名付けられるので分かりやすいです。

物語というだけあって曲にもストーリーがありますので、クラシックを初めて聴く方に断然おすすめなのが交響詩なんだよね。

この交響詩は、リストにより名付けられたものであり、ロマン派のリストにより確立されたオーケストラにより演奏される「自由な単一楽章形式になります。

ほとんどは、何等かの具体的なものが表題としてつけられています。

交響詩は、絶対音楽にある堅苦しさはなく、自由な雰囲気で、標題を楽しむように作られているので、お時間有れば、以下の曲で楽しんでみて下さい♪

リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

オットリーノ・レスピーギ:交響詩「ローマの松」

第1部 ボルゲーゼ荘の松

第2部 カタコンバ付近の松

第3部 ジャニコロの松

第4部 アッピア街道の松

リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」

第1楽章《海とシンドバッドの船》

第2楽章《カランダール王子の物語》

第3楽章《若い王子と王女》

第4楽章《バグダッドの祭り。海。船は青銅の騎士のある岩で難破。終曲》



【詩の森を飛ばし飛ばしに読み歩く】

なぜ人は「うた」を詠むのか。

そもそも「うた」とは何なのか。

「〈うた〉起源考」藤井貞和(著)

「〈うた〉の空間、詩の時間」藤貞和(著)

「物語論」(講談社学術文庫)藤井貞和(著)

「古文の読みかた」(岩波ジュニア新書)藤井貞和(著)

「日本近代詩語 石、「かたち」、至近への遠投」(知の新書)藤井貞和(著)



【短歌という器楽曲、完成の域に】

「暮れてゆくバッハ」岡井隆(著)

「ヨハン・セバスチャン・バッハの小川暮れゆきて水の響きの高まるころだ」

「記憶違ひはさう想ひたい欲念の素顔でもある 秋の風吹く」

「光太郎にまたがつて進む智恵子より立ちのぼる妖気が見えたのだつた」

「雨が来るかもしれないと傘もつて出た日の午後は 詩話の快晴」

「固有名詞の出て来ない日はせめてもつとでつかいものの名よ出よと思ふ」

「揉上(もみあげ)は剃(そ)らないことに理髪師が同意したあと風が出て来た」

「聖(セント)イグナチオ教会の昼の鐘が鳴るむろんわたしを慰(なぐさ)めるために」

「新 わかりやすい現代短歌読解法」岡井隆(著)

「現代短歌入門」(講談社学術文庫)岡井隆(著)

「短歌における〈私性〉というのは、作品の背後に一人の人の―そう、ただ一人だけの人の顔が見えるということです。

そしてそれに尽きます。

そういう一人の人物(それが即作者である場合もそうでない場合もあることは、前に注記しましたが)を予想することなくしては、この定型短詩は表現として自立できないのです。」

「作者の体験した事実を忠実に嘘いつわりなく摸写することによって成り立つ「感情の表白」であるところにその特質がある」

「吉本隆明 詩歌の呼び声――岡井隆論集」吉本隆明(著)松岡祥男(編)



【音楽史から見た短歌史と音楽系短歌】

「イヤフォンではやりの歌を聴きながらあかるく雪ふるここで待ってる」
(宇都宮敦「ハロー・グッバイ・ハロー・ハロー」『短歌ヴァーサス』10号より)

「スプーンがカップの底に当たるときカプチーノにも音階がある」
(伊波真人『ナイトフライト』より)

「すれ違うときの鼻歌をぼくはもらう さらに音楽は鳴り続ける」
(阿波野巧也「さらに音楽は鳴り続ける」(「短歌研究」2016年11月号)より)

「ソ、レ、ラ、ミと弦を弾(はじ)いてああいずれ死ぬのであればちゃんと生きたい」
(笹川諒『水の聖歌隊』より)

「はなうたをきかせてくれるあおむけの心に降るのは真夏の光」
(宇都宮敦『ピクニック』より)

「ビバルディの春はあけぼの花粉へと迂路をゑがいて蜜蜂は飛ぶ」
(甲村秀雄『短歌往来』4月号 第32巻4号 2020年より)

「プレイエルに伏せたる君の背中へと月の光のとけゆく夕べ」
(五十子尚夏『The Moon Also Rises』より)

「ふれがたく黒白の鍵盤(キイ)整列す美しい音の棺のやうに」
(河野美砂子『ゼクエンツ』より)

「ミクソリディアン音階かけのぼってゆくひとひらの雪きみのゆびさき」
(金川宏『アステリズム』より)

「やすみなくする波音にうたふやうにかんたあびれにうたふやうにかんたあびれに」
(川崎あんな『エーテル』より)

「ゆるやかにピアノの中にさし入れる千年前の雨の手紙を」
(鳴海宥『BARCALLOLE [舟歌]』より)

「一度だけ自分勝手がしてみたいメトロノームの五月の疲れ」
(杉崎恒夫『食卓の音楽』より)

「黄昏のSpotifyより流れくる死者の音楽、死者未満の音楽」
(睦月都『Dance with the invisibles』より)

「音は消ゆ人も逝きたりめぐりやまぬ季節のなかに残る音楽」
(河野美砂子『ゼクエンツ』より)

「音楽のように生きたい」英語の授業に眠りつつ聞く」
(花山周子『屋上の人屋上の鳥』より)

「音楽をするひとはみな美しき種族(ひと) ジャクリーヌ・デュ・プレも君も」
(五十子尚夏『The Moon Also Rises』より)

「左手でリズムをとってる君のなか僕にきけない歌がながれる」
(宇都宮敦『ピクニック』より)

「蛇腹のあたしが巻きとられる頃ブエノスアイレスは午前零時をまわる」
(大和志保『アンスクリプシオン』より)

「秋はひとりまぶたをとじて耳を澄ます 雨のなかに隠した音楽」
(安井高志『サトゥルヌス菓子店』より)

「植物に水をあたへてしばらくを耳すましをり濡れてゆく音」
(河野美砂子『ゼクエンツ』より)

「星あかりのわずかに届く闇を来てものやわらかな音楽ひとつ」
(甲村秀雄『短歌往来』4月号 第32巻4号 2020年より)

「美しく窒息しつつ咲くのだと教える「愛の水中花」ゆら」
(宮川聖子『水のために咲く花』より)

「「トゥオネラの白鳥」を繰りかへし繰りかへし聴く 日輪は過ぎ、月輪は過ぎ」
(松平修文『トゥオネラ』より)

シベリウス:組曲「レンミンカイネン」第2番トゥオネラの白鳥

「モーツァルト四十番を聞きながらうつむくひとであったよ父は」
(飯沼鮎子『土の色 草の色』より)

モーツァルト:交響曲第40番 第1楽章

モーツァルト:交響曲第40番 第2楽章

モーツァルト:交響曲第40番 第3楽章

モーツァルト:交響曲第40番 第4楽章

「スランプの僕の脳みそ唄うのはキリンレモンのリフレイン」
(樋口智子『つきさっぷ』より)

水瀬いのり、「キリンレモン」MVでおなじみのCMソング歌う 「まっすぐに、トウメイに。」

フレデリック、“キリンレモンのうた”をアレンジ 躍動感あるスペシャルMVが公開

LiSA × キリンレモン『夏、あいつら。』

BiSH、ワンピ姿で爽やかに “キリンレモンのうた”フルバージョンMVが公開

”みやかわくん”がキリンレモンコラボソング 佐久間由衣出演人気シリーズ「KIRIN LEMON Tribute」 2019年「風を切れたら」篇MV

04 Limited Sazabysが「キリンレモンのうた」を熱唱!佐久間由衣&坂東龍汰が出演のスペシャルMV「She」編

「無伴奏ヴィオラは降りて最弱音(ピアニッシモ) つひに二人に浄夜は来たり」
(松岡秀明『病室のマトリョーシカ』より)

シェーンベルク:弦楽六重奏曲 作品4「浄められた夜」



【番外編:交響詩篇エウレカセブン】

ボーイ・ミーツ・ガールの物語。

交響(響きあいながら互いに成長していく)+詩篇(祈り、感謝、悔い改め、また、お互いに対する信頼と愛情を表す詩によって構成)で交響詩篇?

詩篇が世界中で愛されている理由の一つは、その詩の言葉が神の言葉でありながら、限りなく人間の視点で表現されているという点にあります。

実際に詩篇を読んでみると、歌集というよりも、著者たちの信仰生活を綴った日記のようです。

そこには、神と共に歩む人が体験する、さまざまな感情が、生々しく書かれています。

喜びや感謝の心だけではなく、憤りや恐怖、後悔や失望した心によって執筆された詩篇も数多くあります。

そして、さまざまな状況の中で、どのようにして神に信頼し、畏れる心を持ち、主に、希望を持つことができるのかが書かれていますが、このアニメのストーリーも、こんな感じだったような?^^;

FLOW「DAYS」(第1話 - 第13話)

HOME MADE 家族「少年ハート」(第14話 - 第26話)

Bivattchee「太陽の真ん中へ」(第27話 - 第39話。ただし、第33話は無し)

NIRGILIS「sakura」(第40話 - 第50話)



【生きてることが、可能性だ。】

今日は、バレンタインデーでしたね(^^)

「脇役の

小学生男子の

脳みそは

かじりつきたい

チョコ待ちわびて」

【参考記事】
バレンタインデー。小学生男子の脳みそはチョコになる。そして…苦汁を知る(連載 サンシャイン池崎の「イケザキクエスト第10話」) 



【冬のクラシック音楽】


冬の大地の美しさと、人の心のぬくもりを感じさせるインストゥルメンタル曲♪

ラター:弦楽のための組曲 私の青の縁取りのボンネット

K.ヴァシリエフ:雪の中のバラ

P.ブレイナー:冬の妖精たち


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