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【メモ(memo)】周りの我儘に、どう対処する?

周りに、我儘だなあ、と思う人はいるものですが、そういう方に、振り回されないようにするためには、どうしたら良いでしょうか。

向こうが、我儘なんだから、自分も、我儘になればいい、というシンプルさだと、叩かれたら、叩き返すのと、同じになってしまいますから、悪循環。

我儘も悪くないといっても、どの我儘もいい、というのではなく、その種類というか、質が大きくものを言います。

ここでは、周りの我儘に振り回されないために、ヘルシーな意味での、我儘が功を奏します。

つまり、自分を大切にするから、自分が振り回されることを許さない、許可しない、というように考えてみるのです。

結局、振り回されているのは、誰が、一番の原因かというと、自分自身なのです。

振り回されることを、許可しているから。

振り回されることは、相手だけがやっていて、こちらが被害者かというと、実はそうでもないのです。

もちろん、別に、振り回されているほうが、悪いわけではまったくありません。

どちらが悪いとか、悪くないとかではなくて、もっと、自分を守ることにフォーカスする、と考えてみていただきたいのです。

振り回されることを、何がなんでも心の中で拒否するなら、気持ちは振り回されません。

"No one can make you feel inferier without your consent."という言葉があります。

エレノア・ルーズベルト元大統領夫人の言葉であり、参考になるのではないでしょうか。

この格言の意味は、劣等感を感じるには、自分で自分が劣っていると、認めて受け入れない限りは、無理だ、ということです。

これ、ずいぶん応用できるコンセプトで、人生でのいろいろな場面、例えば、振り回されること、傷つけられることにも、当てはまります。

「~されている」というのは、究極的には、自分がそれを、自分で許してしまっているから、ということなのです。

振り回されるのは、自分が、振り回されることに、無意識に同意しているから。

傷つけられるのは、誰かが傷つけるのを、無意識に、許したままだから。

ここでの許す・許さないとは、例えば、相手にかみついたり怒ったり、喧嘩をすれば、許さないことになるのではありません。

もっと、自分の意識のお話です。

振りまわれることを意識的にやめること、傷つくのは、傷つくけれど、意識的に、自分で傷つかなくてもいいんだ、と思うことです。

いかがでしょうか?

実は、シンプルなことなのですが、慣れていないと、このコンセプトは、とっても信じられないようなお話かもしれません。

でも、よく考えて、この考え方を取り入れようとしてみると、その効果も、実感できるようになります。

周りに振り回されている、傷つけられたと思うなら、一度、それを許可しているのは誰か。

そのことに同意しているのは誰か、よく考えてみることをお勧めします。

【今日の短歌】

「卓のグラスに映れるわれら人生のこの一齣も劇的ならず」(西田政史)

「泣き濡れているのはわたし高いビル全部沈めて立つのはわたし」(花山周子)

「鬱の字一画ごとに摘まみ抜き息吹きかけて飛ばしてみたし」(遠藤由季)

「ショッカーの時給を知ったライダーが力を抜いて繰り出すキック」(木下龍也)

「なにか思ふなにかは嘆く世の中はただあさがほの花の上のつゆ」(詠み人知らず)

【参考記事】


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