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【日常茶飯事】ふくふく口福

喫茶トラノコクさん撮影

完璧な人は、誰1人いません。

誰にだって、間違いは、あるものです。

間違いは、間違いとして、自分で、きちんと認めて、謝ることが、出来るか、出来ないかが、その人の器量の有無の度合いに、関わってきます。

これは、人としての、当たり前の行為なんでしょうけど、ね。

だけど、最近、間違いを、他人のせいにして、逆ギレしたり、自分は関係ないと、無責任な対処の仕方、が多い様に感じます。

子供の頃の育ちのせいだけでは、ないんじゃないでしょうか?

本人の今までの生き方もあるのでしょうが、物事を、冷静に見つめられる人が、減ってきているのではないでしょうか?

結果だけを見て大騒ぎして、本当の原因を、見逃していることって、案外、多いように感じます。

忙しすぎる現代人、だからこそ、今一度、ゆったりとした自分の時間を持ってみないと、いけないのかも。

そう、人は、1人では、生きていけないんです。

他人を、どんなに悪く言っても、また、どんなに自分が傷つけられても、また、どこかで、同じ問題は、繰り返されることになります。

目の前の人を、赦す。(※印参照)

どうして怒っているのか。

どうして泣いているのか。

どうして笑っているのか。

ちゃんと、考えたことってありますか?

その意味を、見出すことができれば、その人の置かれている状況が、少しでも、分かるって、気がします。

「人を許す」というおこがましい言葉ではなく、心の底から、その人の心が理解でき、良い・悪いの判断ではないものが、生まれるって信じています(^^)

教育は、勉強だけでなく、いろんな場面で可能です。

子供も大人も関係なく、食育も、そのひとつで、食は、幸福の基本♪なんですよね。

※印:
日本語の「ゆるす」という言葉には、「許す」以外に、もう一つ、「赦す」があります。

これら二つの言葉は、時間の向かう先が、違います。

「許す」は、これから行う行為を認めること、「赦す」は、すでに行った行為の失敗を責めないことです。

「赦す」は、水に流す、忘れるということではなく、私を傷つけたあなたを、人間として受け入れるから、あなたも、同じ人間として、私の痛みを知って、二度と痛みを経験する人が出ない未来を一緒に作ってくれ、という相手への突き付けにも似た、最後の祈りなのだと理解できます。

「許す」は、許可する意味。

「赦す」は、相手をせめないこと。

「赦す」は、相手を人間として受け入れる。

「赦す」は、未来を一緒につくること。

「水に流す」「忘れる」、そんなことは容易にできない。

相手に怒り、恨んでもいい。

でも、同時に大切なのは、同じことが起きないように、未来を一緒につくることだと思います。

そんな簡単なものじゃない。

確かにそうですよね。

でも、そうしないと、いつまで経っても、自分は、その苦しみから抜け出せない。

出来事が、自分を苦しめ、さらに、自分の思いが、また、自分を苦しめている。

「赦し」の文字を思い描き、心の中の少しの場所に置きたいものですね。

人は生きてる限り、どんなことがあっても、前に進まなければならない。

だとしたら、自分から道を切り開くしかない。

それが、相手のしたことを責めないで、「赦す」ことだと思います。

相手はどうなのか?

「許される」ためにはどうするか?

過ちに向き合うことから、始めなければならない。

相手の痛みを、同じく感じることから、始めなければいけない。

ところが今、問題を起こした多くの人は、過ちに真摯に向き合うことすらしていない様に感じられます。

間違いを一度認めると、全てが否定され、全てが無にされてしまう。

そう考えているためなのでしょうか。

それでも、「許される」ことから、始めるしかないのだと考えられます。

自分も、相手も、その場から抜け出せないでいる。

「許す」は、過去の行動に向けた言葉であり、逆に、「赦す」は、未来に向けた行動を意味する言葉です。

悲しみから抜け出すためには、「許す」と「赦す」が必要だと考えます。

言葉はつくづく不思議ですね。

そのときの感情や状態を表現するだけじゃなくて、未来に向けた行動に繋がる言葉が沢山あることを、まず知ることからスタートですね(^^)

【今日の短歌】
「ふくふくと小さくなりゆくベビーバスわたしのことは忘れてもいい」

「マグカップに湯注ぎ生まれ出ずる茄子悲しみに似る真夜の空腹」

「指先にポテトチップス匂いたるわたしを軋むほど抱いてみろ」

「青空に手を伸べて咲く白木蓮わたしの全てはわたしのものだ」
(小原和「白木蓮」(「ヘペレの会活動報告書」vol.1より)

【喫茶トラノコク】


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