【メモ(memo)】人生の方向性
人生、どっちに進んでいるか、自分でわかっていると、気分もいいですね。
さらに、わかっているだけじゃなくて、その方向に対して、自分で幸せでいられるかどうかも、充実度を大きく左右します。
あなたは、自分の人生がどっちを向いているか知っていますか?
意識していますか?
向いている方向で、幸せですか?
その先が、よく見えていますか?
それとも、どっちを向いたらいいか、わからなくて、悩んでいるところですか?
どっちかわからないと、あっちへ一歩、こっちへ一歩、結局、相殺されて一歩も動けず、なんてことにもあるかもしれません。
また、みんなが向いている方向と、自分の方向が違っていたら、不安になりますか?
もしかしたら、行きたい方向がいくつかあって、迷っている方もいるかもしれません。
それはそれで素晴らしいと思います。
自分の方向性がわからないときは、どっちを向いたらいいか、という質問よりも、私は、どっちを向きたいかな、という質問のほうが、より良い答えを引き出せます。
ただ、答えがいつもすぐわかるわけじゃないし、人生には、アクシデントはつきもの。
これから、何が起きるかなんてわからないから、すべて見えている必要はありません。
絶対的な方向も、実は、ないかもしれません。
でも、全体的に、私の人生は、こんな感じでありたい、という方向性を持ちたいものですね。
一般的にはビジョンとも言いますが、ビジョン作りには、想像力というか、創造力というか、自分の心・頭の中で、未来を描く・思い浮かべる能力が多少必要です。
ただ、大人になるにつれて、後天的に、いろいろと制限のある思い込みに縛られるようになったり、不安や恐怖、自己評価の低さや、自信のなさが、その能力をジャマするようになります。
すると、自分のこうなりたい、という素直な気持ちを尊重するよりも、周りの誰かが認めてくれる「あるべき姿」を優先することもあるでしょう。
でも、正直な気持ちには、嘘をつくのが大変だから、ジレンマを感じたり、なんかこうじゃない、と自分で自分の方向性に疑問を感じたりします。
あなたはいかがでしょうか。
行き当たりばったりの人生も、それなりに、きっと楽しいもの。
ときに、そんな流れに身を任せてみる時期があるなら、否定せずに、それはそれでいい。
でも、方向性があるのとないのとでは、人生の質は変わってくるし、効率も上がるし、何より自分も楽しいのではないでしょうか。
人生の方向性を作るのは、それほど複雑でなくても良いはず。
自分の気持ちに素直になって、四半期毎や、1年後にはこうなりたい、3年後、5年後、7年後、10年後、20年後と想像・創造力を働かせてみましょう。
人生に求めるものは何?
私の幸せの構図の中に入っていて欲しいもの(人、モノ、など)、見えるもの、感じるものは何だろう?と、自分に問いかけてみてください。
繰り返し出てくるものは、きっと自分の欲しいものです。
そうして、心で見えたものを、書き留めておくのも大事。
頭にあるものを感じただけでは、忘れてしまうし、整理できません。
書いておくと、記録になるし、後でレビューして、変化を目で見ることも可能です。
方向が見えてきたら、次のステップもわかりやすくなりますよ。
もし、間違えたと思ったら、ちょっと戻って、やり直したらいいんじゃないかな。
どんなことも無駄にはならないはずだから、そう信じていればいいのです。
と、いろいろ書いてきましたが、結局、人間というのは、「自分がやりたいこと」か「どうしてもやらなければならないこと」しか、できない生き物かもしれません。
ただ、ローマ帝国の五賢帝の一人、マルクス・アウレリウス・アントニヌスが書いたとされる「自省録」、賢帝の自らを戒める言葉が繰り返し綴られているのですが、簡潔に纏めてみると、人間としてより良く生きるには、自分が「やりたいこと」ではなくて、「やるべきこと」をやれ、やり続けろとアドバイスしてくれていると思えば、自分に合ったスタイルで、自分の納得できるやり方をしていければ良いのではないかと思います。
長田弘さんも「人生は受容であって、戦いではない。戦うだとか、最前線だとか、戦争のことばで、語るのはよそう」って話されていたので、そうでなければいけないという概念を捨てて、自分のやり方を伸ばしていく。
視点が固定され、視野が狭く、視座が低くなってしまうと、どうしても自分の意見が正しいと信じて疑わなくなり危険です。
自分が常識で正義だと思ってしまうことで、多様な意見に、耳を貸そうとしなくなるためです。
そうならないために、視点・視野・視座の考え方は極めて有用であり、何かの事実(出来事、事象)が発生したとき、すぐに結論を出さず、少し立ち止まって、視点をより鋭く、視野をより広く、視座をより高く、その事実を見つめなおすことで、これまでより一段レベルの高い思考ができるように変化していけるはずです。
その際、この考え方は視点だろうか?、それとも視野?等と考えることには意味がなく、自分にしっくりくる考え方をして、最終的に、よりよい議論なり判断なりができれば、それでよいと思います。
道具というのは、そんなものであり、人それぞれ考え方も違うし、進め方やペースも違ってくるため、相対的な良し悪しは、その人の「観」によって決まってくることから、これは「apple to apple」なのか、まてよ、もしかしたら「Apple to Orange」になっていないか注意しながら、歩みを進めてみてください、ね。
【参考記事】
そうそう、これまでの話とちょっと矛盾しているかもしれないけれど、とりあえず「今を愉しむ」っていう視点も、結構、大事です。
【関連記事】
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