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≪前提条件≫

上手くいかなかったとか失敗したという経験は誰にでもあります。

その場合、後になって冷静に分析すると、成功に導くための諸処の前提条件がいくつか欠落していることがあるのに気付きます。

例えば、最近の経済学には、恐ろしいほどの高等数学の世界が必要であり、数学の素養、つまり、前提条件が20ほどの式を、知っているかどうかで、できるできないの差が出てきます。

ただ、そのとき、前提条件のわずか一つでも変化すると、答がまるで違うものになってしまうんだということを学べると思います。

さほどの努力もなく、上手くいった場合も、冷静に考えてみると、この前提条件を偶然にもクリアしていることがわかります。

成功した場合でも、失敗した場合でも、前提条件のチェックを必ずしておき、次の機会に生かすことが肝要ですよね。

仕事の話で言えば、こんなケースもあります。

プロジェクトが進み、進行途中で、チェックミスを発見したが期日に間に合いそうもない・・・・・・

こんな場合は、プロジェクトに致命的な欠陥を及ぼすチェックミスであれば、徹夜しても修正しなければなりませんが、ほとんどの人が気付かず、通常の機能には差し支えない場合は、完成期日を優先するとともに、次の機会にはミスの起こらないように、チェックミスを脳みそのデーターベースに擦り込ませておきます。

必要なチェック項目のデータベースを整えることで、事前のチェックがスムーズに行われるとともに、犯しやすいミスの傾向も把握できるようになってきますよ!

人間、凡ミスはつきものです。

その凡ミスを少しでも退治するために、幅広い知識も必要なのですが、そこには、「想像力は知識よりもっと大切である。」と、かのアインシュタインも言っていたように、心眼も必要なんでしょうね。

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