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≪自分の中に残るもの?≫

「教育とは、学校で習ったすべてのことを忘れてしまった後に、自分の中に残るものをいう。そして、その力を社会が直面する諸問題の解決に役立たせるべく、自ら考え行動できる人間をつくること、それが教育の目的といえよう。」とアインシュタインは言っていました。

人がものを覚えるのには、思うに2つの要素があるように思います。

1つめは、「緊急性と必要性がある場合」。

今、知りたい、知る必要がある、困難に直面している。

どうしたらいいのか、分からない。

どうすれば、その問題が解決できるのか。

こういった状況になっている人に、その解決策を教えるのと、その状況にない人に解決策を教えるのと、どちらが吸収できるのか。

考えるまでもないと思います。

2つめは、「感情が動いた場合」です。

思い返していただくと分かると思いますが、今まで生きてきた中で、強烈に覚えていることってなんでしょうか?

めちゃくちゃ役に立ったこととか。

めちゃくちゃ感動したこととか。

めちゃくちゃ嬉しかったことか。

めちゃくちゃ悲しかったことか。

めちゃくちゃムカついたことか。

めちゃくちゃ焦ったことか。

そういったことではないでしょうか。

つまり、感情を動かすことができれば、その感情が負であれ正であれ、記憶には間違いなく残ります。

教えたことをほとんど忘れてしまうのは、この2つが欠如している可能性があります。

普段教えている時に、この2つを思い出せるよう、次の質問を覚えておくといいかもしれません。

私は今、知っていることをただ喋っているだけではないのか?ということを。

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