安定と変化
出典:stocksnap.io
反対のものですが、あなたはどちらが欲しいですか?
どっちも必要だと感じる方がほとんどのはず。
人間って、ここが少々ややこしいというか。
だから面白いのですが。
私たちは安定も欲しいけれど変化もないと困ってしまう、という矛盾したニーズを持ち合わせています。
昔から知っているもの、普段やっていること、場所などは、居心地が良く、そうしたものも実際に必要です。
でも、いつも同じでは飽きてしまうから、違うものもいい、という変化やバラエティへのニーズ。
何かを学びたい、というような気持ちはこちらの変化へのニーズです。
この二つのニーズは、面白い関係を持っています。
たとえば、しばらくは何も変わらずにいるのは心地よいもの。
でも、何も変わらないことがずっと続くと今度は変わらないことが苦になってしまいます。
また、安定した仕事がいいけど、転職もしたい、なんてジレンマを感じるときは、まさにこの両方のニーズを同時に満たそうとしているとき。
自分を変えたいと思っているけれど、なかなか変われないときも、この2つの相反するニーズがバッティングしているのです。
変わりたい(変化のニーズ)と思っているけれど、変化への抵抗(安定へのニーズ)も感じているから。
成長したい!という気持ちも変化につながります。
成長は、また、別のひとつのニーズでもあります。
成長には、変化がつきもの。
また、まったくの安定の場所では、新しいことや何かを学ぶことは非現実的ですね。
いずれにしても、どちらをどう満たすか、人は常に選択を迫られます。
最終的にどちらを選ぶかは、そのときの状況や優先順位によって変わってきます。
ただ、覚えておきたいことがいくつかあります。
まずは、安定は確かに居心地が良いものだけれど、変化は避けられないという現実があること。
だから、安定欲しさに変化を避けていると、いずれ安定にも逃げられてしまうこともあります。
守ろうとして結局守りきれない、守るためには逆に守らない姿勢が必要なときもあることを覚えておきたいのです。
たとえば変化しない、進化しない企業はいずれ時代のニーズにマッチしなくなり、その存在自体が危うくなってしまいますよね。
安定に座っていると、結局その安定も安定ではなくなってしまうのです。
私たちも、安定を求めつつ変化の現実を受け入れてフレキシブルに対応したいもの。
あなたは、安定と変化へのニーズ、いつどんな風に満たしているでしょう?
どちらを優先していますか?
振り返ってみると、何か自分のパターンが見えてきます。
どんなときに、どちらのニーズを優先したら自分にとってプラスになるか、考えてみてください。
変化も避けられないなら、逆に、楽しんでみようと考えてみたらまた違ってきます。
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