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自尊心を磨く

もっとも磨いて欲しいと思うもののひとつに、自尊心があります。

ここでの自尊心は、英語でセルフエスティームとして呼ばれる大事な要素で、幸せになるために欠かせないものとして扱います。

ところが、一般論の自尊心がセルフエスティームの本来の意味やイメージからはずいぶんかけ離れているときもありますね。

あなたは自尊心という言葉からどんなイメージを持ちますか?

一般的に自尊心とは、エゴ、プライド、おごり、傲慢、さらにはうぬぼれや虚栄心につながっていて、自尊が強いのはよくないというようなネガティブのイメージがあります。

自尊心を傷つけられた=プライドを傷つけられた、というように受け取られたりもします。

でも、プライドとこの自尊心は違うもの。

ここでお話していく磨いていくべき自尊心とは、もっと別次元のものです。

残念ながら日本語でセルフエスティームの直訳に相当する単語がありませんが、以下を全部あわせたような意味と捉えてください。

自分を受け入れ、自分に自信を持つ気持ち、自分を肯定して、いまある自分の価値をそのまま認める、自分を大切にする気持ち。

女性の方は、どういうわけか、セルフエスティームが低くなりがちな傾向を持ち合わせています。

でも、こんな気持ちをしっかり育てて磨いていったら、怖いものナシになると思いませんか?だからしっかり磨いておきたいのです。

自分を受け入れたい、自信を持ちたい、自分を肯定したい、自分の価値があると知っていたいと思っている方はたくさんいるはずです。

つまり、ここでの自尊心とは、エゴとは違って読んで字のごとく自分を尊ぶという意味で自分を尊重する、大事にする、大切にする心です。

自尊は自己愛にもつながりますが、ナルシズムとは違います。

別に自己陶酔したいわけではないし。

よく自己愛が強すぎると批判に弱い、というような理論が持ち出されますが、これもまた違います。

本当に自分への愛情があるなら、批判されたって特別な大事にはならないはずで、そういうときもちゃんと自分を受け入れたり認めたりして、自分を守ろうとできます。

それから自己愛があれば、自分が重要な人と認識もできます。

これは他人と比べて重要だというような認識ではありません。

そんなものを超えて、自分とはずっとつきあっていくし、自分自身の存在はかけがえのない大切なもの、揺らがない価値、というような感じというとイメージできるでしょうか。

実際に、自尊心が足りないと、自分を認められない受け入れられない、自信がもてない、といったことに陥りやすく、これが何を意味するか、一目瞭然です。

人は誰でも周りに認めてもらいたい気持ちを持ち合わせているので、認めてもらえるよう、考えたり行動したりします。

でも、自分を大事にする気持ちがそこにないとどんなに周りが認めてくれても、自分で認められないから、それを受け入れられません。

これも残念なもの。

なので、自分を大切にする意味での自尊心をしっかり持っているのは良いことで、健康にも良いです。

自分の中に育てたいもの、大事なものとして扱ってしっかり磨いていきましょう。

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