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【大晦日カウントダウン記事(12:00)】感情移入の本質は?

富久浩二さん撮影

経営コンサルタントであるスティーブン・R・コヴィーは、「感情移入の本質は、相手に賛成することではなく、感情的にも知的にもその人のことを正確に理解することである。」と言っていました。

まず相手の言い分や話を、正確に冷静に理解しなければ、その先の判断や会話もうまく進んでいかないですよね^^;

相手の話を聞き理解することと、同意することの違いを、区別できるようにしように相手の立場、目線で、冷静になって考えてみる。

人の魅力を語る時、しばしば「人間力」という言葉が使われますが、この人間力とは一体何を指すのかについて、

また、多摩大学大学院の教授であり、日本総研の創始者メンバーでもある田坂広志氏は、『仕事の思想』(PHP文庫)の中で人間力について、以下のように語っていました。

「仕事の思想―なぜ我々は働くのか」(PHP文庫)田坂広志(著)


「人間」というものと格闘すること。

それが、「人間力」を身につけていくために最も大切なことです。

もちろん、ここで述べる「格闘する」という意味は、まちがっても、職場で喧嘩をするとか、仲間と争いごとを起こすという意味ではありません。

それは、相手の「こころ」と正対するということです。

しかし、私がこのように述べると、皆さんの中には「ああ、人間観察が大切だということだな・・・」と思われる方がいるかもしれませんが、それはすこし違います。

なぜならば、「人間観察」という言葉には「感情移入」がないからです。

(中略)

「人間」というものを深く見つめることができる体験というのは、必ず「こころの痛み」がともなっています。」


分かったつもりになっていても、その感覚や言葉では表しにくい感情は実際にはわからない。

頭の中にある理論や情報も、自分で経験しなければ、その本質はつかめない。

人間力が高い人とは、心の痛みがわかる人なのかもしれない。

だからこそ、自分で経験することは、何よりも多くの学びを与えてくれますよね(^^)

【前書き(前文)】
まず、相手の言い分や話を、正確に冷静に理解しなければ、その先の判断や会話もうまく進んでいきません^^;

人の気持ちと向き合うことは、易しいことではないし、ましてやそれが喜びや楽しみではなく、痛みや苦しみであればなおさらです^^;

感情移入をすればするほど自分のこころが強く揺すぶられ、精神的に疲れてしまう。

しかし、この苦痛と戦わない限り、人間力は高まらなくて、田坂さんは「ある人間と真剣に正対し、その人間の精神と格闘し、その精神の緊張が生み出す苦痛と戦いながら、自分の精神の限界に挑戦しなければなりません。それをしない限り、「人間力が」高まっていくことはないのです。」と言っていました。

相手の話を聞き理解することと、同意することの違いを、区別できるようにしように注意して、相手の立場、目線で、冷静になって考えてる。

感情移入の本質は、相手に賛成することではなく、感情的にも知的にも、その人のことを正確に理解することであるのだから。

【本文】
感情をコントロールする際に注意すべき事項としては以下の通り。

①自分の中の否定的な気持ちが、健康面に影響しないように注意しよう。

②どんなことにも感謝するように、感謝できるように、考え方を変えていこう。

③不満や批判ばかりしていれば、考え方は自然と否定的になってしまう。

④感謝することを意識すれば、自然と考え方も肯定的になっていく。

⑤マイナスの感情ではなく、プラスの感情に気持ちを切り替えよう。

⑥自分が伝えたいことを、難しい言葉を使わず、単純明快に表してみよう。

⑦難しい言葉やきれいな言葉でいくら着飾っても、それは相手には響かない。

⑧短い簡単な言葉で表せる本心が伝わらなければ、訴えかけることはできない。

⑨自分が伝えたいことを、難しい言葉を使わず、単純明快に表してみよう。

⑩感情と行動のバランスを考えて、自己コントロールができるようになろう。

⑪自分の感情を大事にして、その感情を素直に表せるようになろう。

⑫自分がどんな感情の持ち方をしていて、何に影響を受けやすいかを考えてみよう。

⑬自分がどうしてそういう感情になったのか、冷静になって考えてみよう。

⑭否定的な言葉を、肯定的な言葉に変化させる訓練をしていこう。

⑮否定的なことでも、その見方次第で肯定的な言葉に置換えることができる。

⑯物事を一つの視点だけでなく、いろんな角度から見れるようにしてみよう。

感情のコントロール方法としては以下の通り。

①気持ちの中だけに留まらず、体に兆候として出てくると、状態は更に悪くなるため、そうならないためにも、早めに対処して、気持ちを早く切り替えていこう。

②自分で意識しなければ、マイナスの感情は悪循環で更に大きくなっていくことから、早い段階で意識すれば、感情のコントロールもしやすくなる。

③自分の考え通りに行動することができれば、感情のコントロールもしやすくなるため、行動することで、気持ちの切り替えを図れるようにしていく。

④自分の気持ちに反することを無理してやろうとしても、それは続きはしないことから、感情を表現することと、感情をコントロールすることの違いを考えてみる。

⑤良い面と悪い面の両方を上手く自己コントロールできれば、トラブルも少なくなるため、感情調整能力(EQ)を高めることで、人間力を高めていく。

⑥些細な原因でも、感情の持ち方次第で、それが増幅してしまうこともあるから、早い段階で、自分の感情をコントロールして、早期解決を心がけてみる。

⑦誰でも毎日多くの否定的な言葉は耳に入ってくるし、それらに全て反応していたのでは、感情的になり、考え方もマイナスになってしまうため、必要な声とそうでない声を見極め、周りの声に惑わされないようにしてみる。

感情のコントロール時のアクション内容としては以下の通り。

①今どんな気持ちになっていますか?

②毎日どんなことに感謝していますか?

③プラスの感情になることに、もっと目を向けてみませんか?

④いまの気持ちを単純明快に表すとどうなりますか?

⑤気持ちを切り替えるために、いまどんな行動が必要ですか?

⑥どんな表現をすれば、もっと感情が豊かになると思いますか?

⑦イライラした時には、どんなことを考えるようにしていますか?

⑧どんなときに自分の感情について冷静になって考えられますか?

⑨いまの感情を全て肯定的な言葉で表すとどうなりますか?

⑩周りの声に惑わされないくらいの、しっかりとした自分軸が持てていますか?

以下の通り、感情のコントロールについては、先人の言葉からコーチングから学ぶこともできます。

「潜在意識の中でうなっている否定的感情は、あらゆる種類の病気や機能障害となって現れます。」ジョセフ・マーフィー(思想家)

「感謝は肯定的な感情のみを生み出す─ 愛、思いやり、喜び、希望。私たちが感謝しているものに焦点を合わせれば、恐れ、怒り、苦痛は溶けてなくなってしまう。」M・J・ライアン(著述家)

「怒り、憎しみ、悲しみ、呪い。マイナス感情は追放しましょう。うれしい時、楽しい時、幸せな時にだけ感情を活用する。感情を上手にコントロールできる人が、一番洗練された人間です。」美輪明宏(歌手)

「人間は頭で理解するが、感情で動く。説得力とは、とりもなおさず人の感情にストレートに訴えかける術である。」大山梅雄(実業家)

「人間は頭で理解するが、感情で動く。説得力とは、とりもなおさず人の感情にストレートに訴えかける術である。」大山梅雄(実業家)

「心にある感情を隠すことは、心にない感情を装う以上に難しい。」ラ・ロシュフコー(著述家)

「自分の感情の天候パターンを知ることは、正気を保ち、正常に働き、愛される人間であるためには、欠かせません。」サラ・バン・ブラナック(著述家)

「感情が人の運命を大きく左右していることに気づきなさい。感情のコントロールができる人が人間関係の勝利者です。」ジョセフ・マーフィー(思想家)

「否定的な考えが頭をもたげてきたら、意識して肯定的な感情と取り替えることを試みなさい。」ジョセフ・マーフィー(思想家)

「言葉の側面から感情をコントロールする最大のポイントは、否定的言辞に耳を貸すな、ということです。」ジョセフ・マーフィー(思想家)

【後書き(末文)】
どんなことからも学ぶ姿勢があれば、気持ちも前向きにすることができます。

例えば、仕事をしていれば、必ず人と関わることになりますが、ふとした時に、誰かのこころの痛みや苦しみに触れることがあります。

そんな時、私は相手のこころに正対しているだろうか?

もし自分の感情が強く動かされたにもかかわらず無視を続ければ、やがて痛みさえも気づかない体になってしまうのではないだろうか?

マネジメントに必要なものは真摯な姿勢であり、たとえ苦しくても人のこころの痛みがわかる、「人間力」の高いひとになりたいと思っているなら、苦しいことや辛いことからも、必ず何かを学ぶ姿勢を持つようにしていきたいよ、ね。

学ぶことができれば、そこから必ず未来に役立つことが生まれてくるから(^^)

人生で出会う出来事はすべて、何かを教えてくれるって、そう思いませんか?

生きている限り、学ぶべきことがあります。

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