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捨てる喜びを感じてみる

「時には何かを捨てる事でしか進めない。」斉藤和義(シンガーソングライター)

「捨てれば捨てるほど、より多くのものが手に入る。」ジョン・バニヤン(聖職者)

「革新の鍵は捨てることにある。」ピーター・ドラッカー(経営学者)

「もったいないようだけど、捨てることが、一番巧妙な方法だね。捨てることを惜しんでいるヤツは、いつまでたってもできないね。」本田宗一郎(本田技研創業者)

「私は決して落ち込んだりしない。うまくいかない方法を一つ捨てるたびに、また前進しているのだから。」トーマス・エジソン(発明家)

過去を基準に考えていると、どうしても思い切った発想の転換は起きにくいよね。

毎日どんどん入ってくる情報を、全て信用し、取り込むことには無理があるし。

いままで上手くいっていたからと、過去の成功にこだわっていては時代の流れにはついていけないから。

だとしたら、失敗を重ねることで確実に成功に近づいていると考え、そして、どんなやり方であれ、目指す地点に早く到達できる方法を考え、且つ、消去法で考えていけば、ダメな事を早く見つけることも大切なことだと考えられます。

過去にとらわれずに、全く新たな気持ちで、再出発することも考えてみる中で、ゼロから再出発する気持ちで臨めば、今までにない発想も出てくるはず。

また、入ってきた情報は、自分の中で取捨選択して、何を残すかを考えてみる中で、情報の見極めをして、雑音のような情報に振り回されないように注意していきたいものです。

そして、古いものを捨て、新しいことをとり入れなくては、衰退してしまうから、過去ではなく未来を向き動いていくことを忘れないでいたいと、そう思いませんか?

そう、時には全く逆の発想で物事を見てみると、捨てること、嫌いなこと、やりたくないこと、苦手なこと、止めたいこと、それが何なのかを考えることで、逆のプラスの面が見えてくると思います。

例えば、春はまだ先だけど、スプリングクリーニングといわれるほど、捨てて何か新しくする季節。

実際、モノを捨てると、なんだか嬉しくなることってありませんか?

嬉しいというか、すっきり、またはココロが軽くなる、というか。

モノとは、持ち物だけでなく、ココロに引っかかっていること、やらなきゃやらなきゃ、と思っていたこと、連絡しなくては・・・・・・と思っている人たちのことなども入れて考えてみます。

いらないモノを捨てること。

それから、どっちにしようか迷っていることに、けりをつける、決断する。

選択する。

やらなきゃ、と思っていたことをやる、またはやらないことに決める。

連絡しようと思っていた人にようやく連絡する。

または、連絡するのをもうやめる、など。

頭のどこかで、ああこれなんとかしないと・・・・・・と思っていることを片付けるだけで、本当に安堵というか解放感さえ出てきます。

結局、意外にこの「ひっかかっていること」って私たちのエネルギーを消費しているのですよね。

私たちがエネルギーを消費するのは、生きている証拠なのでそれはそれでいいのですが、効率のよさを考えてみると意外に無駄があったり、不必要に使っていることもけっこうあります。

もちろん、すべては無駄じゃない、すべてに意味がある、という観点から見ると、無駄じゃないんですけれど・・・・・・でも、捨てなくちゃ捨てなくちゃ・・・と思っているものがあるとすると、心のどこか、または頭の片隅に常に何かがあって、そのことを考えるだけでエネルギーを使っていることになります。

もしその分のエネルギーを別なところにまわせるとしたらそっちのほうが良いかも。

たとえば仕事に打ち込むのだって何かが気になっていたら、集中できないかもしれません。

捨てるだけではありません。

何かやろうやろうと思っているのにやっていないとどこかで常にそのことについて考えているから、意外にエネルギーを無駄に消費していることになる。

人間関係もそう。

気になっている人間関係や恋愛関係もそうですよね。

意外にこうしてみると、何かが気になってフォーカスできない、という状態をけっこう持っているものだと実感します。

あなたが最近気になって、本当にやるべきことに集中できない理由があるとしたら、何があるでしょう?

その集中できない理由を捨てるとしたら、どう感じますか?

捨てることに、躊躇しますか?

または捨てる決断がなかなかできないでいますか?

捨てることは、基本的にはすっきり、というような喜びがあります。

捨てることに対して痛みを感じたり、未練が残る、後悔が残る・・・・・・ということなら捨てる以外の選択がいいでしょう。

どっちがいいかわからないときは、もしこれを選択したらどう感じるか、をできるだけ想像力を働かせて、感じてみましょう。

すっきりするなら、それはきっと正しい選択。

なにかしこりが残るなら、別な選択について考えてみる余地ありかも。

大事なのは、ひとつ捨てると必ず何か新しいことはやってくる、というのが自然の法則だということ。

人間が一度に持てるもの、一度に出来ることには限りがあって、少なくするとフォーカスができて効率は良くなることのほうが多いのです。

ときに、自分の持ち物(モノだけでなく)を振り返って捨てられるモノを捨ててみるのもいいですね。

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