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【冬も読書を楽しもう!】今日はどこまで行きますか?

本を開いて、色んな時をめぐる。

詩人の長田弘さんは、「一日の終わりの詩集」に、

「一日の終わりの詩集」長田弘(著)

「人生は間違いである ある晴れた日の夕まぐれ 不意にその思いに襲われて 薄闇のなかに立ちつくすまでの途方もない時間が一人の人生である」

と書きました。

もしかしたら、みなさんの本棚の奥に差し込まれた一冊の本を開いた途端に、物語がはじまることもあるかもしれません。

また、そのまま眠りに落ちてしまうこともあるかもしれません。

ありふれた一日の途方もない時間の奥行から、はるか彼方の未来の物語まで。

人類史上最大にして最高の謎、時間を忘れてしまい、昨日も、今日も、明日も、同じ形の窓の外の風景。

ちょっと退屈した時。

気晴らしに、以下の様な色んなシチュエーションで、

・コーヒーを飲みつつ本を開いて一息ついてみたり

・こころに風を吹き込むような本を開いてみたり

・ちょっと力を抜くために本を開いてみたり

・言葉が届くのに時間がかかるってことを知るために本を開いてみたり

・少しでも明るく楽しいおいしい本の世界があることを知るために本を開いてみたり

・世界を変えることが出来ると期待して本を開いてみたり

・多種多様な恋心を感じるために本を開いてみたり

・電車の中で読むのは危険!な本を開いてみたり

・都市生活を豊かに生き抜くヒントを見つけるために本を開いてみたり

・本を開いて時をめぐってみたり

・本を開いて自由に時間を旅してみたり

・本を開いて文字を追ううちに頭の中で音楽が流れてきたり

・旅先の空気を感じるために本を開いてみたり

して、時間をめぐる物語の世界の扉を開いてみませんか?

明日、もしかしたら、読んでしまったことで、何処かへ行ってしまうかもしれない本を、勝手に、お届けまします(^^♪

【今日はどこまで行きますか?的なブックリスト】

「Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選」レイモンド・カーヴァー/著 村上春樹/編・訳 中央公論新社
「COJI-COJI 新装再編版 1~3」さくらももこ/著 集英社
「kaze no tanbun 特別ではない一日」西崎憲/編 柏書房
「アイヌと神々の物語~炉端で聞いたウウェペケレ~」萱野茂/著 山と渓谷社
「あなたの恋人、強奪します。」永嶋恵美/著  徳間書店
「アラスカ 風のような物語」星野道夫/著 小学館
「インドへの道」E・M・フォースター/著 小野寺健/訳 河出文庫
「ウォークス 歩くことの精神史」レベッカ・ソルニット/著 東辻賢治郎/訳 左右社
「エンデュアランス号漂流記」アーネスト・シャクルトン/著 木村義昌・谷口善也/訳 中公文庫
「オーパ!」開高健/著 集英社文庫
「おほまんが」おほしんたろう/著 KADOKAWA
「オン・ザ・ロード」ジャック・ケルアック/著 青山南/訳 河出書房新社
「かもめ食堂」群ようこ/著 幻冬舎文庫
「かわいいロシアのA to Z」井岡美保/著 青幻舎
「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」ブライアン・ハリガン・デイヴィッド・ミーアマン・スコット/著 糸井重里/監修 渡辺由佳里/訳 日経BP
「このにおいなんのにおい」柳原良平/著 こぐま社
「こまったさんのレシピブック」寺村輝夫/著 寺村輝夫/イラスト さわのめぐみ/監修 あかね書房
「コルシア書店の仲間たち」須賀敦子/著 文春文庫
「さよなら未来」若林恵/著 岩波書店
「すべての、白いものたちの」ハン・ガン/著 斎藤真理子/訳 河出文庫
「タコの心身問題」ピーター・ゴドフリー=スミス/著 夏目大/訳 みすず書房
「ドミトリーともきんす」高野文子/著 中央公論新社
「ナンシー関の記憶スケッチアカデミー」ナンシー関/著 角川書店
「なんたってドーナツ」早川 茉莉/著  筑摩書房
「ねこのおうち」柳美里/著 河出文庫
「のんのんばあとオレ」水木しげる/著  講談社
「ビジネスモデル全史」三谷宏治/著 ディスカバー21
「フライデー・ブラック」ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー/著 押野素子/訳 駒草出版
「ブルックリン・フォリーズ」ポール・オースター/著 柴田元幸/訳 新潮文庫
「ホテルアルカディア」石川宗生/著 集英社
「マルクス 資本論」エンゲルス/編 向坂逸郎/訳 岩波文庫
「みみずくは黄昏に飛びたつ」川上未映子/訊く 村上春樹/語る 新潮文庫
「みんなが手話で話した島」ノーラ・エレン・グロース/著 佐野正信/訳 ハヤカワ文庫NF
「めぐり会い」岸田るり子/著 徳間書店
「ラヴレターズ」川上未映子、村田沙耶香ほか/著 文春文庫
「るきさん」高野文子/著 ちくま文庫
「わたしを生きる」村田和樹/著 田畑書店
「一勝九敗」柳井正/著 新潮文庫
「陰翳礼讃・文章読本」谷崎潤一郎/著 新潮文庫
「岡崎に捧ぐ(1)~(5)」山本さほ/著 小学館
「沖縄文化論―忘れられた日本」岡本太郎/著 中央公論新社
「何者」朝井リョウ/著 新潮文庫
「夏がとまらない」藤岡拓太郎/著 ナナロク社
「街と山のあいだ」若菜晃子/著 KTC中央出版 アノニマ・スタジオ
「完全版 料理の絵本」石井好子/著 水森亜土/イラスト 文藝春秋
「宮沢賢治のオノマトペ集」宮沢賢治/著, 栗原敦/監修, 杉田淳子/編集 筑摩書房
「近代能楽集」三島由紀夫/著 新潮文庫
「銀河の片隅で科学夜話」全卓樹/著 朝日出版社
「串田孫一 緑の色鉛筆」串田孫一/著 平凡社
「言わなければよかったのに日記」深沢七郎/著 中央公論新社
「高慢と偏見」ジェイン・オースティン/著 阿部知二/訳 河出文庫
「災厄の町 新訳版」エラリー・クイーン/著 越前敏弥/訳 ハヤカワ文庫
「細雪」谷崎潤一郎/著 新潮文庫
「三島由紀夫レター教室」三島由紀夫/著 ちくま文庫
「思い出トランプ」向田邦子/著 新潮文庫
「持続可能な魂の利用」松田青子/著 中公文庫
「時間は存在しない」カルロ・ロヴェッリ/著 冨永星/訳 NHK出版
「失われた時を求めて」マルセル・プルースト/著 高遠弘美/訳 光文社古典新訳文庫
「失点イン・ザ・パーク」ECD/著 太田出版
「若い読者のための経済学史」ナイアル・キシテイニー/編 月沢李歌子/訳 すばる舎
「寂聴般若心経 生きるとは」瀬戸内寂聴/著 中公文庫
「新編 風の又三郎」宮沢賢治/著 新潮文庫
「人間をお休みしてヤギになってみた結果」トーマス・トウェイツ/著 村井理子/訳 新潮文庫
「人類が知っていることすべての短い歴史(上・下)」ビル・ブライソン/著 楡井浩一/訳 新潮文庫
「星戀」野尻抱影/随筆 山口誓子/俳句 中央公論新社
「生き物の死にざま」稲垣栄洋/著 草思社文庫
「西の魔女が死んだ」梨木香歩/著 新潮文庫
「切りとれ、あの祈る手を---〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話」佐々木中/著 河出書房新社
「絶品!シンガポールごはん「家族のレシピ」公式グルメブック」橘豊/著 大和書房
「息吹」テッド・チャン/著 早川書房
「体癖」野口晴哉/著 ちくま文庫
「台所のメアリ-・ポピンズ」P.L.トラヴァース /著 メアリー・シェパード /イラスト 小宮由 /おはなし・訳 アンダーソン夏代/お料理・訳 アノニマ・スタジオ
「抽斗のなかの海」朝吹真理子/著 中央公論新社
「綴られる愛人」井上荒野/著 集英社文庫
「鉄鼠の檻」京極夏彦/著 講談社文庫
「東京でお酒を飲むならば」甲斐みのり/著 祥伝社
「読む時間」アンドレ・ケルテス/著 渡辺滋人/訳 創元社
「読書からはじまる」長田弘/著 ちくま文庫
「読書の日記」阿久津隆/著  NUMABOOKS
「日本ぶらりぶらり」山下清/著 筑摩書房
「燃えつきるまで」唯川恵/著 幻冬舎
「八本脚の蝶」二階堂奥歯/著  河出文庫
「貧乏サヴァラン」森茉莉/著 ちくま文庫
「夫以外」新津きよみ/著 実業之日本社
「文鳥・夢十夜」夏目漱石/著 新潮文庫
「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」中島らも/著 集英社
「牧野富太郎 なぜ花は匂うか」牧野富太郎/著 平凡社
「羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季」ジェイムズ・リーバンクス/著 濱野大道/訳 ハヤカワ・ノンフィクション文庫
「裏庭」梨木香歩/著 新潮文庫
「恋のヒペリカムでは悲しみが続かない」二宮敦人/著 TOブックス
「珈琲挽き」小沼丹/著 講談社
「嚙みあわない会話と、ある過去について」辻村深月/著 講談社文庫

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