【メモ(memo)】認められたいなら
認められたいときに、考えたい大事な要素があります。
それは、自分で自分を、認めているかどうか。
認められたい!と思っている人に、
「あなたは自分で自分を認めていますか?」
と聞くと、大半が、そうではないのです。
それどころか、
「人に認めてもらえたら、私もきっと自分で自分を認められる」
と信じています。
あなたはいかがですか?
自分が認められるためには、まず、最初に、周りが、あなたを、認めるべきですか?
それとも、あなたが、自分で自分を、認めるほうが先?
実は、この順番が、大きなトリックです。
真実は、人にいくら認めてもらっても、自分で、そう思わなければ、永遠に、認めてもらえません。
人から評価してもらっても、自分でそんなことない、って思ったら、本当に、評価されたことになりませんよね。
よく考えてみれば、自分が自分を認めていないのに、周りだけに認めてもらおうというのも、少し無理があります。
自分が信じていないことを、人に信じてもらおう、というのと似ています。
だから、まず、自分で自分を認めてあげることが、周りに認めてもらうことへの最初のステップです。
自分を認める上で、多くの人にとってブロックになっているのが、自分の中でいろいろと条件をつけてしまうこと。
例えば、
「~ができたら」
とか、
「~の資格が取れたら」
とか。
または、人と比較して、一定の基準を満たそうとしたり。
こんな風に、自分を認めることに、条件をつけていると、いつまでたっても、きりがないから、大変です。
人は、向上心があるから、上を見れば、いつでも、何か良いものが出てきます。
下を見れば、きりがないのも同じです。
今あるこの状態の自分を、認めてあげる。
それだけのシンプルなことをするだけで、どれだけ自分が楽になるか、すっきりするか、想像してみてください。
そうできたらいいのに、と思っているエネルギーがあるなら、
「自分を認めてみよう、そうしよう」
と、気持ちを向けることから、始めてみてください。
それができるようになるには、どうしたらいいか考えていたら、今までのクセが出てきて、物事が、複雑になります。
新しい考え方を習慣化するには、最初、戸惑うのは当たり前。
心をオープンにして、トライし続けましょう。
まず、自分というこの順番は、他のことにも、沢山応用が利きます。
人に優しくしてもらいたいなら、まず、自分が自分に対して、優しくあると良いのです。
そうすれば、周りにも、優しくできます。
周りに優しくできるあなたを、周りも、優しくしてくれます。
周りに受け入れてもらいたいときも同じ。
だから、
「何か~されたい!でもされてない!」
と思うなら、まず、自分自身を、振り返ってみればいいのです。
認めてもらいたいなら、自分で、まず、認めること、そちらが先。
この順番を、常に、思い出してください。
【今日の短歌】
「舌打ちの音でマッチに火が灯るようなやさしい手品がしたい」(寺井奈緒美)
「雪になりきれぬ弱さを真剣に地上へぶちまけろよみぞれ」(松木秀)
「ガラス壺の砂糖粒子に埋もれゆくスプーンのごとく椅子にもたれる」(吉川宏志)
「星という小人の中に美しき肘のみ見せて寝たる夕月」(与謝野晶子)
「人生に付箋をはさむやうに逢ひまた次に逢ふまでの草の葉」(大口玲子)
「詩集 草の葉」(第三文明選書)ウォルト・ホイットマン(著)富田砕花(訳)
【参考記事】
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