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潜在意識にあるものとは?

自分の潜在意識にあるものって、どんなものがあるか想像してみたことはありますか?

私たちの意識には、顕在意識(自分で意識できるもの)と潜在意識があるのは皆さんもご存知かと思います。

潜在意識は、「subconscious mind」と言って、意識の下にあるもの。

潜在というくらいだから、普段はそこにいることも認識していません。

なので、意識していないものにどんなものがあるか、想像するのもときには大変かもしれません。

でも、私たちが考える以上に、この潜在意識はとてもパワフルです。

パワフルすぎて、知らない間に私たちを支配していることも。

では、どうやってその潜在意識にあるものを発見できるのでしょうか?

ひとつには、自分の行動パターンや現実を見てみること。

ごく簡単な例で言うと、たとえば痩せたい!と顕在意識では思っていても、そのための行動が伴わない場合、反して「痩せるための努力はしたくない」というものが潜在意識の中にある、ということに。

ポジティブになりたい、と思っていてもなかなかそうならない場合、潜在意識の中で「ポジティブになんてどうせなれない」と思っている、と露見したことになります。

無意識に思っていることだから、少々やっかいです。

作家であるウィリアム・ボイドも、「私はただ自分の損失を強調したいばかりに、無意識のうちに自分で人生を難しくしたがっていたのだった。」と言っており、辛く大変なことばかりに目を向けてしまうと、意識も自然と良くない方向になってしまいますから、悲観的に考えてしまうことで、自ら難しく複雑にしないように注意してくださいね。

そして、できるだけ単純明快に考えて、意識を前向きな方向に持っていくようにしてみてください。

意識していることなら、意識的にやめる・変える、とできるのですが自覚がないので、これができない。

ここに、「〜したい!」と思っているのになかなか実現しない理由のひとつがあります。

もし現実が思うとおりになっていないときは可能性のひとつに、私たちが持ち合わせている意識のその下で、自分を制限してしまう思い込みがあるかもしれません。

あなたの潜在意識の中には、どんな制約的な思い込みがあるでしょう、ね?

ここで、整理してみると、メンタルには、「顕在意識」という意識の領域と、「潜在意識」という無意識の領域があります。

人が目覚めている時にさまざまな精神活動を行うのが顕在意識であり、五感で刺激を感じたり、記憶を呼び覚ましたり、思考したり、物ごとを判断したり、言語化したり・・・・・といった働きを担っています。

対して潜在意識とは、自覚なく動く、本能のままの行動に影響を及ぼします。

普段、私たちが使っている顕在意識は、心のなかでもわずか3~10%の表層部分でしかありません。

そのため、一生懸命に考えようとしても、すぐにマックスに達して、自分にはこれが精一杯だと感じてしまいます。

例えば、こうなりたい、こうしたい、という気持ちの裏側に、ときに全く反対の意識があることに、自分でびっくりしたりすることもあるかもしれません。

そして、その制約的な思い込みを追い出して別な思い込みで置き換えて可能性を広げていくにはどうしたらよいのでしょう。

まずは、潜在意識が潜在意識になるまでにはどういう過程を踏むかを理解します。

私たちは何度も見聞きすることがいつの間にか真実になるもの。

潜在意識が潜在意識になるまでにも同じようにその過程が存在しています。

いわゆる刷り込み、みたいなものですね。

だから、潜在意識を変えていくのにも、同じプロセスが必要です。

ポジティブになりたいのになっていないなら、「根気よく続けて、私もポジティブになっていける」「私は少しずつポジティブになっている」と思い込むように意識を向けます。

1日2日では刷り込み現象は起きないですから続けるのが大事。

継続は力なり、と昔の人は本当に真実を知っていたのですね。

始めはもしかしたらその意識は空回りするかもしれませんが、繰り返し繰り返し、しつこく繰り返すと不思議なことに少しずつ真実になっていきます。

自信に根拠を求めてはいけないため、まずはそれをちょっと信じてみようかな、と、根拠のない自信を持ってみる。

この根拠のない自信は、過去に根拠を求めるのではなく、未来に対して抱く自信です。

未来について自信をいだくためには、「できるか、できないか」ではなく、「やりたいか、やりたくないか」をはっきりさせることが重要になります。

未来は誰にも分からず、やりたいことが実現するかどうかも誰にも分かりません。

できないかもしれないとネガティブに考えて立ち止まるのは無意味で、いたずらに不安を増幅させるだけです。

それよりも「こうなっていたい」とポジティブにイメージとして捉えましょう。

「きっと実現する」と、未来にこう在りたいというイメージを信じること、すなわち何の根拠もなく自分を信じる勇気を持つことが何より大切です。

信じてみるのには、とくにコストもエネルギーもいらないはず。

そして自分だけでなく、周りも巻き込むとさらに効果的。

ひとりでやるより、心強くもあります。

あなたの潜在意識にフォーカスを向けてみると、今ある現実の意外な理由や原因が見つかるかもしれません。

ぜひ、意識のその下にある意識に目を向けてみてください。

心のなかに占める割合が顕在意識より何十倍も大きい潜在意識(力)を引き出すことができれば、無限の可能性が生まれると推定できます。

漫画家の水木しげるは、「わたしは幸せのことしか考えないからよかったのです。今の人々は、わざと幸せにならないよう努力している。」と言っていたのが印象的でした、ね。

心配して不安になってばかりいると、自然と将来もその方向に進んでしまうから、無意識のうちに心配し過ぎて、マイナス思考にならないように注意してみてください。

自分の意志で考え方を変えなければ、その先の結果も変わることはないので。

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