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My Sound DNA

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2020年4月の記事一覧

My Sound DNA - JAPAN -

My Sound DNA - JAPAN -

JAPANは、中学生の時に友人が貸してくれたカセットテープで初めて聴いた。
最初の印象は「???」だった。特にこの曲が収録されたアルバムは。
同時に借りた1stや2ndの方がわかりやすかったが、それほどのめり込まなかった。

20歳を過ぎて、少し音楽性も広がってきた頃に、何となく懐かしくなってCDを買って聞き直し、初めて衝撃を受けた。

彼らは日本ではアイドルバンドだったので、こんな音楽性になって

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My Sound DNA - Norah Jones -

My Sound DNA - Norah Jones -

今回は、My Sound DNAとして書いてきた中でも、飛び抜けてメジャーなヤツになってしまった。

楽曲や歌声の素晴らしさは言うまでもない感じだけど、自分が影響を受けたのはウーリッツァーの音色。
ウーリッツァーの魅力に気づかせてもらったのはとても大きい。

ウーリッツァーの実機を買おうとしたこともあるけど、メンテナンスが大変そうだし、鍵盤弾きとしてバリバリ使ってあげられるわけでもないので我慢した

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My Sound DNA - Mark Isham -

My Sound DNA - Mark Isham -

好きなトランペッターは沢山居るが、Mark Ishamには結構影響を受けた。
柔らかい雰囲気の曲でも、甘く鳴りすぎないさじ加減が大好きだ。

彼は映画音楽の作曲家として沢山作品を作っているので、彼の名前を知らなくても、その音楽を耳にしたことのある人は多いはず。

自分が好きな映画では、「遠い空の向こうに」(October Sky)が彼の音楽で、正統派でシンプルながら、じわっと心に染み込んでくる音楽

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My Sound DNA

My Sound DNA

Princeが好きなミュージシャンは多いと思うが、Wendy & Lisaまで聴いてる人となると、グッと少なくなるのではないだろうか。

Princeのバックを努めた人達なので、演奏の凄さはあらためて語る必要ないが、何度聴いてもしびれる演奏だ。
「楽器を上手く演奏するとはどういうことか?」という疑問に対するひとつの答えだと思う。

Wendyの歌声がとても好きだということもあり、長年しつこく聴いて

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My Sound DNA

My Sound DNA

若い頃に外資系レコード店で働いていた時に、スティーブ・ライヒが好きだという自分に、クラシック担当の同僚が教えてくれたのがPiano Circusだった。

ミニマルミュージックだけど、小難しい雰囲気は無いので、ポピュラーミュージックに耳が飽きている時などによく聴いていた。

細かいフレーズの部分よりも、フレーズが折り重なって表れるハーモニーとか全体の雰囲気に影響を受けたと思う。

My Sound DNA

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これを続けるかどうか決めてないけど、自分の音楽に欠かせない存在をふと思い出したので、2つ目を紹介することにした。

当時は情報が少なかったので、若い頃に影響を受けたのはどうしてもメジャーどころになったしまう。
今回紹介するダニエル・ラノワも有名過ぎてちょっと恥ずかしいくらいだ。

ただのスタジオのオッチャンから有名プロデューサーになった人。
丁度自分が、100万超えのローンで8トラックのオープンリ

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My Sound DNA

My Sound DNA

音楽の仕事をする上では勿論のことだけど、何より楽しい音楽生活を送るには、素敵な音楽を聴くことが欠かせない。
その範囲が広ければ広いほど、深ければ深いほど、楽しみは増えるので、苦手なものは少ない方が良い。食べ物と同じだ。
そういう意味では、納豆が苦手な自分は、納豆が好きな人と比べるとひとつ損をしているように思う。

ここでは作曲家としての自分を支えている先人の音楽を振り返って、今後の制作活動に繋げた

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