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「ベイトマンニュース」働き方は人それぞれ。自分のやり方を見つける。

私が昨年12月から働いているのは病院の放射線科で、今日はレントゲン、明日はCTスキャン、と毎日違う部署で働くシフトが組まれます。現在はまだ働き始めたばかり、ということで先輩アシスタントたちと一緒に働きながら、多岐に渡る仕事の内容を学んでいる最中です。
これがなかなか興味深いです。同じ仕事でも、その人によって働き方が全然違います。

ある時私は2日連続で同じ場所に配属されました。でも一緒に働く先輩アシスタントは1日目と2日目で違う人です。
1日目。おばちゃんアシスタントのAさんは、ほぼほぼコンピューターの前から動きませんでしたね。「私たちの仕事は、患者さんの受付をし、受付票をプリントすることなのよ。」と。それと入院患者さんの移送のアレンジ。これもコンピューターに入力するだけ。
動いたのは、一日が終わる前のレントゲン室の整理整頓とゴミを捨てに行くことだけの、身体は楽な一日でしたね。
2日目は若い男の人アシスタントのBさん。彼は受付のコンピューターを5~10分毎にチェックして患者さんの受付をしながら、あとは2つあるレントゲン室を行ったり来たりして患者さんの移動の手伝いをし、患者さんを呼び入れ、片付け、とめまぐるしく動きます。彼はとにかくあちこちに気を配り、声をかけ、と一日中忙しく動き回っていました。

面白いですね。同じ仕事でも人によってそのやり方は全然違っていて、Aさんのやり方でもBさんのやり方でも、レントゲン室は同じようにまわっていきます。

どちらかというと私はBさんのやり方の方が好きだったかな。まぁBさんはBさんで、ちょっとこれは…。という部分も見えたので、きっと私は私なりの、自分のやり方を実際に働きながら見つけていくのでしょう。

どんなやり方にしろ、やるべき事をきちんとする。そして患者さんファーストの視点を持つ。アシスタントとしてレントゲン室がスムーズに回るように気を配る。という幹の部分をしっかりと持っていれば、方向を間違うことはないと思います。
その上でお互いが気持ちよく働けるように、人としての礼節を持つことで、チームで働く一員としてきっとうまくやっていける。
早く自分のやり方を見つけ、自信を持って働いていけるように、今は毎日コツコツやっていきたいと思っています。

考えてみれば毎日の暮らしも、日々の生活を重ねるうちに次第に自分のやり方、というものができてくるものですよね。掃除、料理、おしゃれ、家、生活リズム・・・。その一つ一つにこだわりや「自分なりの」やり方ができてくる。
今の時代はSNSが浸透しているので、いろんな人のやり方を簡単に見ることができ、逆に自分のやり方が見つけにくい世の中なのかもしれません。
でも結局は「自分」。自分が一番好きで、心地よく、しっくりいくやり方を見つけていくことが、毎日の幸せにつながっていくのかもしれませんね。

働き方も暮らし方も人それぞれ。自分なりのやり方を見つけることが、自分を知る、ということなのかもしれません。

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