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デッサンがクリエイターになるために最強の基礎スキルである10の理由

なんかブログっぽいタイトルになってしまいましたが、デッサンについて今回は書いてみたいと思います。


はじめに

私自身、学生卒業からの就職に失敗し、その後、20代をうだつの上がらない10年を過ごした苦い経験がありまして、それでも30代からでも仕事になんとかありつけて、ゲーム開発者として食っていけるようになった背景として、何が自分の血肉となっただろう。と
ふと、振り返った時に「デッサン」から恩恵を大きく受けたことを思い返し、誰かの為になるかもと書き記しておくことにした。

まず結論から

ものづくりをする、表現をする、いわゆるクリエイターとなるために必要な基礎力の源となり、様々な基礎体力が付くデッサンめっちゃ為になるよ。って話です。
分かりやすく、説明するとしたら最長老様にクリリンが潜在能力を引き出してもらったように(クリリンみたいに瞬間的な戦闘力アップにはならないが…)成長の上限値大幅UP成長バフ効果を向上させる絶大な効果があったなあと本気で思う。

さらに前置き

私は美大生でもなく、学生時代にまったく勉強をせず、ゲーセン通いをしていた結果、20代を棒に振ってしまった落ちこぼれである。今でも絵は描けないし、デッサンも基礎があるだけで別に上手くない。
そんな何も持たなかった人間がその後のクリエイター人生に大きく寄与してくれたと思っているのが「デッサン」を学ぶ上で取得した技術である。と思っている。
なので、特に若い人には表現者としての生涯使える基礎体力を、社会に出ている人であっても仕事の幅が広がるし、クリエイターの道を目指そうとしている人にも、人生を豊かにする間違いない技術が体得出来るであろう魅力を伝える。

ところで、デッサンって絵を描くスキルのことでしょう?

いえ、違うんですよ。(といったら語弊がありますが)
光を紙面上に正確に写し取る技術といった説明が正しいでしょうか。
「光」と書きましたが、目に映るこの世界は3次元なわけですが、目の網膜に映る絵(=光)は2次元です。
その2次元に映る像を紙に写し取る作業それがデッサンです。そして、世の中に存在する物体自身は実際には色があるわけではなく、光の可視光スペクトルの波長の違いによって様々な物質が光を反射し目に映っているわけです。
(正確には光の波長の違いを人間が色として知覚出来る機能を持っている)
そこを深掘りしていくと膨大な説明が必要になるので割愛しますが、こういった光とは何か?を考えること、普段考えることのない思考の深さを追求することがデッサンによる副次的な学び、これがデッサンの本質であり多くの人にオススメしたい理由なのです。

考えることを教える難しさ

少し話が逸れます。
私自身は子供の頃から理屈っぽい性格で(良くも悪くも…)なぜ?そうするのか、なぜ?そうなっているのか、当たり前のことについて疑問を投げかけ考えることが好きでした。
その繰り返しの先にモノゴトの本質を見極めることであったり、自分の判断、意思決定の源となる思考回路が養われていく、と考えているのですが
長らく社会、クリエイティブな現場にいて感じてきたことは、その判断軸であるモノゴトの本質の引き出しが人によって差があり、少ない、もしくは持ち合わせていない、なんてことがあるということに気づいたわけです。

この思考プロセスにおける引き出しの多さというのは
課題に対して仮説をたて検証し結果を得る、この数をこなすことで点が線となり面として判断軸を増やし思考の精度が上がっていく。
それが「考えるということ」そのものだと思っていますが
この「考える力」というものは非常に言語化しずらくその頭の中の思考のプロセスが見えないだけに育成がむずかしい部分なんですよね。

デッサンからだいぶダッセンしてしまっていますが要は
思考を教育するための要素がふんだんに詰まったスキル
それがデッサンだと思うのです。

この「考える力」は基本的に学ぶことができない(とは言わないが)身につけるのが困難なスキルである。だからこそ、デッサンなのである。
スポーツでいうならジョギング、腕立て、腹筋、スクワット…
体力なしにサッカーやっても野球やってもうまくならない。
基礎体力である考えるというスキルなしに社会で戦うには非常に不利な状況で長年戦うことになる。
実際、そのハンデを背負って戦うことを強いられている人を何人も見てきた。
基礎力は体力にしても知力にしても福利のチカラが働く、時間をかければ天と地の差が開いていく。これはどげんかせんといかん案件。

思考力は学ぶのが難しい、だからこそデッサンをお勧めしたいと思う。

デッサンの記事のはずが、随分前振りが長くなってしまった。
ここからデッサンの効能について書く。

ということで、デッサンで獲得できるスキルをなるべく被らないように分解して項目を10個の項目として挙げてみた。
それだけ学びが多い(と思っている!)

言葉であらわすのは難しいが興味を持ったらぜひ学んでほしい。将来絶対に損しない人生を豊かに生きるためのスキルを獲得できることを約束します。
※逆に、美大を目指しデッサンに死ぬほど時間を費やしてきた人には学びはあまりないかもしれませんが。

デッサンを学ぶと得られる10個のスキル

  1. 描く技術の獲得

  2. 成長体験の獲得

  3. 身体性の獲得

  4. 光と知覚の認識

  5. 具体と抽象の獲得

  6. 解像度の概念理解

  7. モノづくりの恍惚感

  8. メタ認知の獲得

  9. トライアンドエラーの習得

  10. 探求の根を伸ばす

あくまでも主観ですが、10個挙げてみました。
これほど多くの体験が詰め込まれているのがデッサンだと思うのです。
前フリで書いたように、思考の手助けとなる多くのスキルの獲得が可能。

こうやって並べてみると「何かに打ち込んだことのある人間は強い」といったような話と似ている、とも思いました。よく、面接とかでもありますよね、「部活とか習い事とか打ち込んだことありますか?」っていうアレです。
何かに打ち込むというのは対象がどんなものであれ、普段考えないレベルまで打ち込み、トライアンドエラーを繰り返し、成長を体験し、成し遂げる恍惚感を感じ、身体性を伴った感覚を手にし、評価されることを経験したはずで、その体験がその人のポテンシャルを推し量るために質問されることが多いと思うのですが、改めて理にかなっているモノサシだなと、デッサンの学びを要素分解してみて再認識した気がします。

さておき、この10個挙げたその学習スキルが様々な思考プロセスの礎となるわけです。
10個の内容の詳しい解説をし始めると長くなりそうなのでさらに詳しい説明は後ろにまわそうと思うのでガッツリ知りたい人は最後まで読んでいただければ幸い。

記事をまとめておくとする

10個目に書いた項目
「探求の根を伸ばす」で締めくくっているのですがこの言葉自体は
書籍「13歳からのアート思考」で述べられている表現をお借りしています。
10項目目は様々なスキルを通じて結果何を得ることが出来るのかを集約する意味で最後におかせてもらった。
簡潔にいえば、表現の裏側にある「考えるスキル」の獲得方法を意味している。デッサンの過程で考えるスキルを学び自ら探求出来る力が付く。

書籍:13歳からのアート思考
非常に分かりやすくアートとは何か?について記載されており、「探求の根を伸ばす」ことについて詳細に知ることが出来る。この記事で書いているデッサンの学びとも相通じるものがあるのでぜひ読んで欲しい。

デッサンデッサンと言ってきたがなかなか実戦するにはハードルが高いとおもうので、表現者にとって(特に美大生のようなアート漬けを経験していない人)必読の書籍だと思っているのでオススメしておきます。

もし、何かを成し遂げることをやってこれなかった人には若いうちに「探求の根を伸ばすこと」を知ることの訓練を勧めたい。

まとめ

私が半生を振り返って言える、人生で学ぶべき3つの大切なスキルの1つがデッサンだ。

・デッサンを習得しておくべき理由
観察眼と考えるスキルの獲得がすべての基礎体力になる。

・お金の勉強をしておくべき理由
義務教育では習わないのに重要なこと、世の中を生き抜くために必要な知識であり、資本主義社会の構造を知ること。

・読書をするべき理由
世の中の全体像を俯瞰で見れるようになるのは早ければ早いほうがよい。
巨人の肩に乗り、豊かな人生を生きること。

デッサンだけえらく具体的だがこの記事に便乗して…

すべては世の中の解像度を別の視点から網羅的に学ぶかということ。
・デッサンはクリエイターとしての解像度
・お金は自由を手に入れるための方法を
・読書は世の中を知り、無限の可能性
得るための手段である。
(デッサンだけ具体的すぎるが、思考の訓練ができればなんでもいい。)

自分自身の頭で解像度高く思考し考えるというプロセスはインターネットには落ちていないし、偉人たちの書物の中にもない。(書物はあっても能力の獲得が難しい)
「思考する力」を学ぶには問い続ける技術が必要であり、それは受動では獲得し得ない技術である。その学びのパッケージがデッサンに詰まっているので、もしこの記事で興味を持った方はぜひトライしてみることをオススメします。

最後に

デッサンを絵を描く技術だ。と視野を狭めて学んでしまうと学びは得にくいでしょう。
この記事を参考に視野を広く、様々な発見や問いかけをしながら自分自身との対話を繰り返し、考え、悩み、苦しみ、そしてデッサンを楽しんでやってみてほしいと思います。

長文、読んでいただきありがとうございました!


と、それでもまだ付き合ってくださる方向けに

デッサンで学べる10の個別スキルのざっくり解説してみる!

あくまでもエビデンスベースというよりは自分が体験した主観的なまとめでもあるため、読みたい人はその辺踏まえて読んでみてください。

それでは

デッサンがクリエイターになるために最強の基礎スキルである10の理由

の詳細、行ってみよう!

  1. 描く技術の獲得
    言わずもがな。本来は描く技術を学ぶ基礎がデッサンなので多くの描くスキルが身につくし、世界の見え方が変わる。いまやYoutubeでも多く学べるので、デッサンのキモである描く技術はそちらに託したいと思います。

  2. 成長体験の獲得
    デッサンでなくとも成長体験は誰しも学べるし学んできたことも多いと思うが何かを成し遂げ成長を感じられる体験が不足している人はデッサンで補える。
    特に、デッサンは描くことの成長、デッサン自体が良くなっていく出来栄えの成長、自分の造詣が深まる成長など、小刻みにかつ奥深い成長を体験しやすいと思う。
    そして、成長体験が感じられると自分に自信が付く、自己肯定感が得られる、よりデッサンが上手くなりたいと思える。この好循環を実体験として経験できると人生にとって大きな糧となってくれる。
    また、成長体験というのはビジネスをする上でのUXとして非常に感覚値を持ち合わせていることが大いにアドバンテージとなる。説明が難しいが必ず役に立つ!

  3. 身体性の獲得
    鉛筆の削り方が上手くなる。(カッコ笑い。が付きそう、だがしかし!)
    デッサンは鉛筆を使って描くときカッターナイフで削ります。鉛筆削り機使わないんですよ、芯を長く出して描きます。
    この時代に鉛筆を手動でけずる、これがまた些細ではあるが、削るという手作業がデッサンを行う前の所作として精神集中(?)時間になったり、妙に儀式的な心のコントロール意識が得られるんです。いわゆる茶道、書道、道が付くような精神と身体が融合する感覚が実はこういう所作から体得できたりする。

    デッサンを長時間続けていると、ふと、脳から腕、腕から指、指から鉛筆、鉛筆からケント紙へ。と身体的な解像度感が増す瞬間がある。普段は意識していなかった、自分という身体の存在の意識だ。
    描くというスキルは自分の指や腕や体、脳や心といった一連の連動性で獲得していくものだと意識できる瞬間がやってくる。身体への気づきという大切さを教えてくれる。

  4. 光と知覚の認識
    記事の冒頭でも記述しましたが世の中にあるモノを人間が知覚出来るのは「光」の存在があるからです。
    厳密には可視光の反射を人間が知覚するすべを進化の上で獲得したというのが正しく、デッサンは光というものを物理学的にも知る入り口となる。光の存在を知ることは世界の見え方そのものを変える力があります。
    それを知覚する人間という存在にも改めて気付かされるのです。光という存在と知覚する脳、センサーとなる目。
    見えている世界は脳が作り出した知覚であることを理解することは描くこと以外にも根源的な発見がそこにあるはずです。
    物理学、認知科学に発展するもよし、探求先は深い、知らないということを知ることに気付く。

  5. 具体と抽象の獲得
    【書籍】具体と抽象もめちゃくちゃオススメな本ですが、デッサンもその真理に触れることができます。
    物理的な意味でいえば、描く対象を知覚で見ることが具体、遠くから眺めて全体を把握するのが抽象といえます。デッサンをやってみると分かるのですが近くで見る絵と遠くから見る絵では印象が大きく変わるものです。
    近くの視点で描くことは遠くの目線での解になるとは必ずしもいえないのが面白いところ。だからこそ、近距離でみたり遠くからみたり角度を変えてみたりして最善の出来栄えを探すわけです。
    その行い自体が思考する力でいう、「具体と抽象」の行き来の大事さを身を体感を持って学ぶことが出来るのです。
    思考の行き来とデッサンの多角視点は手段こそ違えど根底は同じプロセス、訓練としては非常に有益な学びとなるでしょう。

  6. 解像度の概念理解
    解像度をいう言葉は最近では一般的に使われているので説明不要だとは思うが、事象に対してどれだけ造詣が深いか、考えを巡らせ理解をしているか。ということ。
    ダニングクルーガー効果(興味あれば調べてみて)という認知バイアスとも関わるが「能力が低い人のほうが自己を過大評価してしまう」というもの、これは「無知の知」にも通ずる。知らないことを知らないからこそ知っていると勘違いしてしまう。(ややこしい)
    ものごとに対して解像度を上げられることというのは知らないということを知っている必要があり、謙虚に探求する能力が必要だ。
    解った気になっていては人は成長しない、解像度という感覚を知り、深く考えを巡らせるようになるにはデッサンが習得の役割を果たしてくれる。
    「深掘りをする能力」が身につくとも言い換えられるかもしれない。

  7. モノづくりの恍惚感
    2の成長体験と似ているがこちらはモノづくりの完成における「やり遂げた感」でありゴールを経験することを指している。
    人間だれしも何かしらやり遂げたことは多く経験していると思うのですがモノづくりなどで何かを作り切るという体験自体は多くの大人が社会に出るとあまり経験しなくなっていく感覚じゃないだろうか。
    それを多く経験することの大事さ、そして自分が「完成」と判断するまでゴールにならないモノづくりにおいて、自身で納得し、問いただし、折り合いを付けて完成させるプロセスを多く経験することも「判断力」の大いなる成長に寄与する行いだと考えている。
    何かを作り上げた経験が多い人は強くなれる。多分。

  8. メタ認知の獲得
    デッサンの作品を第三者に評価されることの重要さです。
    自分自身を客観視するメタ認知能力も生きていく上で非常に重要な技術ですが、人によって大きく能力に差があります。そこで、表現物(ここではデッサン作品)を自ら作り出し、アウトプットしたものを第三者に評価してもらうことで自身と他者との共通認識を養うことが出来る。
    自分と他人で共通認識できてるよね、って思っていることも案外、食い違っていたりするものであり、客観的に表現物に対して共通認識を深い深度で認識合わせをすることの重要性を得ることが出来る。
    ピンと来にくいと思うのですが、自分と他者との世界の認識をすり合わせる作業というのは、世界の大局観を知ることの一部だと思っています。
    多くの人が認識する感覚値を俯瞰目線で理解し、表現者として自分と他者との距離感を獲得することはとても重要なスキルになります。

  9. トライアンドエラーの習得
    誰しもが普段からやっている身近なことですが、より考える力が研ぎ澄まされチャレンジを繰り返すことが考える力を研ぎ澄ませる効果があると思っています。
    それは単純に身体性だけの覚えさせるというトライの繰り返しではなく、なぜ、どうして、どうやれば上手く描けるのか、多角的な仮説を立てて検証し結果を評価する。というサイクルを繰り返し、論理的思考の回路がメキメキと成長するのです。

  10. 探求の根を伸ばす
    上述した内容なので割愛しますが、詳しく知りたい方は書籍「13歳からのアート思考」を読んでみてください。めっちゃいい本です。


最終的にこの記事で何がいいたかったのか

実はデッサンの話というよりは「考える力」の重要性を伝えたかった。
考える力がなければ、社会に出て成長が困難になる場合が多い。
考える力は教えようにも、教えて出来るようになるものではなく悩ましい。

ではどうすればいいのか。それは
考えるための効果的な訓練を行ってきたかどうか。だと思うのです。

教えることができない=受動では身につかないもの
どこで訓練することができたか。それがデッサンだった。

そして、ここまで書いておいて

実際のアクションプランとして

デッサンって実は独学でできそうで難しく、そうするとデッサン教室などに通うこと、そこが一番ハードルが高い。
ズブの素人がデッサン教室に通うハードルの高さ。確かに高い。

私も実は体験レッスンのような形で最初参加しようと思ってある教室を訪ねたのだが、ガチの受験コースの空気感漂う感じに恐れおののいて、教室の空気感を見てキャンセルして帰ったことがある。。

なので、ガチ受験コースなどではなく、街の絵画教室みたいなまったりマダムたちが油絵なんかを楽しんでいる感じのコースへ学びに行くのはおすすめ。
油絵とか日本画とか本格的な絵画を描いていたりして尻込みするけれど、デッサンは基本中の基本、教室の先生はだれでもデッサンを教えられるのでそこは心配せずともデッサンを学びたいということでレッスンを受けることは可能だと思う。
ただ、どこの教室も少人数でやってたりするし、大人の趣味としてそこそこお値段はする、かもしれないが、真面目に取り組めばその対価となるスキルは十分に得られるはずです。
それでもやっぱりハードルが高いと思うならYouTubeでたくさん教材が落ちているので道具だけでもしっかり揃えてモノを描くところから始めるでも全然OKかなと思う!

さあ、興味持った方はデッサンをぜひ、取り組んでみてください。若いうちの経験をオススメしますが、いずれにしても今が一番若い日。チャレンジしてみよう。

長々と書きましたが、長い目で見れば人生を豊かに生きるためのスキルとして
世界を鳥瞰する能力読書だとすれば
デッサンは虫の目となりミクロの解像度で世界を追求することが出来るようになる能力を獲得することだと思っています。

デッサンはその深さへ連れて行ってくれる誰もがチャレンジできる効果的な手法だということを繰り返し伝えつつ、この記事を締めたいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました!


一応、エアプじゃないということも含めて掘り起こしてきた習作を貼り付けておく、恥を忍んで…。

この機に掘り起こしてみた過去作品、画像でキュッとしてるとなんとなくそれっぽく見えるが
形が取れてない、、またデッサンやりたくなってきた!

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