見出し画像

一度世界に任せてみる

おはようございます、音楽家の河野一之です。

2月の末に自分の仕事環境を一新させました。

PCに始まりデスクや動画配信、編集用など様々なものを5~6年ぶりに一新し時代の流れに若干追い越されている感を味わっています。

そんな中、プロ活動を日本で始めたばかりの頃に買った楽譜制作ソフト「Sibelius」というソフトがあります。

スクリーンショット 2021-03-10 7.38.20

当時吉祥寺のヨドバシカメラで取り寄せてもらい購入しましたがその額なんと¥80,000over、楽譜の作成のためだけにこの額か!と驚きましたがきっと役に立つと先行投資で購入

なぜ日本で主流のFinaleではなくSibeliusを使っているかというとイギリス留学中、イギリスでの主流がこのSibeliusであったため今後の仕事のためにこちらを使っています。

そして案の定、その後予想通り素晴らしい働きを見せてくれ今日まで使っています。

さて先日PC環境を一新し、Macbook airからmac miniにパソコンを以降しました。これまでのairがメモリ4GBだったのに対し、miniは増設もし16GB、つまり4倍です。動作もサックサク!

これで動画編集や様々なアプリを併用しての作業がかなり楽になりました。
しかし、一点問題が発生。

上記したSibeliusは購入後一つのアカウントでPC2台まで使用可能なのです。1台分は自分、2台目は妻へあげて使用しており、今回PCを新調したのでairでデリート後miniへ以降。

しかし、なぜかminiがSibeliusに3台目のPCと認識されてしまいアクティベート(使用許可のようなもの)ができません。

歯に何かが挟まったようなイライラを抱えつつairでもう一度リ・アクティベート(使用許可取り消し)をしたり、miniに入れたSibelius関連のソフトを全て消したりしましたがやはりできず、これ以上は無理だと思い放置。

そのうち何とかなるだろうと世界に投げてみました。

その後2週間、たまたま見つけたTwitterのSibelius日本語サポートが「質問なんでもお答えします!」とWelcomeだったので問い合わせてみました。

DMでの問い合わせにも気軽に答えてくださり教えてもらった方法は、以前試した方法でしたが2週間ぶりに再度試してみようと挑戦。

しかしやはり反応せず、そして再度放置しておこうと一晩経った今朝

朝何気なくもう一度だけやってみたところ

・・・できた・・・

感覚的には「できちゃった」です。あれだけ同じことを以前試したにもかかわらず今回何の前触れもなくできちゃいました。

これで今後はまた楽譜制作が可能になります。

一度世界に任せてみる

「僕は何度も同じ方法を試したが」と書いているけれども、現実的に考えて全く同じ方法をとってもシステムで制御されているPCが違う結果を出すはずがないので恐らく時間を置いて落ち着いた気持ちで再挑戦した自分自身の行動が無意識下で何か変わっていたために今回の成功を引き寄せたのである。

でもこれは僕が何か問題や壁が現れた時に「あがかなかった」のが結果的に正解でした。

もしあがいていたら余計にシステムを混乱させていたかもしれないし、下手をしたら2度と使えなくしていたかもしれません。

一度「まぁいいや、そのうち何かどうにかるでしょ」

と諦めたというか投げたというか、世界に、時間に任せたのです。

僕たちが絶望する条件は「今この瞬間どうしようもないことを知り、足掻いても意味がないとわかってしまう時」です。

その後それが頭では理解できても心では理解できずあがいたり、諦めないから絶望が苦しみに変わるのです。

こういう時に本当に必要なのは戦略的撤退です。

何でもそう、楽器がうまくいかないとか、お金がないとか、寂しいとか、今この瞬間どうにもできないことに執着するから絶望が苦しみに変わるのです。

絶望するようなことが起きたら諦め放って、一度逃げた方がいいです。

時間の経過に任せたり、考えるのをやめてしまえばいいのです。するとしばらくすると本当にどうにかしたいことであればまた動き出したくなります。

その時点で結果が出るかどうかはわかりませんが、また改めて行動してみるのです。そしてよければ解決するし、そうでなければまた放っておくのです。

梅干しとか、醤油とかお味噌と一緒で、発酵を待ち旨みを引き出すのと同じように物事にはどうしたって時間が必要なものがたくさんあります。

今回のSibeliusも結果的にそうであったのでそういえますが、あの時あの瞬間PCを変えたばかりの頃はまだその時ではなかったのです。

買い替えて3週間後の今朝6:20がその時だったのです。

結果的に今すぐ必要なものではなかったし、どうとでもなったことだったからというのもあるかもしれませんが

この世の中、あがかず、騒がず、放っておいた方がよくなることも多いようです。インターネットが発達し世界の体感速度が何倍にも早くなって僕たちはだいぶせっかちになりました。

でも子供の頃に感じたあの1日の長さと今の長さは現実的には同じはずです。時にはあがかず、置いてみるというのも必要なようです。

Thank you

Kazz





サポートして頂いた支援は全て金管楽器や金管バンドの奏法の研究、音楽を使ったエンターテイメントの発展に使用させていただきます。