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地域をテーマに探究学習(岡山県立東商業高等学校)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2021年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

地域を対象とした探究学習。集落でのフィールドワークを通じてアートの役割について考え、翌月に岡山教育セミナーにて成果を発表した。

■開催日時
2021年10月31日(日)9:40~16:30
(10/19南方本社にて事前レクチャー)
(11/11オンライン事後学習)
(11/27岡山教育セミナーにてプレゼン)
■参加者
計9名
■対象(学年)
生徒7名(高1)、先生2名
■参加費
5,400円
■問い合わせ日
2021年10月8日(金)
■認知経路
ベネッセホールディングス経由の依頼

スケジュール(日帰り)

特徴

プログラムの特徴

・徒歩移動中に直島コメづくりプロジェクト、公共建築に関する話など幅広く入れ込むことで、生徒の興味、関心から探究学習のテーマを生徒自身が見つけられるようにした。
・ベネッセハウス ミュージアムでは導入として対話型鑑賞を実施。作品の見方を少しお伝えしてから自由鑑賞とした。

参加者の反応(生徒)

(感想)南寺が1番印象に残っている。暗闇に目が順応したり、奥行を認識したりする過程がおもしろかった。もう1度入った時にどう見えるのか気になる。

屋外作品では生徒間で何に見えるか話し合う様子が見られた。

小学校など公共建築の話は興味がある生徒がいた。

企画担当者からの評価

■次回利用の可能性
5 / 5点

■コメント

プロジェクトすべてにおいて、人を引き付ける表現や発想が組み込まれていた。

参加者全員が充実感、満足感を感じていた。

まとめ・考察

最初に直島銭湯外観を見学。番台の島の方とお話しながらタイルや鍰煉瓦をよく観察していた。つつじ荘からベネッセハウス ミュージアムまでの道中では、事前レクチャーにて話していた≪かえると猫≫や、南方本社にて対話型鑑賞を行ったニキ・ド・サンファールの作品をよく鑑賞しており、南方の作品との繋がりやモチーフについて考える姿が見られた。屋外作品を鑑賞してから≪瀬戸内海の流木の円≫にて対話型鑑賞を実施。その後の自由鑑賞でも主体的に鑑賞している様子はあるものの、作品のキャプションの写真を撮る姿が多く見受けられ、事後学習として予定しているプレゼンの資料集め、という意識が強くなってしまっていたように思う。家プロジェクトでは南寺のみ時間を指定し、2班に分かれて自由鑑賞。周遊順を決めるのに少し時間がかかってしまったため、班ごとに周遊計画を立てる時間を事前にとるべきだった。ワークシートは各自好きなスポットを決めて取り組む内容にしていたが、立ち止まって書く様子は見られなかった。ワークシートに書くテーマ/スポットはそれぞれ見つけられたと最後に話していたため、事後レポートのような形で提案してもよかったかもしれない。
(大黒)



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