地域をテーマに探究学習(岡山県立東商業高等学校)
この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2021年度の教育プログラムについてお伝えします。
プログラム概要
地域を対象とした探究学習。集落でのフィールドワークを通じてアートの役割について考え、翌月に岡山教育セミナーにて成果を発表した。
スケジュール(日帰り)
特徴
プログラムの特徴
・徒歩移動中に直島コメづくりプロジェクト、公共建築に関する話など幅広く入れ込むことで、生徒の興味、関心から探究学習のテーマを生徒自身が見つけられるようにした。
・ベネッセハウス ミュージアムでは導入として対話型鑑賞を実施。作品の見方を少しお伝えしてから自由鑑賞とした。
参加者の反応(生徒)
企画担当者からの評価
■次回利用の可能性
5 / 5点
■コメント
まとめ・考察
最初に直島銭湯外観を見学。番台の島の方とお話しながらタイルや鍰煉瓦をよく観察していた。つつじ荘からベネッセハウス ミュージアムまでの道中では、事前レクチャーにて話していた≪かえると猫≫や、南方本社にて対話型鑑賞を行ったニキ・ド・サンファールの作品をよく鑑賞しており、南方の作品との繋がりやモチーフについて考える姿が見られた。屋外作品を鑑賞してから≪瀬戸内海の流木の円≫にて対話型鑑賞を実施。その後の自由鑑賞でも主体的に鑑賞している様子はあるものの、作品のキャプションの写真を撮る姿が多く見受けられ、事後学習として予定しているプレゼンの資料集め、という意識が強くなってしまっていたように思う。家プロジェクトでは南寺のみ時間を指定し、2班に分かれて自由鑑賞。周遊順を決めるのに少し時間がかかってしまったため、班ごとに周遊計画を立てる時間を事前にとるべきだった。ワークシートは各自好きなスポットを決めて取り組む内容にしていたが、立ち止まって書く様子は見られなかった。ワークシートに書くテーマ/スポットはそれぞれ見つけられたと最後に話していたため、事後レポートのような形で提案してもよかったかもしれない。
(大黒)
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