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英語で新しいアートプロジェクトを提案しよう(岡山操山高等学校)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2022年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

2回に分けた来島プログラム。1回目では発表のテーマを決め、2回目には、柔軟な提案が考えられるよう、様々なアートや地域との関わりも体験。英語学習のため、最後にはそれぞれのグループが設定したテーマに沿って、英語でプレゼンテーションを実施。

■開催日時
2023年1月28日(土)、3月8日(水)~10日(金)
■参加者
高校生20人
■対象
高校1年生~2年生
■問い合わせ日
2022年7月4日(月)
■認知経路
ベネッセホールディングス

スケジュール

特徴

プログラムの特徴

・2回に分けた来島プログラムのため、1回目はテーマの設定、2回目でアートプロジェクトの手法の幅広さや地域を「よむ」ことを体験した上で、より柔軟に提案が考えられるよう設計した。
・英語学習のため、後半はベルリッツ岡山ランゲージセンターより講師を派遣いただき、英語でのプレゼンテーション+講評とした。

参加者の反応

・アートが同じでも自分の視点が(成長とともに)変わると違って見えた。

・同じ作品でも人によって解釈が大きく異なるのが面白かった。

・世界共通の国際問題の解決や、多様性理解にアートを活用できるのではないか。

・アートは人との繋がりを生んだり、普段意識していないものに気づかせることができる。

・直島の作品は元々あるものを使っているので場を融合していて、地域の価値も再認識できる。

教員からの評価

■満足度
5/5点
■再利用意向
4.5/5点
・環境の良さは当然であるが、島の魅力が色々なものと繋がって学べたことが最も大きい。前提にとらわれることなく、しかも繋がりを考えながら、新しい価値を創造していくことは大切な学びとなった。
・これほどまでに集中的に「アート」について考えたことは生徒も無かったと思う。実際に歩いて,見て,触れることで自分の中のアート感も変化していったのではないかと思う。
・岡山から近く,また視点の異なったアートにあふれていて,飽きることがない。
・財政的な裏付けがないと難しい。教育活動の場として県を含めたネットワークづくりが今後鍵となると思う。

■特に良かった点

・生徒の活動の様子を見ながら、柔軟に対応してくれた。さらに、学校側のニーズにも細かく対応していただいた。

■改善点

・海外研修代替行事という立ち位置だったので、もう少し英語を使用する頻度があってもよかった。

まとめ・考察

・生徒の主体性が高く、対話型鑑賞を通じた作品鑑賞の姿勢習得も早く、問いの設定やグループワークも熱心に取り組んでいた。
・「アートとは?」など概念的なテーマを扱った生徒もいたが、粘り強く思考できていた。
・派遣を依頼した英語講師のファシリテーション力が高く、グループワークもサポートいただけたのが良かった。(藤原)

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