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芸術や自然を通して自己理解と他者理解に繋げる(岡山御津高等学校)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2023年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

■開催日時
2024年2月22日(木)
■参加者
高校3年生13名+教員2名
■問い合わせ日
2023年11月21日(火)
■認知経路
ベネッセホールディングス経由

ヴァレーギャラリーでの様子
本村散策の様子
ラップアップの様子

スケジュール

9:42    宮浦港着
10:15  ベネッセハウス ミュージアムにて対話型鑑賞
11:45 ヴァレーギャラリー
12:45 昼食@直島ホール
13:15 ワークの説明
13:30 本村散策
15:45 ラップアップ@財団オフィス
17:00 終了

特徴

プログラムの特徴

最初に、ベネッセハウス ミュージアムにて2班に分かれて対話型鑑賞を実施。午後からの本村散策ではワークシートを使って鑑賞。最後に、印象に残った作品やそこから考えたことなどを発表。他者の考えや新しい視点にも耳を傾けてほしいという先方の希望から、班分けはせず、全員で実施。

企画担当者からの評価

■満足度

4 / 5 点

《南瓜》などの辺りにも行く時間があれば嬉しかったです。

■再利用意向

 4/ 5 点

プログラムがかっちりと固まっていた点がとても魅力的でした。

■コメント

すべての内容が良かったのですが、一番印象に残っているのはラップアップです。生徒たちは日頃自分の思いや感情、心の中にある感覚などを言語化することから逃げることばかりでしたが、困りながらも一生懸命に伝えようとしている姿に感動しました。直島という環境とベネッセ様のプログラムにより、明らかにオープンマインドになっていく姿が印象的でした。

ラップアップの会場が暑かったです。また、ラップアップの時に、言語化に焦点が当てられていて、聴き方の指導や意見の交流などがなかったのが気になりました。限られた時間なので仕方ないですが、一生懸命言語化されたものを大切に扱うことができればさらに満足度が高まります。

まとめ・考察

・普段美術館にはあまり行かないという生徒が多かったが、最初に対話型鑑賞を実施したことが、その後の鑑賞の姿勢づくりになっていた。
・対話型鑑賞では発言にやや苦手意識を持っている子もいたが、最後のラップアップでは、全員がスムーズに発表できていたように思う。
・集落の中で見つけたアートにも興味を持ち、そこから日常生活や自身の今後を考えるきっかけになっていた。(佐野)


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