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国際交流事業が気づかせてくれる日本や地元の魅力

こんにちは、今回は地元の広報紙で「国際交流」が特集されていたので、そこから感じた事と気づきをまとめてみました。

私の住んでいる茨城県守谷市はドイツのバイエルン州にあるマインブルク🇩🇪という街とアメリカのコロラド州にあるグリーリー🇺🇸という二つの街と姉妹都市提携を結んでいます。

要するにお互いに市民を派遣し合っての交流などをやる関係になっているということです。

この関係、マインブルクとは1990年から、グリーリーとも1990年から青少年海外派遣事業をしていたとのこと。

つまり30年以上、こういった交流が続いているとのことで、その間毎年互いの市から学生などを派遣する交流などが続いてることはそれだけ貴重な経験をしている人が増えているということで価値あることだなと改めて。

ちなみにグリーリーは派遣事業がキッカケで姉妹都市提携に至ったようですが、マインブルクはアサヒビールの仲立ちで町長などが訪問したことがキッカケだったそう。

ビールか、、、🍺と思ったらそのとおりで、ホップの生産地として有名なところとのこと。
※ドイツのビールが日常的に守谷で飲める環境とかになると面白いのだが。

さて、そんなこんなで今年はコロナ禍で中止になっていた国際交流を3年振りに再開したとのことで、マインブルクからの訪問受け入れた記事が出ていました。

この受け入れた家庭はさぞ貴重な経験をされたんだろうなと感じた、改めて良い事業だなと。

その中で気になったことが二つ
①日本の当たり前が特有であることに気づけること
②ドイツは進路の選択が早いこと
 


①については、掲載されていた二人の学生が共に日本の文化に高い関心を持たれていたこと。

外国に行くことを踏まえれば、相手の国に興味を持つことって当たり前なのかもしれないが、コレって実はヨーロッパと日本の文化がいかに違うかを表しているのではと感じました。

寺社の境内の構造や建物の役割などもはや日本人でも知らない事に興味を持たれている。

守谷に普段住んでいる我々が気にもならないようなところも興味を持たれて、色々聞かれたんだろうなと思う。となると受け入れる側もそれが何なのか改めて興味を持つ。というか持たざるを得ないのかもしれない。

ドイツ人の目線で日本を見てもらう事で日常だからこそ気づかないところや興味がいかないところにスポットが当たる。とても新鮮であり、自分の住んでいるところを知る大切なキッカケにもなるのではないでしょうか。

結果として日本文化や常識が当たり前ではないことに気づくキッカケになるのかなと思いました。


②は16歳の男の子の肩書きとしてあった「専門学生(家具大工)」という紹介文。

少し違和感を感じたのですが、ドイツでは小学校卒業(しかも4年間)で一度進路の選択のような機会があります。

つまり日本で言えば中学生や高校生くらいの年齢であっても、選択をして生きている(もちろん様々な背景があり、そうせざるを得ないケースもあると思いますが)。
※詳細は知らない点もあるので下記の記事などをご参考に。

【ドイツの教育のキャリア感】※参考までに

ということは、16歳の男の子は家具大工という立場を選択しているということ。

日本人の同じ年齢では、受験などはあるものの、将来をコレをしたいから今コレを学ぶ・行動するって人は稀だと思っています。

だからこそ同年代や下の年齢層の子どもなどが彼とコミュニケーションを取ることで得られる気づきはめちゃくちゃあるだろうなと感じました。


結論として、今回、ホームステイを受け入れた家庭はめちゃくちゃ気づきを得れた貴重な体験をしたのではないかということ。

一般的には海外に行って異文化を見てくる事で気づきを得るというのが国際交流と思いがちだけど、そうではなくて日本に来る人を受け入れることでコミュニケーションギャップや文化の違い、地元や日本文化への改めてスポットを当てる機会、キャリア感の違いなど得れるモノがかなり多いのではないだろうか。

改めて日本の文化や常識になぜ?と問うキッカケにもなるし、日本文化や地域の魅力に気づく機会にもなると思うので、それに気づかせてくれたということで良い記事だったなぁと感じました。

来年はこちらからドイツへの派遣も再開したいようで、市内の中高生が貴重な体験をできる機会が再開することとても楽しみです。

合わせて、国際交流事業って多文化共生とか知見や視野を広げる意味で考えていたけれど、どうやら地元への愛着の観点などでも有益な気がしています。

ちなみにマインブルク市からは国際交流員ということで派遣してもらい、守谷市の職員として国際交流事業を中心に活躍されています。

おしまい。

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