都築郷夫 ちよつとはみだ詩・❲廿参❳ 附・詩人の為のワードローブ集
二人の思いはしばし声もなく相並んで往き、やがて遠く離れたところで、ふたたび言葉の中に浮かびあがつた。それでも、思いはなおも無言のまま手に手をとり、すべてがすでに語られたかのようだった。(「愛の完成」ロベルト·ムジール - 古井由吉訳)
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二人の思いはしばし声もなく相並んで往き、やがて遠く離れたところで、ふたたび言葉の中に浮かびあがつた。それでも、思いはなおも無言のまま手に手をとり、すべてがすでに語られたかのようだった。(「愛の完成」ロベルト·ムジール - 古井由吉訳)
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