いそがしい人のための意外な「休む技術」を3つお伝えします。
最近うまく休めていますか?
休日もあまり休めた感じがしていなかったりしませんか?
今回は日頃いそがしい方にこそお届けしたいお話です。
▶休むという技術
オフィス秋晴れ代表、ばっしーです。
ツイッター、noteでHSPさんに向けた発信をしたり
HSPさん向けオンラインコミュニティ「ひみつ基地」を運営しながら活動しています。
「ひみつ基地」では、ぼくの投稿コーナーで、ほぼ毎朝メンバーの方に向けたコンテンツをお届けしながら…
週に一回、ボリューム多めのコラム記事をガツっとお届けしています。
HSP・心理学のようなテーマを取り扱うことはもちろんですが…
それに限らない「日常生活で役立つ」テーマも取り入れています。
今回はその中からひとつを抜粋して、コミュニティ内のコラム記事をお届けします。
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先日、「みんなでテーマトーク」のコーナーで「休む」についてコメントしていただきましたが
なかなかうまく「休む」のってむずかしいですよね。
そこで今回は…
書籍
『休む技術~かしこくコスパを上げる大人のオン・オフ術~』
(著:西多昌規/大和書房)
を参照します。
精神科医の西田昌規さんの本で、あらゆる休む技術・考え方が書かれています。
その中から…
「今日からためしてみたい方法」
という視点で、3つをピックアップしてみましたので、それをお伝えします。
個人的にはこの3つ、ちょっと変わった視点だなと感じます。
休むって…こういうことなの!?
そんなうまく休む技術、一緒に手に入れてみませんか。
▶5分の「好きなこと時間」
「休む」という言葉を聞くと、「ゆったりすること」「何もしないこと」などをついイメージしてしまいますが…
「それができないから悩んでる!」
「その時間がそもそもない!」
という方も少なくないと思います。
ですが…
「休む」は、何もしない静的な側面と、アクティブで動的な側面を併せ持っています。
自分に合わせてこの2つの面を巧みに使い分けるのが、大人の上手な休み方でしょう。
引用:書籍『休む技術~かしこくコスパを上げる大人のオン・オフ術~』(著:西多昌規/大和書房)
静と動を巧みに使い分ける、大人の上手な休み方。
もうこのフレーズがなんか好きです(笑)
「動」を意識した休み方もあるんですね。
忙しいと、休憩やカフェで一服など「静的」な要素ばかりを考えがちです。
しかし、休みの「動的」な要素を平日のスケジュールの中に少しだけでもいいので入れてみると、日々の気持ちの張りも違ってくる可能性があります。(中略)
平日にそんな余裕がないと言う人は、小さいことでいいので自分のささやかな「好きなこと」をする時間を、テレビの5分スポットニュースのようにちょっとだけ取り入れてみるのは、いかがでしょうか。
引用:書籍『休む技術~かしこくコスパを上げる大人のオン・オフ術~』(著:西多昌規/大和書房)
5分だけのほっとひといきのメニューを、平日に取り入れる。
これもひとつの「休む」形なんですね。
ぼくの場合は…
▶仕事の合間にコーヒーを淹れる
▶コンビニでチキンを買う
▶マンガアプリを読む
とかをよくやっていますが、これも「動的」な休み方のひとつといえそうです。
「時間を確保する」のがむずかしい方は、まず自分の「好きなこと」を思い浮かべて…
ほっとひといきのメニューとして5分程度の取り入れ方を考えて…
そうやって平日の暮らしに少しだけ彩りを付ける、ことからはじめてみるといいのかもしれません。
▶「期待感」をうまく使う
「休む」を考えるときは、「休みの日」そのものを同時に考えることにもなりますよね。
この「休みの日」をうまく活用して、「休みじゃない日」も充実させる技術があるらしいんです。
「休みに入る前がいちばん楽しい」
子どもから大人まで、うすうす感じている共通認識だと思います。
(中略)
休みに入る前の期待感、安心感、高揚感は、わたしたちに喜びを与えてくれます。
(中略)
脳科学からも、「休みに入る前がいちばん楽しい」症候群は、説明がつきます。
神経伝達物質のひとつ、ドーパミンの特徴がよく表れているからです。
(中略)
心理実験においても、ドーパミンをより刺激するのは今の「喜び」ではなく、将来への「期待」であることがわかってきています。
引用:書籍『休む技術~かしこくコスパを上げる大人のオン・オフ術~』(著:西多昌規/大和書房)
今の「喜び」ではなく、将来への「期待」のほうが楽しい。
これはなかなかにインパクトの強い事実ではないでしょうか。
「待つのが祭り」ということわざもあるように、祭り本番よりもそれを待っている時間の方が楽しいもの。
つまり
「休みの日」の予定を、楽しみなことで埋めて事前に立てておくことで、その日以前の「休みじゃない日」までもが楽しくなってしまうんですね。
さらに別の書籍ではこのように書かれています。
一度きりでのごほうびは、予定された瞬間からモチベーションを高め、「それが消費されるまで」モチベーションを保ってくれます。
消費するまでモチベーションを持続させられる。
ならば、できるだけ未来に予定を入れた方が得なのではないか、という見方もできます。
しかし消費ゴールによるモチベーションは、”平均して8週間しか持続しない”。
そう考えると今から2ヶ月先にごほうびを仕込んでおくのが、最も効率よくモチベーションアップができる方法かもしれません。
がんばったからごほうび、はもったいないのです。
がんばった先にごほうびが用意されているからこそ、幸福感を持って仕事ができるのです。
引用:書籍「図解モチベーション大百科」(著:池田貴将/サンクチュアリ出版)
ごほうびは先に用意してこそ。
そして最大で2カ月はキープできる。
こんな事実まで判明していたとは…。
これを読んだいま、2カ月先の休日に楽しみな予定を組んじゃいましょう。
▶「週末うつ」を避ける休み方
週末、休日に気分が落ち込んでしまう方がいます。
なかでも多いのが…
「仕事のことをつい考えてしまって」
という方だそうです。
仕事のこと、仕事関係の人のこと、ついつい休日にも頭をよぎっていろいろと考えて…
なんならその作業をしてしまったりもする…
このような傾向から休日をネガティブに考えてしまうようなときは
「週末うつ」とも呼べる状態に近づいているかもしれない、と著者の西多さんは指摘しています。
これとうまく向き合って、「休む」にはどうすればいいのでしょうか。
「週末うつ」を防ぐもっとも有効な対策としては、アバウトに時間を区切ってしまうことでしょう。
たとえば、午前、午後に2分割して、午前中は仕事のことを考えるならば、午後は100%仕事のことを排除して、運動なり映画なり、自分の好きなものを楽しむ時間にあてることです。
午前、午後、夜の3分割でも、もちろん構いません。
休日も仕事の雑念が入ってくることはやむをえないと割り切り、むしろ仕事や雑事を考える時間を決めてしまうのです。
そうすれば、たとえ午前中にウダウダとテレビを見て過ごしてしまったとしても、午後から別の予定に入ると思えば、切り替えもしやすいというものです。
引用:書籍『休む技術~かしこくコスパを上げる大人のオン・オフ術~』(著:西多昌規/大和書房)
なるほど、仕事でも雑念でも入ってきてしまうのはやむをえないと割り切る。
そして、時間をアバウトに区切って、真正面から向き合っちゃう。
ハンパに遠ざけようとするのではなく、むしろ予定として入れてしまうんですね。
そうすることで、ほかの本来こなしたい予定にも時間をキチッと与えられることになる。
これって、休みの日だけでなく…
「あ~〇〇が頭から離れない…」
「思考がループしちゃって抜け出せない…」
みたいなときに
「割り切って、むしろ〇時までしっかり考えよう!」
というように、時間を区切って向き合うことでスッキリできるかもしれませんね。
この辺りは簡単にはいかない考え方なのかもしれませんが…
それでもこういう視点がひとつある、ということを知っておきたいですね。
▶まとめ
今日からためしてみたい「3つの休む技術」
▶5分の「好きなこと時間」をつくる
▶2カ月先の休日に楽しみな予定を組む
▶時間を区切ってむしろ向き合っちゃう
ひとつずつ、今日からためしてみたくなりませんか。
そうやって「休む」ことに対して、手応えを感じられるようになれば
反対に「活動する」「仕事する」ことにもハリが生まれるかもしれませんね。
ぼくはまず、2カ月先の休日に楽しみな予定を組むをやってみたいと思います!
(でも駆け出しビジネスマンなので、お金がかからない予定にしようっと)
みなさんもうまく取り入れてみませんか?
それでは、また次回!
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