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セオリーの検証

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2021年9月の記事一覧

各投球コースに対してどんな打球(方向・角度)を放つべきか。

「コースに逆らわない打撃」は有効と言われる。コースに逆らわない打撃は、投球コースに対してどの方向へ打球を飛ばすべきか、というものだがもう1つ打球において考慮すべきものがある。打球角度だ。

コースに逆らわない打撃の有効性まずコースに逆らわない打撃は、実際にどの程度有効だろうか。右打者・左打者でそれぞれ検証した(表1、表2)。内角・外角はストライクコース(高さは考慮しない)の投球に限定している。また

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「ストレートがあってこその変化球」は本当か?フォーシームが他の球種に与える影響

「ストレートがあってこその変化球」「変化球に頼り過ぎると変化球が活きなくなる」と言われることがある。今回は実際にストレート(フォーシーム)が他の球種に影響を与えているのかについて見ていく。

フォーシームの投球割合が他の球種に与える影響を検証ある年と翌年のフォーシームの投球割合とフォーシーム以外の球種のSwStr%(空振り/投球)とxPV/100(予期される100球あたりのPitch Value)

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「ストレートがあってこその変化球」は本当か?球種割合増減の効果を検証

「ストレートがあってこその変化球」「変化球に頼り過ぎると変化球が活きなくなる」と言われることがある。今回は実際に球種割合を増やすとどんな効果があるのかを見ていく。

先行研究上記の記事は投手が球種の割合を増減させた場合に、RV/100(100球あたりの得点価値)やSwStr%(空振り/投球)に、どのような変化が見られるのかについて検証した記事だ。検証した結果、投手がある球種の投球割合を増減させたと

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