Baseball column

野球はホームを踏む数を相手より一回多くして勝ちを目指すゲーム。 全ての行動は 攻撃側は…

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野球はホームを踏む数を相手より一回多くして勝ちを目指すゲーム。 全ての行動は 攻撃側はホームを相手より一回多く踏むため、 守備側はホームを相手に踏ませないためにとる行動。 だからヒットやホームランを打ち、三振を奪うのも ホームを踏むか、踏ませないかのためにとる方法の一つにすぎない

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革命を起こした男 ID野球の申し子・古田Ⅱ

前回からの革命男・古田のつづき。 古田は、県立の弱小チームにいたため高校時代は無名の選手だったそう。 そして一般受験で野球の強豪・立命館大学に入学し、ここで頭角を現し大学日本代表にまで選出される。 ドラフトでは指名間違いなしと思われ、記者会見の場まで用意しておきながら指名漏れ。 大変な挫折を味わった。 この挫折を糧に絶対プロになってやるとトヨタ自動車へ入社、ここでも日本代表に選出されソウルオリンピックに出場する。 そしてついに、ヤクルトドラフト2位指名にこぎつけた。

    • 大谷によるWBC戴冠 替えが利かないのは大谷

      昨日は準決勝を振り返った。 WBC準決勝からを振り返る そして決勝。 右打者が上位に並ぶアメリカ打線に先発・今永。 右打者の鈴木の代わりに左打者の牧原補充、残り3試合でたくさんいるピッチャーの補充に 右ピッチャーの山崎を招集する無駄、右ピッチャーに代わったところで右打者を代打に送る、 先頭の甲斐に代打を出さない、一流の左ピッチャー相手に左打者を並べ先に点をやってしまう。 そしてこの日の右打者相手に今永。 戦術、戦略、采配はずっとダメだった。 2回までで右打者

      • WBC準決勝からを振り返る

        村上は準決勝からストッキングを見せるスタイルにしていた。 いわゆるオールドスタイルとかクラシックスタイルとか韋駄天スタイルとか言われるタイプだ。 気分転換になる。 かつてイチローが不振の時、チームメイトが揃えたことを思い出させる。 そしてイチローのタイムリーヒットを小さい頃見て、野球を続けてきた村上はアメリカの地でそれにあやかり、真似したかったのだろうと思われる。 アメリカに渡ってからはストッキングを見せるスタイルでプレーしよう、と決めていたのでは。 その村上が最後を

        • フライを打ったらダメ ゴロを打って走れ

          古くからフライを打つことは打者としては最悪の結果というのが常識として浸透してきた。 その理由はフライにはイレギュラーがないから。 打球が上がった瞬間、守る方は捕るだけでひとつのアウトが貰えるから。 対してゴロを打てば、 イレギュラーの可能性がある、 スローイングのミスの可能性がある、 ファーストなど送球を受ける側がミスする可能性がある、 打者走者の足が勝る可能性がある、 と、可能性が広がるためフライは打つなと言われてきた。 一方でポップフライとホームランは紙一

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        革命を起こした男 ID野球の申し子・古田Ⅱ

          野球選手になりたかったんじゃない イチローになりたかった

          イチローがプロになり1年目でウェスタン首位打者となった翌年、日本にもプロサッカーリーグが開幕することになっていた。 そして、Jリーグ人気は沸騰し、さらにこの年はあのドーハの悲劇が起きた。 世は一気にサッカーブームとなり、Jリーグのスタジアムはどこも満員、熱気の渦となった。 サッカーはファッションの一環として生活の一部となり、その関連グッズを身に着けることもステータスになった。 一方、野球は一昔前のパンチパーマ、セカンドバッグ、金ネックレスのイメージも影響し、 また、

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          WBCでの日本の戦い方はこの2点

          今年のまずはじめのイベントとしてWBC。 ポイントふたつ。 パワーのある動く球からどうやって点を獲るか、ということと、何とか獲った少ない点をどう投手継投で守るか。 日本にはいないパワーのある動く球にこれまで日本は手も足も出ていない。 動くだけなら対応でき、たとえ打ち取られても敗北感はさほどない。 その球筋を見られれば次の一手が打てるが、大きな違いはそこにパワーが加わること。 動くのにパワーピッチャーは手強い。 見たこともない球であり、練習ができなく、本番で見せら

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          革命を起こした男 ID野球の申し子・古田

          古田の出現により捕手の重要性がクローズアップされた。 インサイドワークや統率力でヤクルト黄金時代を築く大きな原動力となった。 ヤクルトが優勝した年は必ず古田が活躍し、古田が振るわないときは 決まってヤクルトが低迷したことからもそれが言える。 そして 特筆すべき偉大さは悪条件を克服したところ。 大学から社会人を経て入団した選手で2000本安打を達成したのは古田が最初。(宮本、和田が達成し現在は3人となっている。落合は大学を中退) 大学から社会人では高卒入団に比

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          プロ野球選手は野球のプロでなくていい。武器はひとつあれば

          プロ野球選手は野球のプロだから野球の要素についてはアマチュアより能力が高い人、と思いきやどうもそんなことはないよう。 野球の要素とは大別して、投げる、打つ、走る、守る、ということ。 この中で走る、はアマチュアより脚の遅い選手は数多くいる。 一般人より遅い選手も数多くいる。 ベースランニングという毎日行っているはずのことでもアマチュアより劣る選手は数多くいる。 守る、も同様にアマチュアより劣る選手は数多くいる。 ファーストしか守ることができないような選手はアマチュアのシ

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          野球なんてなくても死にはしない。されど・・・

          MLBでは日本人プレーヤーの評価が高まり、日本人の市場価値が大きく変わった。 吉田、千賀の契約には多くの人が驚く。 彼らの実力が、その契約内容に値しないと言っているのではなく、野球で億がポンポン飛び出すことに驚くわけだ。 誰かが言った、たかが野球(されど・・・)で。 30年近く前、格闘技がブームになってきた頃、 ある有名キックボクサーが 「野球なんて棒っきれ振り回してるだけで、何千万、何億ともらえる。 こっちは命賭けてやっているのに。 キックボクシングで肘がまともに

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