👤みんなに『いい顔』しなくていい。

人間関係の悩みって、大抵自分に原因があります。なんていったら厳しいですかね。でも、本当にそうなんです。取り繕ったり、その場しのぎで笑顔でいたり、本心を見せないことでかえって複雑になるのです。

そもそも、みんなと仲良くしようとしていませんか。無理なんです。相手のあることです。悩んだって仕方ありません。相手の感情は動かせません。

こんな経験ありませんか。

• トラブルを避けたくて、自分のいいたいことがいえない。

• 人に嫌われるのが怖くて、顔色をうかがってしまう。

• 人間関係に正解を求めて、相手の必要とする言葉だけを投げてしまう。

これら全部、悪循環の原因です。

良かれと思ってやったこと。逆に仇となって、面倒ごとに巻き込まれてしまいます。

良い人と思われたくていったのに。
誰とも衝突したくなくて頑張ったのに。
誰にも嫌われたくないだけなのに。

いいんです、やめましょう。
みんなにいい顔しなくていいんです。

もう一度いいます。誰もかれもに『親切』にしなくていいんです。肩の力を抜きましょう。

誤って解釈されると困るので、念のために書いておきますね。みんなと仲良くしなくていいとは書きましたが、誰かを攻撃していいとは書いていません。わざわざ親切にはしなくていいというだけです。

人間関係に疲れてしまう皆さんは、周りの雰囲気を良くしようとする優しい人なんです。しかしその優しさは、時に自分を追い込みます。

悪い人間って、笑顔でやってくるんですよ。敵意剥き出しでやってくる人はあまりいません。相手が味方なのか敵なのか、不明瞭な状態でやってきます。だから疲弊してしまうんですよね。

相手を悪く思いたくない。むしろ、悪い人と思う自分の心が汚れているのではないか。そんなことまで考え込んでしまうのかもしれませんね。

でもいいんです。苦手だな、何だか肌に合わないな。そう思ったら、直感を信じてください。そして、積極的にかかわりにいかないでください。何もしなくていいんです。親切にする必要はありません。丁寧に接すればいいのです。

親切と丁寧の違い。

親切とは、相手の身になって考え思いやること。
丁寧とは、礼儀正しく配慮が行き届いていること。

相手を思って接するのか、失礼のないように対応するのか、その違いです。

自分が嫌だと思ったことは、はっきり『No』といっていいのです。それで離れていく人間は、そもそもあなたと合わないのです。

野球場で色々な方とお話する機会があります。よく話題にあがるのが、同じもの(野球)が好きなのに、どうしても全員と仲良くすることができないという人間関係の悩みです。

断言します。

同じものが好きだからといって、全員と仲良くはできません。

人間関係は価値観が似た者同士。もしくは、自分と違う部分を受け入れられる(許せる)人でなければ、長く付き合うことはできません。

私の友人はみんながみんな、野球が好きというわけではありません。趣味も嗜好も全く違うのに一緒にいられるのは、私という人間を受け入れてくれているからです。

人間って面白いのが、何をしても好きでいてくれる人。どんなことをやっても嫌ってくる人。色々な人がいます。後者に一生懸命になっても仕方がないんです。相手の気持ちは動かせません。だったら、自分のことを好きでいてくれて、尚且つ自分が大切だと思う人を大事にした方が、よっぽど有意義です。気の持ちようもかわります。

人間関係でトラブルのたえない人。無意識のうちに『いい顔』しようとしていませんか。いいんですよ。力抜いて、自分の思うように生きましょう。難しく考えなくていいんです。非常にシンプルです。自分がどうしたいかです。

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私も幾度となく人間関係に悩みました。特に野球場に出向くようになってからは、会う人会う人全てにいい顔をしなければならないとさえ思っていました。

やめたんです。いい顔をするのを。そうすると物凄く気持ちがラクになった上に、本当に必要な人だけが残りました。来るもの拒まず去る者追わず。無理やり関係を構築する必要なんてないのです。

自分の性質上、一日にたくさんの人と会うのは向きません。混沌とした中で過ごすと、どっと疲れてしまうのです。目まぐるしく人があらわれると、頭や言葉は追いつきますが、体が置いてけぼりです。家に帰ると物凄い疲労です。だからこそ、丁寧と親切の使い分けが重要になります。疲れたときは一人になる時間を作っています。

少しでも気持ちがラクになりますように。みんなと仲良くしなくていい。自分らしく、楽しく人生を過ごしていきましょう。