👤言葉は熱いうちに放て。

生きている中で、大切にしていることなんていくつもある。数えきれないし、忘れてしまうので、私はいつも書き残す。

言葉は熱いうちに放て。

鉄は熱いうちに打てをまんま真似したかのような物言い。というより語呂。いや、リズム感。まぁなんだ、思い付いたときに言葉は放っておけといいたい。念のために注意しておくが、その服が似合ってないとか、髪型が決まっていないとか余計なことは絶対いうな。前向きなことだけをいえ。

後でいっておこうと、一旦その言葉と別れる。そうすると、忘れてしまう可能性がある。それだけではない。そのときの情熱も失われる。よくいえば冷静に考えたゆえ、伝えることを断念した。聞こえはいいが、それが果たして正解なのかと考えてほしい。

言わなきゃよかったということも多々あるだろう。それは、勢い任せだからだ。とはいえ、言葉を熱いうちに放つというのはそのリスクも少なからず抱えている。難しい。しかし、言わなければ伝わらない。言っておけばよかったと後悔する場面も存在するのは確か。私はとにかく伝えたいから、熱いうちにこの文章を打っている。ほとんど勢いでタイピングしているし、綴りながら考えているところもある。行き当たりばったりだ。ただ、この凄まじい熱量は今書かなければなくなってしまう。明日書くでは取り戻せないのだ。

私の伝えたい『言葉』とは、前向きな一言をさしている。頑張れとか、今日も素敵だとか、励ましの声掛けとか、そういった類。冒頭述べた失礼な物言いについては一切なし。それはただの悪口だ。相手の心情に向き合うには今しかない。一秒でもずれたら、それはもう過去の出来事だ。

また今日も、自分が読みたいから書いてしまったな！という気持ちだ。自分自身が幾度となく『伝えなかったことで後悔している』のだ。体の奥底から湧き出た言葉を伝えなかった。恥ずかしかったから、傷つくのが怖かったから。色々あったのだろうけれど、馬鹿だな何やっているんだと私にいいたい。

以前書いた、謝罪はその日のうちにすべきという内容のnoteに類似する部分がある。今、その瞬間にいわなければ全て『今更』なのだ。もちろんいうべきでないタイミングもある。それでもあえて、私は自分に問う。なぜいわなかったと。

言葉は誰かに伝えて初めて『生きる』と思う。書き残すこともその一つの手段だ。面と向かっていうことももちろん、自分の外側に出し尽くすことに意味があると考える。それでも私は、会って伝えるという手段を選びたい。できるのであれば。

閃けば閃くほど、自分の脳の容量のなさに呆れかえる。なぜなら、パンと風船が割れるように言葉が消えてしまうからだ。ものの一瞬で。だから急いで足跡を残さなければならない。

言葉だけに限らない。やりたいこと、夢。全てにいえる。熱が冷めないうちに、絶対に動け。同じ情熱がいつ戻ってくるかもわからないし、二度と燃えることはないかもしれない。途中で方向が変わるかもしれない。それでもいい。言葉だって感情だって移り変わるもの。だからこそ『今』を大切にしてほしい。未来はいつだって今の積み重ねだから。