腸腰筋とBASEのカンケイ
私たちの「脳」には
1秒になんと
1000以上の情報・刺激が入力されていて
瞬間、瞬間に情報の入力をし
そして解析をして
必要に応じた行動をするための出力を繰り返しているそうです。
脳はある意味
管制塔・司令塔のような働きをしています。
秒で1000の情報を
私たちが意識できないように
脳が感じているストレスは
私たちが意識的に感じているストレスとは
まったく異なっていて
感じ取ったり
対処したりができないようなのです。
・
「生きる」ための
体内の働きのすべて...
・筋肉を動かす
・神経や内臓の働き
・感覚器官(見る・嗅ぐ・聞く・味わう・触れる・内臓感覚などを感じる)
などを統括しているのは 「脳」 です。
脳(本能/脳幹・間脳辺縁系) は
「生きる」
「生命維持をしていく」
ことを目的としています。
ですので
脳(本能)は
瞬間、瞬間に入力される情報・刺激を
「生きるため・生存維持」のため
を目的に
解析し、出力しています。
一方で
私たちの意識はどうでしょう。
社会的なきまりや約束、仕事...などのために思考を働かせ
未来のために、今は努力...休まずがんばる!
しかもそのがんばりが
いつまでもずっと続くような日々を過ごしています。
「生存維持」のことなど
こころに留めるはずもなく
今・ここ
という「瞬間」を感じることさえできず
私たちの意識(大脳新皮質)は常に
今この瞬間を、まだ見ぬ未来のために使うような
想像(創造)の世界にあるようです。
・脳(本能・脳幹/辺縁系)
・意識(人間脳・大脳新皮質)
このふたつの間で
目的や役割が違い、
そのために
脳内では「ギャップ・大きなズレ」 が起こります。
生きものとしてのヒトと
意識や想像性を持った人間としての生きかた
この間のギャップについては社会学者の方々も指摘しています。
ただ...
ギャップ
大きなズレ・ひずみ
が起きるだけならいいのですが
そのギャップが大きくなると
脳(本能)はカラダに行動を抑制する信号を出すようになっているようで
そのことを
Brain Alarm System Entrainment
脳内警告系信号路
と名付けました。
そう、
です。
・
そんなわけで
おそらく
現代人のほとんどは
カラダに抑制がかかっていて
そのために
特にカラダの中心軸である
「腸腰筋」の反応がほんの少し遅れます。
たかだか 0.数秒 ですが
その、ほんの少しの遅延によって
・動き、行動や姿勢
・骨盤や股関節
・カラダの使い方
などが変わってしまいます。
その原因は一般には
脳ストレスや脳疲労
と呼ばれているものですが
その正体は
「脳内のギャップ」による抑制性の信号、
つまり
「BASE」ということです。
なぜそのような信号を
脳が自らに発するのかといえば
司令塔である「脳」がストレス状態/疲労状態にもかかわらず
通常のように、何も変わらず行動を続けることはそれこそ
生存維持に関わる危険を及ぼすからです。
BASEはそのための安全装置であり
注意や警告を促す、抑制性の信号です。
先述のように
「自分」 が感じているストレス と
「脳」 が感じているストレスには
大きなギャップがあるので
自分では大丈夫と思っていても、
脳から腸腰筋に
「ギャップがあるよー、注意してね。」
と信号を送っていたら
黄色や赤のときは「止まれ」のように
行動や動き
運動神経や感覚などに影響を与えるのです。
鍛えてもストレッチしても
腸腰筋が抑制されていることを
どうにかしなければ
別なところに
「ひずみ」がおこることもあります。
・
ということで
まず
腸腰筋の抑制をリセットし
(BASE施術)
そのうえで
よりパフォーマンスを上げるための
筋力アップやストレッチをすることが大切です。
BASEリセットをベースに
ヨガとトレーニングで
バランスの取れた健やかでしなやかなカラダとメンタルを作るのが
こんなに変わるんだ、と
BASEのすごさを改めて見せていただいていますが
あまり、過度に期待せずに...
一つひとつの変化を感じながらも
「そういえば...不調や痛みが気にならなくなったな...。」
と気づくときが来るのを待つと
楽しいかなと、思います。
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