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大学生の僕が「みんなのテラコヤ」のイベントに参加して感じたこと。

イベントに参加した小倉です!
今私は千葉商科大学に通う大学4年生です。
入社までの間インターンをしています。

上司に勧められたのがキッカケで、今回のイベント「学校や塾以外で子どもたちが、学べる(過ごせる)場について考える-みんなのテラコヤ・プロジェクト×Think!2050」に参加させて頂きました。

1. 参加する前の心境
2. 参加中の心境
3. 参加後の心境

この順番で、学んだこと、感じた事を織り交ぜながら書いていきます。

今回のテーマは
「学校や塾以外で子供たちが学べる(過ごせる)場について考える」でした。

1. 参加する前の心境

上司は何度も参加したことがあり、
音羽さんはすごい人だよ!勉強になる事がたくさん聞けると思うよ!と聞いていたので、
どんな方なのだろうと、楽しみでした!

何歳くらいの人で、どんな感じの人なのかな?と。
Googleで名前を検索したのですが、顔が出てこず、全く想像がつかない!!…(後から聞いたら、顔出ししていないそうです!)

「初めでお会いする大人の方と、テーマについて考える経験は初めてだから、緊張するな。」「なにを話したらいいのか分からないし、なにを準備しておくべきなのかな?
と思っていました。

「とりあえずテーマについて考えて自分の意見を数個用意して行こう。」

用意できたのは2つのみでした。
・学校のシステムは昔から変わっていない。
・子どもたちが学ぶ場所にいる大人がどんな人か重要」

後は場の雰囲気を見て流れに身を任せよう。
せっかく参加するのだから、何が今後の仕事に活かせる事を見つけられたら良いな。
そんな気持ちで参加しました。 

2. 参加中の心境

場所は五反田にあるワーキングスペース(Vacancy五反田)でした。
ガラスの戸の奥には上司と優しそうな顔の男性が。「よかったあ!優しそうな人だ!」

まずは自己紹介をし、いよいよテーマについて考え話し合う時が来ました。

ここでのルールは3つ。
・発言は積極的に、主張を30秒にまとめる
・個人批判と受け取らない。意見批判とは別。
・多数決をしない。未合意を合意する

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参加した方と共に、
1. テーマについて十数個問いを洗い出し、
2. そこからまた選別して問いを考えて、
3. お互いの合意点を見つける
という事をしました。

まず、みんなでいっしょに問いを洗い出していると、
自分では思いつかなかった「学校は子供を演じさせていないか」という問いなど、
親からの視点からみると、また違った問いがでてくると感じました。

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また、準備段階で自分が考えていた「学校のシステムは昔から変わっていないのではないか?」という問いでも、
さらに掘り下げることによって「昔っていつ?」「学校制度はいつできたの?」など広がり、
問いは無数にあると感じました。

また、その時に、音羽さんは学校制度が「いつ」「どのように」出来たのか説明をしてくれたのですが、
なぜその時そんな説明をしてくれたのか、自分には理解できませんでした

後から聞いてみると、
「知らないと話し合いに参加できなくなる人が出てしまうので、理解を揃えてみんなが参加できるように、最低限の知識を説明した」
ということを言っていました。

ここで知識の差が開いてしまうと話し合いの方向性がずれたり、理解度に差ができてしまうので、音羽さんは詳しく説明して下さったということを思うと「なるほど。」と感慨深かったです。

ここで、学んだこと:
・ロジカルに考える問いの出し方
ファシリテーション技術の存在と理解
ファシリテーターの立ち振る舞い
・コワーキングスペースの使い方
・相手の話に乗っかりながら話すとスムーズに進む

感じたこと:
・頭のいい人(ロジカルに考えることができる人)と話ができる場は刺激になり、これまで自分が考えていたのとは別の視点が見つかる
・飲み会で終わりのない話をするより楽しい話し合い
考え方を知っていて本質的な部分を考えることができる人はカッコいい
ファシリテーターは客観的に、冷静に合意できる点を見つけ出すことをしている
・話がしやすい雰囲気の作り方

ーファシリテーション技術の存在と理解ー

ロジカルに考えることができる音羽さんは、考え方のフレームワークを使いこなしながら、思いついたことをすぐ口にはせずに、全体を考えてから大事なポイントだけを発言しているように見えました。

対して、私自信は、その場で思いついた事を考えるだけで、全体像を意識せずに考えていました。
そのため、問いを洗い出している途中に「どこらへんの問いが足りていないか」を意識できず、自分の中の問いを出し尽くした気でいました。

しかし、抽象度、具体度、過去、未来などの点から見直してみると、問いが偏っていることに気づいたり、新たな問いが見えてきたりしました。

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また、話し合いの時に自分が意識していたのは、
「どのように自分の意見を伝えるのか」「どの視点から質問をしているのか」というところでした。
例えば自分は考えていなかった「親としての視点」などに気づくことができると、自分が考えられる範囲も広げることができると思ったからです。

一方で、ファシリテーターの音羽さんは、参加者全員の意見をよく聞き、それぞれの意見の本質的な部分を見ていたように感じました。

それぞれの意見を最後まで聞き、その意見の大事な部分を深掘りする質問をする。

こんな難しい事をいとも自然に、相手のことも気遣いながら質問をしている姿を見て、ファシリテーションについて学ぶことができました。

3. 参加した後の心境

飲み会で話をする楽しさとは違い、
平行線で終わらず、お互いに折り合いがつき意味のある話し合いだったなと、参加できてよかったな、また参加したいな。
と思いました。

今回のテーマに関連する社会問題を考えるきっかけにもなりました。

また、しっかりとファシリテーションができると、仕事の会議に用いることもできそうです。


私はいつも、話を聞いて理解した気になり、覚えた気になってしまいます
そのため、実際に使う場になってみると、全く出来ないことが沢山あります。

自分でもできるようにするために、日常的に意識しながら、少しづつ試してみようと思います。


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