新1年生を持つママパパへ:今は「遊び」と「学び」を紐づける助走期間と考えればよいかもしれない
こんにちは。base campusに参加している、さかた です。
4月に小学校に入学した新一年生の子供がいます。
我が家と同じように「ピッカピカの1年生になったのに、学校に通えていない!」というお子様のいる家庭にすこしでも寄り添えたらと思い、このnoteを書いています。
小1の壁。今年度は思っていた壁とはまったく違うものでした。
不安ながらも楽しみにしていた小学校生活が始まらない。夫婦でおうちで仕事を続けながら、そんな長男と過ごす。さらには保育園も自粛した次男(3歳)も自宅で保育。正直カオスです。
少しづつでも、時間をとって長男の学習をサポートしたいとは思いながらも、実際は30分でも身体があいたら、近所の散歩や敷地内に出して発散させるので精いっぱい。学校からもらったプリント数枚はやりながらも、結局仕事中はテレビやいつもの遊びをして過ごす長男。
「あぁ、どうしたものかー」「やばいなー」「勉強系のYoutubeを見せるかぁー」などとあせっていたのですが、すこしマインドセットを変えたら楽になりました。
base campusで大切にしている考えのひとつが、座学があって活動ではなく、活動や“やりたいこと”が先にあっての学びであるということ。
それをふと思い出しました。
そっか、毎日遊んでいる、散歩にいっている、食べている、たーくさん活動している。だから、その中に必ず彼なりの学びはある。それを今後の小学校の学びに少しでも紐づける。いったんは今の期間をそう捉えればいいのかも。それくらいの気持ちでいいんじゃないか?
そう思えてからは…
近所の散歩のとき花をみつけたら「おうちに帰ったら絵に描くからよく観察してね~」と一声かける。マンションの庭でダンゴムシを探したら「どんなところにいそうかわかってきたね!」と声をかける。水やりの係に任命する。「りかっていうお勉強ではこういう生き物についてたくさん知れるよ」と補足する。
おやつをあげるときは、二人分をいっしょに渡して「弟と半分で食べてね?何個づつだろうねー」と問題にする。お風呂のなかで文章で計算クイズをする。「数が分かると便利だね~」と独り言のようにつぶやいておく。「あれ、今何時だろう?」と尋ねて時計を読む機会を増やす。
絵本を読んだら、なにを読んだか&面白かったことをひらがなで書いてママにおしえてね、と言っておく。
そんな小さなことでよいから、遊びと学びを紐づけるということを徐々にしていった4月でした。
そして、数日前、すごく嬉しいことが!
いっしょに間違い探しゲームをしていた長男との会話。「10個のうち今見つけたのが7個だから・・・あと何個だろう?」と聞くとこう言ったのです。
「うーん、3個?3個だ!こういうときにも足し算が使えるんだよね!?」
すごい!そうなんだよ!
遊びと学びがちゃんと紐づいている!と静かに感動してしまいました。
なぜ勉強するのか?勉強するとなにがよいのか?
もしかして、そんなことを伝えていくのにすごくよいタイミングなのかもしれない。そんな風に思えました。おうちでいっしょに過ごしているからこそ、アクティブラーニングし放題なのではないかと。
アクティブラーニングとかプロジェクトラーニングとかいってしまうと、重たく感じるかもしれないですが、子どもというものは言わなくても勝手になにかに取り組んでいるものなので、そこに「ひとこと」問いをなげるとか「ちょっとだけ」気づきを与えるレベルでもよいのではないかと思います。
大人が教えてあげなくちゃ!って気張ってしまうけれど、あくまで学びの主体は子どもという風に視点を変えれてからはすこし気がラクになりました。
まだ休校が続く地域も多いと思います。やっぱりあせってしまう気持ちもあります。でも、子どもは自分で学ぶ力があるということは忘れずにサポートしていきたいなと思います
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bese campusではNPO法人toiro comune designを中心に「プロジェクトラーニング」をテーマにした活動をしています。これまで「お金を教えるにはどうしたらいいのだろう?」とお金の教室を開いてみたり、小学校で「対話の授業」を行ったり、学び合う場であるテラコヤを運営したり、、、そしてそれを通じて大人も学んでいます。もしご興味ある方はお気軽にご連絡ください。
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