神保町ミロンガの牛すじカレー
4日の日曜日、友人と神保町へ行くことになって、ランチをどうしようか相談した。友人の提案は、
・カンドリーチキンカレー
・ミロンガの牛すじカレー
・さぼうる
さぼうるはグループサウンズが聞こえてきそうな古きよき雰囲気の喫茶店。サンドウィッチがおいしい、しかし日曜日は定休日。
カンドリーチキンカレーはプロレスラー・神取忍さんがプロデュースした、カフェ『ALE』の名物カレー。
結局友人のチョイスで、書泉グランデの裏にある『ミロンガ』に決定。
しかしここで問題点が。自分なりに調べてみても、ミロンガの牛すじカレーの情報がない。食べログなどを見ても、みんなコーヒーとタンゴの話しかしてない…。
そんな不安を抱えながら、開店直後の11時30分頃に、神保町駅A7出口から路地裏を通ってミロンガへ。お店の入口には、確かに『牛すじカレー 1日10食』とのメニューが立っていて、ようやく安心。
注文してしばらくすると、どこからが男性がカレー皿を掲げてやってくる。「あなた誰ですか、どこから来たんですか」と聞く間もなく男性は退店し、女性店員さんがサーブしてくれたのがこちらの一皿。
よく煮込まれたカレー本体は深みがあり、混じり合ったスパイスたちは複雑な存在感を見せる。オクラ・パプリカ・ズッキーニの素揚げは塩味だけの淡泊な味で、カレーの風味を引き立てる。そして牛すじ。スプーンで切り分けられるほどに柔らかく、舌の上に乗せれば脂肪がはらはらとほどけていく。何時間も煮込まなければ出ない感触。
結論を言えば『とてもおいしい』。
スプーンを止めることなく完食してしまった。実に幸せな時間だった。
今度はたぶんカンドリーチキンのお店にお邪魔すると思うのだが、カレーもおいしそうと思いつつしらす丼ランチを選ぶ予感。生しらすも釜揚げしらすも大好きで、世の中が落ち着いたら腰越まで朝獲れを食べに行きたいほどで…。
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