【書評】『東京に暮らす』キャサリン・サンソム著
1928~1936年に掛けてイギリス人外交官の夫を持つキャサリン・サンソムが
赴任先の東京で日本の文化に触れた経験を基にした人間観察エッセイ。
欧米との文化の違い、おもてなしの違いなど
100年近くたった今でも現代人が共感できる内容となっている。
日本人の特性、習慣、優位性などを女性目線でほのぼの筆致しているが
中にはこちらがはっと気づかされる捉え方も多い。
東京オリンピック開催前に訪日する人々が何を思っているのか、
そして私たちはどう振舞えばいいのかを知る上でのヒントになる一作。
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