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元受託開発エンジニアが振り返る、電話自動応答SaaSのIVRyで駆け抜けた数ヶ月

IVRy(アイブリー)のエンジニアの sagawa ( @sagawa4425 ) です。

早いもので入社してから2ヶ月、フルジョインしてから4ヶ月が経ちました。前回の入社エントリでは入社前の視点で書いていましたが、今回は社員としてしばらく過ごして気づいたこと・わかったことを書いていこうと思います!

この記事で、IVRyでは実際どんな働き方ができるんだろう、どんなことを積み上げることができるんだろう、といったことをお伝えできればと思っています。


はじめに:私がIVRyで期待したこと

入社前後の見え方の違いや気づきを見ていくにあたり、まず私が入社の際にIVRyでこうやっていけたらいいな、と期待したことを書き出してみます。

エンジニアリングを主業務として、経験値と実力を高めていきたい

ソフトウェアのエンジニアとしてキャリアを積んでいきたいと考えていたので、まずこの点が自分にとっては重要でした。エンジニアとして良いものを作り出すことで社会に価値提供したい思いがあり、これを通してエンジニアリングの経験値と実力を高めたい、ということが大きな期待の一つでした。

エンジニアにとどまらず色んな方とコミュニケーションをとりたい

新卒のメーカー時代、社内のコミュニケーションがひどく滞ってスピードが出ず、連携自体が不快になる経験がありました。またクライアントワーク時代でも、お客さんとの連携がうまく機能しないときが一番苦しいタイミングでした。そんな背景もあって、ソフトウェアの自社開発に初めてチャレンジするにあたり、このコミュニケーションの壁をできるだけ取り除けるような動きをしたいというモチベーションがありました。

あと単純にマーケター、プロダクトマネージャー(PdM)、セールスの方との接点がこれまで全然なかったので、どんな思考・モチベーションで働いているかに興味があったというのもあります。

フルリモートを基本に働きたい

自分は京都出身なのですが、いろいろあっていまは静岡に住んでおり、そのまま永住を予定しています。

静岡の代名詞のひとつでもあるさわやか。山も海もあって最高の地です。

家族の時間は大事にしたいし静岡もLOVEなので、基本は自宅からのリモート勤務で働きたい⁽¹⁾という希望がありました。出社したくないというわけではなかったので、たまのオフィス出社であれば全然OKというくらいで構えていました。

(1) 自分の場合は副業ジョイン時にリモート勤務のお試しができていたというのもあってフルリモート前提での入社となりましたが、基本的にはフルリモート勤務の可否には職種や技量による判断が必要となります。

入社してこれまで自分がしていたこと

入社してからは実際どんなことをしていたのかを、エンジニア業務編と社内イベント編の二つに分けて書いてみます。
なお入社してからといいつつその2ヶ月前からフルジョインはしていたので、その分も内容には含めて書いています。

エンジニア業務編

IVRyのメインプロダクトの構成はこちらの記事の通り、フロントエンドはNext.js、バックエンドはRuby on Railsでそれぞれ構築されています。新機能開発・機能改修ではフロントエンドを主軸に、必要に応じてバックエンドの実装や調査も行ってきました。

担当した新機能開発のうち、印象的だったものにAI音声認識機能があります。IVRyでは電話のボタンプッシュに応じて音声ガイダンスを流したりSMSを送信するといった設定ができますが、ここにAIの音声認識による自動応答を組み込めるようにして、AIと会話するように問い合わせや連絡を可能にする、という機能です。

IVRy AI音声認識を利用した自動応答のイメージ

この機能自体がチャレンジングな内容ということもあり、まずどういったUI・UXに落とし込んだらいいか、どこまでの機能を盛り込むべきかなどPdM、デザイナーの方と機能要件などを随時議論しつつ、エンジニアチームではアジャイルで開発を進めながら機能検証を繰り返し、無事にリリースまでこぎつけました。実際に設定したAI音声認識で応答が返ってきたときは感動でしたね・・!

既存機能の改修においては、そもそもあるべき姿は何かを関係者各所と議論しつつ改修・リファクタリングを実施、またGithub Actionsを用いた業務効率化なども行っていました。

社内イベント編

自分主導で行ったものだと、以下のようなことをしていました。

  • 輪読会の開催

  • いろんな人に1on1インタビューを実施

輪読会を週に一度、30分ほど開催しています。いま扱っている本は『ソフトウェアアーキテクチャの基礎』です。どちらかというと挑戦的な選定になりましたが、自分含めIVRyのエンジニアのレベルを底上げする目的で採用を決めました。

先月から始めていますが、エンジニアメンバーの8割ほど毎回参加してくれており、わいわいとやっています。輪読会の効果やノウハウも着々とたまってきていますので、詳細はまたどこかで紹介できればと思っています!

1on1インタビューについては、もともとIVRyに誰とでも1on1していい文化があり、これをフル活用させてもらった形で進めました。社長をはじめ様々な部署の方にインタビュー形式で1対1のミーティングを入れさせてもらい、経歴・業務のモチベーション・これからやりたいことなどを中心に、ときには雑談に終始しつつコミュニケーションを取っています。

この1on1インタビューは大変お気に入りの取り組みでして、1on1実施状況の星取表を作成したりもしました。NotionとGASで自動生成できるようになっています。

作成した1on1星取表。NotionのデータをGASで取得して自動生成しています。

ちなみに自分は現時点で正社員の60~70%の方と1on1させてもらっています。目指せ100%!とは思いつつも、毎月の入社ペースがどんどん上がっているので100%の道のりは長そうです笑

入社してわかったIVRyのポイント

さて、上記のようにIVRyにフルコミットして駆け抜けてきたこの数ヶ月ですが、振り返るといろんなポジティブな気づきがありました。大きく以下の4つになります。

  • エンジニアとしての成長機会がたくさんある

  • SaaS を担うビジネスパーソンとしての成長機会がたくさんある

  • 安心して働ける

  • 社内イベントがめちゃめちゃ楽しい

エンジニアとしての成長機会がたくさんある

先述のAI音声認識機能を筆頭に、IVRyでは最先端の技術を惜しみなく取り込んでいきます。これをユーザーにとっていかにわかりやすくまた使いやすくプロダクトに落とし込むか、どのようにすればサービスを安定して提供し続けられるか、そして素早くリリースできるか、といった課題に常に直面します。ここがまさにエンジニアとしての成長ポイントだなと、今回振り返って感じました。様々なトレードオフが絡み合う中で、状況に応じて確からしい判断を下していくことは、システムを担うものとして重要な役割だと『ソフトウェアアーキテクチャの基礎』も言っています。この機会が潤沢にあることは、いちエンジニアとして大変ありがたいことです。

また、エンジニアメンバーの皆さんの向上心が例外なく高いのが本当に素晴らしいことだなと思いました。輪読会も参加率が高いからこそ意見交換の場として効果的に機能しており、相互にとてもよい刺激を与え合える環境だなと感じています。

ちなみに、PC等の備品については惜しみなく供給してもらえているので、開発にストレスを感じたことはいまのところありません。社長の奥西さんがエンジニア出身で、開発に十分な理解があるのもポイントなのかもしれません。

SaaS を担うビジネスパーソンとしての成長機会がたくさんある

これは思わぬ収穫だったのですが、IVRyで尽力していると、自然とSaaS事業の知見や課題また肌感が身についてきます。いろんな要素がその理由にあると思いますが、一番はSaaS領域のプロフェッショナルが集まり続けているからだと思います。エンジニアからマーケターからセールス、事業家の方まで、力強い方や成長著しい方が毎月加わっています。この方々と近い距離で働くだけでもものすごい刺激になりますし、SaaSを担うビジネスパーソンとしての力もついてくる。これこそがIVRyの醍醐味かもしれません。是非IVRyの入社エントリを毎月の頻度でご覧ください。

加えてIVRyではプロジェクトを進める際は、部署で区切らずに横断してチームを組むプロジェクト制を取り入れています。これにより他部署との連携がスムーズに進んでいる感触もあり、このポイントを加速してくれていると思います。

また、開発チームでは「事業数値を見る会」という、会社の売上や着電数といった数値や他チームの状況を全員で見てキャッチアップする定例を隔週で開いています。エンジニアにあまり馴染みのない専門用語も、この場でみんなで理解する動きができており、これもまたナイスなポイントと感じています。

安心して働ける

スタートアップというと、成長のために寿命を削るような働き方が主なのではないか?という固定観念がはじめは多少あったのですが、結論でいうと全然そんなことありませんでした。

IVRyでは働き方の共通認識が以下の通り明文化されています。中でも「スタートアップは長距離走」の内容を見たとき、とても安心できた記憶があります。

働き方のテーマは「自由と責任」「スタートアップは長距離走」

また社員の既婚率が高く、育休なども全然取れる環境です。自分も既婚であり、今後子どもがうまれたとしても安心して就業できそう・ノウハウが蓄積されていそうなのは嬉しいポイントでした。

IVRy Culture Deckより (2023年3月末時点)

ちなみに、フルリモートでの就業も問題なくできています。エンジニアメンバーでいえば、フルリモートでなくとも週2-3ほどで在宅勤務されている方が多いこともあり、リモートメンバーがいる前提でのミーティングが標準になっています。他にも、オフィス空間共有をはじめとしたリモートとオフィスの距離を縮める取り組み・工夫があるのですが、長くなりそうなのでまだどこかの記事で紹介させてもらいます!

社内行事がめちゃめちゃ楽しい

最後の一つは仕事から離れた観点ですが、いままでの社会人経験からはちょっと考えられないくらい、社内行事が楽しくて本当にびっくりしてます。

例えば開発合宿。まずしおりがあるし、題字は手書きだし、完全に遠足です。ちゃんと開発もしつつ、遊ぶときはがっつり遊んでました。次回の合宿が本当に待ち遠しい。

とにかく、社内行事の度に、全力で楽しんでやるぞという力強い意志をそこら中から感じます。そういえばオフィスにボルダリング壁とか本気スピーカーが置いてある会社でした。愚問だったかもしれません。

あと最近は部活制度も発足しはじめており、こちらも目が離せません。自分はボルダリング部と格ゲー部が主な活動場所です。スト6を絶賛修行中。


期待したことを振り返ってみても、現状どれも満たされていると感じています。むしろそれらを超えて、これからどうなっていくんだ!というのと、これからもっとやっていくぞ!というダブルのわくわく感ともらえ続けている感じがあり、とても最高です。

しかしまだ入社して数ヶ月でこれなので、ここからさらに時間が経つとどうなるんでしょうか?会社のフェーズも変わっているでしょうし、自分もいろんな変化が起こっていると思うので、その際はまた一筆書かせてもらおうと思います。わくわくしますね!

おわりに

IVRyでは様々な職種で積極採用中です。エンジニアももちろん採用中、というか渇望されています!もっとエンジニアがいたらこんなことできるのに!ということが頻発しています。
上記のことをもっと詳しく聞きたい!とかあれば是非お話ししましょう。カジュアル面談などいつでもお気軽にお越しください。

ご連絡お待ちしています!


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