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映画とお酒 "お酒選びもお洒落に" 007ロシアより愛を込めて ブラン・ド・ブラン

お酒選びも食事に合わせて
楽しみも広がりますね。
" 007 ロシアより愛をこめて "
映画から、ボンドから
お手本です。

オリエント急行の食堂車
ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)
ボンドガールのタチアナ(ダニエラ・ビアンキ)
と同席する
ナッシュ大尉(ロバート・ショウ)。

料理の舌平目のグリルに合わせた
ボンドのお酒のオーダーは
「白ワインを」
そしてナッシュは
「私はキャンティ」
とイタリアの代表的赤ワインを

「白のキャンティですか?」
ウェイターも聞き返しますが
「いや、赤だ」

その後客車で正体を現すナッシュは
実は敵スパイのグラント
赤い血の色好きの通称レッド・グラント
だからの赤ワインのオーダーでしょうか。

そしてボンドには
「魚料理に赤ワイン、おかしいと思った」
とすでに怪しまれてました。

と、赤白ワインで敵を見破るさすがボンド
のシーンとなってますが、
日本語字幕では白ワインのところ
実はボンドのオーダーは
「Blanc de Blanc」
シャンパンでして
その中でもブラン・ド・ブランです。

シャンパンのブドウ品種は
黒ブドウのピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、
白ブドウのシャルドネの3種。
ブラン・ド・ブラン
(白の中の白の意味です) は
この中の白ブドウのシャルドネ
だけで作られたシャンパン
繊細でエレガントな味わいです。

ボンドのお酒のたしなみは
お洒落過ぎまして
白ワインとした字幕に罪はない
と思います。
日本公開1964年ですので。

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