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ミシュランで提供される食後のコーヒーは美味しくない?


こんにちは。
株式会社FELICE幸谷です。

久々にnoteを更新します。コーヒーに関する記事は100をこえてますので興味あるトピックスご覧ください。

さて、今回はミシュランに関しての記事です。星つきとか言われますが、一つ星、二つ星、三つ星と星が増えるほど優秀なレストランと言われることは知っているかと思います。

料理はもちろん、接客サービスの質やワインやドリンクのクオリティを評価され、星つきのなかでも優劣はあるにせよトップレベルのレストランと言えるでしょう。

私も多からずミシュランのお店や、そうでなくとも評価されているレストランに行くことがあります。アミューズからデザートまで美味しいものが提供され、ホスピタリティの高いサービスが受けられて非常に優雅な時間を送ることができます。デザート提供前に食後のカフェを聞かれ、大体エスプレッソ、時々ホットコーヒーを注文します。

デザートをたべはじめて、そろそろ半分くらいというくらいのよいタイミングでエスプレッソが提供されます。おしゃれな陶器が使っていたりして中々カフェではお目にかかれないカップできたりします。砂糖や場所によっては焼き菓子などが添えられます。

美味しく華やかなインスタ映えのあるものが次々とテーブルに運ばれてきて、締めのエスプレッソで締めることができます。有意義な1日とはこのことでしょうか。

そして締めのエスプレッソを口に運びます。


ん?美味しくない
いや、ちょっと飲めないな



美味しくないはまだポジティブな表現ではっきりというと不味い、です。
これは不思議なことで大体どこにいってもこういう経験をします。コーヒーは大体最後に提供されるものです。最後よければ全てよしに逆行してるように感じます。

私がバリスタだからというわけではないくらいのクオリティが一般的に出されています。舌のこえてる人たちが多く来店されているレストランでです。一般の人たちも美味しくないな、普段家で飲んでるコーヒーの方が美味しいなと思っていることでしょう。

ではなぜこういうことになってしまうかですが、まずミシュランの評価項目に食後のドリンクが入ってない、もしくは微々たる点数にしかなっていない。レストラン側も料理のプロやサービスのプロがいても食後のドリンクには無関心であることが多い。お金になるところでもないしとも思ってるかもしれません。ミシュランのお店は一人一人に対してよいサービスを届けるため席数に限りがあることが多いです。そのためにしっかりとしたコーヒー設備を入れられない。また、そのためだけにバリスタをいれるなどの予算がないなど様々な要因があります。

コーヒーに関して無知であると、美味しい豆を仕入れれば美味しいものが提供できると思われがちです。他のとこで飲んだ豆が美味しかったのでうちでもこれをいれようと。美味しいコーヒーを作るためにはクオリティの高い豆だけでなく、それを十分に抽出するための機械、もしくはバリスタ、もしくはどちらも必要になる場合があります。

特にエスプレッソに関しては、知識のあるバリスタが美味しい豆を使ってもマシンが家庭用の豆だと美味しく淹れることは難しいでしょう。



今現在セブンイレブンやマクドナルドなど低単価かつコストパフォーマンスが高いコーヒーが提供されています。それはそこで利益がでなくてもそれを目的に他にものを購入していただいて利益をあげるよう力をいれたものと推測されます。

レストランでも美味しいコーヒーを。レストラン側も努力するところですがバリスタ側としてもカフェだけでなく食後のコーヒーをどうしていくかについて声をあげていく時代になってきているんじゃないでしょうか。


株式会社FELICE
幸谷 仁志

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