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ジェネレーションギャップに負けない学生対応~Z世代とは~

これまで、採用のオンライン化についてお伝えしてきました。

概論、オンラインインターン、WEB合同企業説明会…それらをオンライン化する準備できたら、いざ学生との接点を持って採用に繋げる動きをしていきましょう!と、言いたいところですが、まだお伝えしなければいけないことがあります。

現在の大学3年生は、1999年~2000生まれです。時の流れは速いもので、21世紀生まれの学生の就活が本格化する、まさに1歩手前なのです。
経営者の皆さんはこの世代の学生のこと、どれだけ知っていますか?

学生と関わり「ジェネレーションギャップ」という言葉で片づけてしまう前に、彼ら/彼女らがどんな傾向を持っている世代なのか知る必要があるのです。

今回は、そんな「Z世代」と呼ばれる現代の学生についてお話していきます。
最初に「ミレニアム世代」「Z世代」という言葉を紹介します。

「ミレニアム世代」は1980年~90年前半生まれの世代を指し、「Z世代」は1990年後半~2000年代生まれの世代を指します。
この二つの世代が何を指標に分けられているかというと…

キーワードは「インターネット」です。

ミレニアム世代は「デジタルネイティブ」と呼ばれ、インターネット普及が大きく発展する中でデジタル機器に強い世代と言われています。
対するZ世代は「ソーシャルネイティブ」。複数のソーシャルネットワーキングサービスを当たり前に使い分けている世代です。

下記の表で、わかりやすく違いを比較してみましょう。

図1

現在就活をしているZ世代の学生は、上記のほかに「貢献志向」が強いことも特徴のひとつです。
これの背景には、時代とともに少しずつ生活水準が上がっていることや、思春期の多感な時期に災害が多く発生し、ボランティアに赴く機会が多かったことも理由の一つであると考えられています。

ここで勘違いしてはいけないのが、貢献志向が強いからと言って、就職した会社に対して必死に貢献しようと時間を惜しまず働く、という意味には直結しないということです。

貢献とは、どちらかというと会社ではなく社会への貢献を指しているからです。
Z世代にとって仕事とは「価値観を実現するための手段」であり、会社のへの帰属意識はむしろ薄まっていく傾向にあります。

将来的に転職を考慮する学生は増加し、自身の成長と社会への貢献の両立を実現できる場所に身を置き、心身を犠牲にしてまで働く仕事には就きたがりません。

ここまで聞くと、じゃあZ世代はコミュニティを大切にしないのか?
と感じた方もいるかもしれません。

一見矛盾しているように見えますが、Z世代はいつでも誰かとつながっていることを好みます。

つまり一度に複数のコミュニティに属しているため、ひとつの会社や居場所にこだわることなく、常にどこかでだれかと一緒に何かを行うのが好きな傾向にあります。

Z世代のこと、少しは知ることができたでしょうか?
さて、彼ら/彼女らを採用するには、当然ながら特徴を知るだけではなく、
どんな対応をすればいいのか、ということまで知る必要があります。

次回はそんなZ世代の学生と関わるうえでのポイントをお伝えしていきます。

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