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バーテンダー医師の勧める家飲み②

こんにちは、Hoyaでございます。
現在4/20ですが、まだまだ感染者数おさまりそうにないですね。。。
私は4月頭からBarを休業し不定期で医師をしておりますが、杉並区も報道にあるようになかなか大変です。
元々の感染症用の病床数や専門科のある病院が少ないので手探りでやっている状態ですね、現場は大変です。
皆様どうかご自身の身をお守りください。

さて今回もバーと家飲みとの違い、また家飲みを美味しくする方法をお話ししていこうと思います。
・氷 ←済
・温度
・グラス
・レシピ(分量)
・副材料(割材・ジュース)の質
・技術
・雰囲気

②温度にこだわる

 グラスの温度やお酒の温度、割材(ソーダ、ジュース、トニックウォーターなど)の温度は重要です。ロングカクテル(ジントニックやハイボールなど)を作る場合は特に重要です。
やはりグラスの中の液体が多い場合、その温度は周りから影響を受けやすいので気温が高くグラスがぬるいとすぐに液体も温度が上がり、また温度が上がると炭酸も飛びやすくなるので結果美味しく無くなります。
解決としてまずグラスを冷蔵庫に入れておくのは良いです、ただ臭いの強いものの横だと臭いがうつりますので注意してください。
冷蔵庫に入れなくとも使用する前にまず氷を何個か入れてマドラー(お箸でも可)で30秒くらいクルクル回して溶けた水を捨てるのでも十分グラスは冷えます。
あと冷やすべきグラスはピルスナータイプのビール用、ロングカクテル用、ハイボール用くらいでしょうか、なんでも冷やせばいいってもんでもないです、理由は後述します。

また冷蔵・冷凍しても風味の変わらないもしくは冷却して使用する前提のスピリッツ(ドライジンやウォッカ、テキーラ)などはボトルごと冷凍庫で冷やしておくと良いです。40度以上あるお酒は冷凍庫に入れても凍りません、トロッとしていい感じになります。ウィスキー・ブランデーは冷凍すると風味が落ちるのでオススメしません。

ワイン・日本酒も温度には非常に敏感なお酒なので良いものを買った際には是非それに適した温度で飲んでください。

またお酒全般に言えることですが、温度を下げるほどアルコールの揮発が少なくなりますので刺激が和らぎます。その分飲みやすくはなりますが、その代わり風味や香りも感じづらくなります。ですからグラスを冷やす場合も考えましょう、温度が下がりすぎるとお酒本来のポテンシャルが出ない可能性もあります。
これは結構大事なことで、例えばウィスキーに関してストレートだときついからオンザロックで、とすると温度も下がりますし水も溶けるので物によっては味がぼやけてしまいます。
その場合はトゥワイスアップという飲み方がオススメです。これはお酒と同量の常温の水で割ったもので、アルコール感もマイルドになり風味や味もより感じやすくなります。

③グラスにこだわる

 これも当然といば当然です、各メーカーからそのために色々なグラスが出ていますから。飲むお酒の種類によってグラスに求めるものは様々ですが違いが出やすいポイントとしては香りのたちやすさ、口当たり(舌触り)、見た目、耐久性あたりでしょうか。バーではよく薄はりグラス(口元のガラスが非常に薄いもの)が使用されますが、これは口当たりが優しく液体が直接舌に乗っかるイメージで心地よいですし見た目も高級ですよね、ただし割れやすいですが。

グラスとお酒は切っても切り離せない世界で、こだわればこだわるほど複雑ですし金額もピンキリなので多くを語るのはやめておきます。またニーズがあればオススメのグラスなどはご紹介します。こだわりのグラスが割れた時の悲しさは想像を絶するものがあります、個人的には投資はほどほどにしておいた方が良いかと思います笑
個人的にはIPA(インディアンペールエール、ビールの一種)用のビールグラスとウィスキーのストレート用グラスにはこだわって欲しいと思います。

まだまだ続きます。次回もお楽しみに。

店舗情報
Bar Hoya (バーホヤ)
166-0004
東京都杉並区阿佐谷南1-14-12 パティオエルスールビル2F
Facebook : @Bar Hoya
Instagram : @bar hoya
Twitter : @BarHoyaHoya


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