絶好調だった日の夜に泣いた話。

今日は、風が強かったけど、
雲ひとつない晴れで、朝もすっきり起きることができた。

今日は私にとって、バイトの無い、貴重な休日。

少々、服を選ぶのに時間がかかったけど、
朝ドラを見ながら朝ごはんを食べて、食器を洗って、洗濯物を干して、お米を炊いて、食材と日用品を買いに行って、
いつもより足取りが軽く、テキパキ動くことができた。

久しぶりに大学に行った。
返さなきゃいけない物や、卒業までにやらなきゃいけない手続きなど、今月中にやろうと思っていたことを片付けた。

帰りに、駅の近くのお肉屋さんで、90円のコロッケを買った。
100円を渡したら、
「ハイ、100円のお返しね」と10円を渡された。
あぁ、ちがうちがう、まちがえた、
とおばちゃんが陽気に笑ったので、私もつられて笑ってしまった。

家に着いてからは、
疲れている時は、見て見ぬふりをしてしまうバイト先からのメールも、
今日はちゃんと確認して、返信した。
えらいぞ、私。

夕方からは、また少し外出した。
久しぶりに会った友人と、気になっていた家の近くの珈琲店に行った。
お店の雰囲気も良く、珈琲もとても美味しかった。
近況や、なんでもないような話をして、1時間だけ過ごし、別れた。


今日はなんだか、いつも嫌で後回しにしてしまうこともできるような気がしたので、
バイトは休みだけど、明日のバイトに向けて色々と準備をした。
いつもこれができれば、ギリギリになって焦らなくて済むのだけれど。(笑)


夜ご飯は、鱈のバターソテーを作った。
美味しくて、白飯がよく進んだ。
座って、ご飯を食べていると、
今日一日、よく歩いたんだなぁ、と、
一気に足が重くなったような気がした。


さて、ここまでが絶好調な1日。
この後少しだけ、不安定になってしまった。


おばあちゃんから電話があった。
春休み中、もう何年か会っていないおばあちゃんの家に遊びに行く予定だったのだか、
最近、おばあちゃんもおじいちゃんも身体に不調があるらしく、
病院で診てもらったところ、
今はあまり無理をしないで、と言われたとのこと。
首都圏の緊急事態宣言が延長されたのもあり、
やっぱり、今はちょっと会うのは難しい、という結論に至った。
私以上に、おばあちゃんが残念がっているのを電話越しに感じた。

おばあちゃん、おじいちゃんの調子のことや、年齢のことを考えると、
今回会えなくなってしまったことが物凄く悔しくて、悲しくて、涙が出た。

そして、改めて、コロナウイルスが憎いと思った。

もうすぐ卒業だから、本来なら友達と卒業旅行に行けるはずだった春休みが、あっという間に過ぎて行く。

インスタグラムを開くと、
首都圏に住んでいるはずの友達が、旅行や遠出、お泊まりをしている投稿が流れてきた。

別に、彼らを、彼女らを、叩くつもりはない。
でも、どうしても、
なんで自分は我慢してるのに、とか、
こういう人たちがいるから感染者数が増えるんだ、とか、
なんでこんなことができるんだ、とか、
皮肉な言葉が次々と出てきてしまう。

怒りと羨ましさがごちゃごちゃになって、また、涙が出た。

羨ましいんだ。
旅行に行っているみんなが。
旅行に行く時間があるみんなが。
友達と予定が合うみんなが。

そして、悔しいんだ。
行きたかったところに行けないのが。
友達と中々予定が合わないのが。
こんな風に、学生最後の春休みが過ぎて行くのが。

怒りと羨ましさが、
悔しさと悲しみに変わって、
泣きたくもないのに涙がぼろぼろ出てきた。

あれっ、私、さっきまで絶好調な一日だったのにな。

今日が終わるまでの7時間の私は、
数時間前までの私とはまるで違う私だった。

明日は朝早いんだった。
ここらで寝よう。
おやすみなさい。






最後までお読みいただきありがとうございました🌻


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