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【書評】「頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き」塚本亮

最近朝が起きられないんですよね。
冬の寒さも相まって、なかなか布団から出られない…
二度寝三度寝することもしばしば

そんなだらけた生活から抜け出ようと、早起きしようと志してた所でこの本を見つけました。
kindle Unlimitedで読めます。

塚本さんは偏差値30から同志社大学→ケンブリッジ大学院と非常に努力された方ですが、その秘訣が早起きとのことです。
夜より朝の方が集中できると気付き、そこから心理学のテクニックを駆使して勉強を継続されており、現在は海外に留学したい人向けにコンサルティングを行っているそうです。

ハードな勉強生活を送るコツを本書で学べるので、何か頑張りたいことがある方は是非読んでみてはいかがでしょうか。


第一章 早起きの効果

著者は本格的に勉強しようと決めた当初、夜に勉強してました。しかし、夜は眠くなるし、なかなか集中できない日々が続いたそうです。
そこで早起きして勉強時間の捻出を試みました。

すると以前は頭に入らなかった参考書もどんどん頭に入ってきて、難しい問題も諦めずに取り組めるようになったそうです。
さらに時間だけでなく、自身までついてきたそうです。早起きして勉強できている、自分をコントロールできているという感覚が自己効力感に繋がり、さらに勉強のモチベーションに繋がります。

現代人はやることが増え、自分でコントロールする時間が減っている。そうなると自己効力感が減り、新しいことに挑戦するモチベーションがなくなる。その悪循環に陥っている。
そんな人は早起きすればいい夜は疲れて自分のやりたいことをやる余裕がない、だからこそ早く起きろ。そういうメッセージを受け取りました。

著者のメソッドの中で

まずは自分の予定を把握するために、バーチカルタイプのウィークリー手帳に、どの時間に何をするかを書き出しました。

本書から抜粋

という記述がありました。考えなしに早起きをするのではなく、まず自分の時間を見直して、それから早起きをして時間を捻出する。
この過程は飛ばしてはいけない気がします。
バーチカルタイプのウィークリー手帳のいいところは時間を可視化できる点。人は頭の中にあることを見える化して初めて客観的に判断できるようになる。
今すぐ手帳買います。

第二章 心理法則&七つのメソッド

この章ではいかに朝起きることが辛いものではなく、楽しいものにするかを説いています。
意志力を使わず、頑張らず、自分の時間を大事にできるか。これがカギだと思います。
自分が気になったのは、

「明日やること」をノートに書く
次の日の予定、やりたいことリストを寝る前に書く。翌日スムーズに動き出せるし、寝る前に未来に目を向けることで過去を後悔しないようにする。

※睡眠の質を上げるポイントで寝る直前に入浴しないとありますが、これは注意が必要です。睡眠の質を上げるために湯船につかり、深部体温を上げることは重要です。しかし、深部体温が下がるまで約90分かかるため、すぐ寝たいときには適しません。その場合は熱いシャワーを浴びると大体45分ほどで眠くなります。湯船につかったほうがよいが、時間に気を付ける必要があります。

第三章 6つの早起きトリガー

早起きするためのテクニック集。参考になったのは、
好きな飲み物を用意する
私はコーヒーや紅茶が好きですが、朝すきっ腹にカフェインを入れると胃荒れが気になるので、カフェインレスのハーブティーを飲もうと思います。
重要なのはにおいでやる気スイッチを入れること

・早起きカレンダーを作る
卓上式のカレンダーに、早起きしたらその日を塗りつぶす。
こうすることで成果が見える化するし、さぼりにくくなります。
これは他の習慣化にも応用できそうです。

第四章 朝時間の活用法

この章では集中法が参考になりました。
タイムリミットを設ける
長時間集中する時に大切なのは、できるだけ時間を短く区切り、集中力を研ぎらせないこと。そのため、小さな締め切りをどんどん作り、短時間の作業を連続してやるイメージを持つ。
自分は飽き性なので、このやり方が合っていると感じる。同じことをやっているのだが、意識の面で別のことをやっていると思うようにする。

・家を出る時間を決める
これはすぐにでも取り入れたい。家で頑張るのではなく、カフェなど集中しやすい環境でやる。
同じ場所だと集中が途切れやすいので、朝起きてすぐ勉強→身支度→カフェで勉強というリズムを作ると集中しやすくなる。

第五章 パフォーマンスが高まる生活習慣

この章では体調と感情を整えるコツを紹介しています。私が取り入れようと思ったのは、

・昼寝でリブーストする
パワーナップは近年注目されており、意志力や集中力を回復する手法としてビジネスマンなど実践する人が増えている。
昼ご飯を食べると血糖値が上がり眠くなるので、その時に15分ほどの昼寝をしよう。
ただし、すぐ寝ると消化機能に影響するため、食後三十分後に昼寝を挟もう。消化不良によって腸や胃に負担がかかると、それこそ体調を崩してしまう。

総評

早起きのメリットややり方など、塚本さんが実際に実践されたことを具体的に教えてくれるので、一つ一つのメソッドを試しやすい。
「朝五時に起きるのは大変」と思っていたけど、そんな不安を和らげて私にもできるかもと思わせてくれる本だった。

今早起きに取り組んで四日目だが、5時起きは辛いです(笑)。
今までの睡眠リズムの影響もあり、すぐには起きれない。だが目を覚まして朝のルーティーンに向かえてはいるので、あとは継続するだけかなと感じてます


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