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ゴールキックにおける、アイスランドのダイレクトプレーの分析

2016年9月にワールドカップの予選が始まって以降、アイスランドはセットプレーから16ゴールを決めており、これは全得点の41%にまで上った。守備面では堅固でコンパクトな1-4-4-2システムを採用し、一方、攻撃面では非常に素晴らしいカウンターアタックを備えていた。
アイスランド代表には、中盤のシグルズソンを除いてテクニック面で優れる選手が多いとはいえず、その分フィジカルの強さや高さ、スピードといった長所を持ち合わせている選手が多い。テクニック面で不安がある分、このチームはセットプレーに重点を置いている。彼らのゴールキックやスローインからのロングフィード、またコーナーキックは注目を浴び、たびたび分析されることになった。
アイスランド側はそれを受け、自分たちの強みであるセットプレーをさらに有効に活用すべく、更に高度なプレーを試みていた。ここでは、彼らのゴールキック時のダイレクトプレーを分析していく。
左SBのマグヌソンは身長が約190cmもある大型選手である。そのポジションにもかかわらず、自チームのゴールキック時に彼がどんなポジショニングをしていたのか確認してみよう。

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