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【実はNG】転勤族妻にNGな仕事3選

はじめに

筆者は、転勤族の夫と結婚して、
丸7年以上が経過している。
この7年の間に、
引っ越しは2回経験し、
4つの職場を渡り歩いた。
出産を経て、現在も在職中。

転勤族で子持ちという不利な条件で、
仕事と保育園に恵まれただけでも、
ありがたい
とは思うのだが、
欲が出て、この度、
新たな職場へ転職が決まった(内定)。

筆者は、夫と結婚したことは
後悔していないけれど、
都内大手正社員の座を、
あっさりと退いたことは、
軽率だった
と考えている。

結婚後、もがきながら、
いくつもの職場を渡り歩いていくなかで、
最近やっと、自分のキャリアの方向性を
決めることができた。

というのも、最近転職活動をして、
大幅なキャリアチェンジに成功した。
この選択は、転勤族妻が働くうえで、
最適解の一つだと確信
している。
(まだ内定段階だけど)

新しい職場に関しては、
別途、記事にする予定。
当記事では、筆者が今までに
経験した仕事を紹介しようと思う。
どれも、転勤族妻が働く上で、
長期的にみたら最適ではないものばかり
だから、
NG例として、参考にして頂けると思う。


NG例①飲食店

都内大手SIerでのハードワークに
疲れ切っていた筆者は、
寿退社後は浮かれまくっていて、
今考えたら軽い気持ちで仕事探しをしていた。

転勤族だから正社員は厳しいよね~
(わかる)
だとしたらパートになるけど、
低賃金でフルタイムとか無理~
扶養範囲内で働こっと♪
(まあわかる)
そのうち妊娠してやめるし、
(甘すぎ。妊娠したのは結婚6年後)
好きなことを仕事にしよ~!
(好きなことを仕事にするイコール、
ラクだという大きな勘違い)

筆者は正社員時代、
20代女性にしては少しだけいい額の
給料を得ていたので、
都内の高級飲食店巡りにハマっていた。
今考えていたら、ただのイキリであり
すごく恥ずかしいのだが、
この経験から、特に好きだった
お肉関連の飲食店がいいと思い、
肉ビストロのお店で働くことを決めた。

結果、わずか数ヶ月で辞めた。
3か月いたかどうか、、。

一番の理由は、
飲食店は土日祝日が忙しいので、
全てとは言わずとも、月に数日は土日祝日に
出勤する必要があったことだ。

一応、飲食店バイトに応募する前に、
「扶養内 おすすめ バイト」
等でググった結果、
飲食店は、土日祝日は学生が出てくれて、
主婦は平日昼間を担当することが多いのでおすすめ!
など書いてある記事が多く、
それを信じていた。
また、面接でも、
どうしても必要な時は出れますが、
基本は出ません
と申し出た上で採用されたのに、
現実は違った。

つまり、シンプルにブラックだということだ。
他にも、周りの社員さん、パートさんは、
自分とは出自があまりにも異なる人ばかりで、
話が全く合わなかったのも辛かった。

「転勤族 おすすめ 仕事」
などでググると、
チェーンの飲食店やコンビニが
おすすめという記事が出てくることが多い。

確かに、チェーンの飲食店・コンビニだと、
全国各地に支社があるようなもので、
転勤族の妻にとって、適しているように思える。

しかし、これは、本当の転勤経験者が
書いているのではなく、
いわゆるWebライターさんが依頼を受けて、
適当にググって書いているのではないか?
と、今となっては思う。
そのような記事を、真に受けてはいけない。

NGな理由をまとめると、
意外と融通が効かないこと、
業界的にブラックが多いこと、
元大企業勤めの人間には
キャラ的に合わない可能性が高いこと、

以上3点だ。

NG例②コールセンター

飲食店の次に、
筆者が門戸を叩いたのは、
コールセンター業界だ。

飲食店での失敗を活かしつつ、
相変わらず頭がお花畑だった筆者。

飲食店はもうこりごりだから、
原点に立ち返り、
オフィスワーク系がいい。
でも、転勤と子ども(お花畑ポイント)
のことを考えると、
扶養範囲内という条件は譲れない。
低賃金なのだから、融通が利き、
休みが取りやすい職場がいい。

このような希望と合致する求人が、
コールセンターだった。

筆者が働いていたのは、
某電力会社の受付業務。
2週間単位でシフト申請でき、
契約時の最低勤務時間を満たせば、
24時間いつでも勤務可能という、
かなり融通の利く職場だった。

コールセンターは、
基本的に50~100人以上の
大所帯が多いので、
自分1人がいなくても、
大きな影響は出ない。

一方で、失敗だった飲食店は、
どこも少人数で仕事を回しているので、
1人休みが出るだけで、大きな影響が出る。

なので、融通が利き、休みやすいという点では、
コールセンターは申し分のない職場環境
だった。
おまけに、座り仕事なので、肉体疲労もほとんどなし。

では、なにがNGだったのか?

シンプルに、
長くやる仕事ではないと
思ったから
だ。

来る日も来る日も、電話を取り続け、
電話の内容をシステムに登録する。
この繰り返し。

オフィスの仕事が
未経験という人には、
学びはあると思うけど、
正社員でオフィスワークを
既に経験済みの人にとっては、
特に大きな学びはない。

面倒なクレーマーを
聞き流すメンタルは身につくけど、
マニュアル外の対応が必要な場合は、
上司か、電力会社社員が対応するので、
自分はただひたすら、
電話受付マシーンとなるのみ。

これが耐えられなかった。

そもそも、
長くやろうと思っていたわけじゃなくて、
妊娠するまでのつなぎのつもり
だった。
でも、自然にまかせていたら、
一向に子どもはできなくて、
気づけばコールセンターに1年以上勤めていた。

こういうこともあるので、
女性は、一生独身・子なし想定で、
仕事やキャリアを考えることを
強くオススメ
する。

筆者は、
現在は1人の子どもに恵まれたが、
夫と離婚・死別したとしても、
速やかにフルタイム復帰できるか?

という観点で、
人生設計をするように意識している。

コールセンターの仕事の話に戻るが、
条件によっては、オススメな場合もある。

例えば、
夫の転勤のスパンが短く、
定期的にある場合。
半年後に転勤があることが決まっていて、
それまでにちょっと働きたいな~、
みたいな状況であれば、
サクッと働けてサクッと辞められ、
座り仕事で時給も悪くない
ので、
選択肢の一つになるだろう。

NG例③一般事務(派遣社員)

最後のNG例は、当記事執筆時に
在職中の、一般事務(派遣社員)だ。
年末に、税理士事務所へ
転職することが決まっている。

この仕事は、
転勤で今住んでいる場所に
引っ越してきたとき、
派遣会社に軽い気持ちで登録したら、
すぐに紹介されて、見つけた仕事。
妊娠・出産を挟んで2年以上、
お世話になっている。

仕事選びにおける数々の失敗から、
派遣社員を選んだ理由は、
契約が基本的に3か月ごとなので、
転勤が決まっても辞めやすい
から。

また、コールセンターはもう嫌だったのと、
相変わらず子どもがいなかったので、
独身時代の職業であるSEに近い仕事に、
また戻ろうと考えたのだ。

だから、派遣会社への希望も、
IT系志望で出していたんだけれど、
田舎だからか?
一般事務を提案されて、
居心地が良かったので現在に至る。

派遣会社=フルタイム
というイメージが強かったので、
扶養内でも派遣という選択肢がある、
ということは新たな発見だった。
全国に展開している大手の派遣会社なので、
有給などのシステムも、しっかりしている。

では、なにがNGだったのか?

仕事内容が、
積み重なっていくものではないから。

これは、NG例①②にも共通することだけど、
何年働いて、キャリアを積み重ねたとしても、
自分の単価が大幅に上がることは、ない。

また、夫が転勤する度に、
職場を退職し、新天地で
仕事を見つける必要が生じる。

その際に、積み重ねたキャリアよりも、
年齢を重ねていることがデメリットとなり、
仕事を見つけることが、
どんどん困難に
なっていくだろう。

では、どうする?

上記書籍がわかりやすいが、
仕事を積み重ねることで、
他人には代替が難しいスキル(≒専門性)
を積み上げる(=労働の資産化)ことができれば、
自分の価値を上げることができる。
もちろん、ここでいるスキルとは、
社会から需要が高いもの、という前提だ。

これは、全ビジネスパーソンに
必要なことなんだけれど、
転勤族妻にとっては、特に重要だ。

全国各地、田舎であっても需要があり、
転勤による引っ越しや、出産・育児で
キャリアが細切れになったとしても、
スキルを積み上げることができる、
そんな仕事が、転勤族妻にとっての、
最適解だと、筆者は確信している。

転勤族妻だけど、仕事もあきらめたくない。
そんな方は、ご参考ください。


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